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万葉集

  • 巻号:巻十五
  • 作者:遣新羅使人

内容

朝されば 妹が手にまく 鏡なす 御津の浜びに 真楫しじ貫き 韓国(からくに)に 渡り行かむと ただ向ふ 敏馬(みぬめ)をさして 潮待ちて……吾妹子に 淡路の島は 夕されば 雲居隠りぬ さ夜ふけて 行方を知らに 吾が心 明石の浦に 船泊めて……朝凪に 船出をせむと 船人も かこも声よび 鳰鳥の なづさひ行けば 家島は 雲居に見えぬ ……

場所

敏馬 (みぬめ)

現在地

神戸市灘区岩屋町付近。神戸港の東方。阪神電鉄岩屋駅の近くに敏馬神社がある。平安時代には漢字表記を「としま」と訓んで、「としまがさき」などと詠まれた。

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