橘為仲朝臣集
- 作者:能因法師
内容
四月のつごもりがたに、淡路にくだるに、川尻にて、夜、かたわらなる船に、能因入道が下り合ひて、物語するに、さかづきをとりて、能因入道
五月(さつき)待つ難波(なには)の浦のほととぎす海人(あま)の栲縄(たくなは)繰りかへし鳴け
このほど、ほととぎす鳴き渡りき。
場所
淡路 (あわじ)
常設展示
四月のつごもりがたに、淡路にくだるに、川尻にて、夜、かたわらなる船に、能因入道が下り合ひて、物語するに、さかづきをとりて、能因入道
五月(さつき)待つ難波(なには)の浦のほととぎす海人(あま)の栲縄(たくなは)繰りかへし鳴け
このほど、ほととぎす鳴き渡りき。
淡路 (あわじ)