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道ゆきぶり

  • 作者:今川了俊

内容

須磨になりぬ。所のさまは、あながちに、これぞと目とどまるばかりのふしはなけれども、山かたかけたる家どもの、物はかなげに、柴垣(しばがき)うちしつつ、竹の簀垣(すがき)のふし、にくげに見えたるも、かの昔の御座所(おましどころ)のさま、思ひよそへられたり。ここぞ関屋の跡とばかりいへど、この頃は、荒れたる板屋だになく、まいて守(も)る人もなかりき。

場所

須磨 (すま)

現在地

神戸市須磨区

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