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道ゆきぶり

  • 作者:今川了俊

内容

 打出の浜うち過ぐれば、在五中将の「我が住むかた」といひけむ芦屋の里になりぬ。それよりこなたに磯際近き松かげに、玉垣神さびて、鳥居など立てるところあり。北野の宮の、この所に影向(やうがう)し給ひてよりのち、御影(みかげ)の松原と申すなるべし。
  君がためくらかるまじき心には神も御影をうつさざらめや

場所

御影の松原 (みかげのまつばら)

現在地

神戸市東灘区御影あたりの海岸

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