かぐらうた神楽歌
- 歌謡
- 場所: 摂津
概要
【作者】
未詳。
【成立年】
西暦1000頃か。
【作品概要】
庭火を焚き、清浄な場を作り、「榊」「葛」などの採物を持って神を招く歌。
【備考】
神に捧げる楽を「神楽歌」と呼ぶならばその起源は古く、古墳時代までにさかのぼるが、『古今集』や『拾遺集』に見られる宮廷神楽について言えば、奈良時代から平安時代初期にかけての形をなしたと見てよかろう。そのような神楽歌を集成したものに『鍋島家本神楽歌』『信義本神楽歌』『承徳本古謡集』などがある。
兵庫県との関係
「猪名の湊」を詠む。
もっとくわしく知るために
日本歌謡圏史 正・続 至文堂 志田延義
テキスト
日本古典文学大系古代歌謡集 岩波書店
新編日本古典文学全集神楽歌・催馬楽・梁塵秘抄・閑吟集 小学館