万葉集
- 巻号：巻六
- 作者：山部赤人
内容
味さはふ 妹が目離れて 敷栲の 枕もまかず 桜皮（かには）まき 作れる舟に 真楫貫き わが漕ぎ来れば 淡路の 野島も過ぎ 印南端（いなみつま） 辛荷の島の 吾家を見れば 青山の 其処とも見えず 白雲も 千重になり来ぬ 漕ぎ廻（た）むる 浦のことごと 行き隠る 島の崎崎 隅も置かず 思ひそわが来る 旅の日長み
場所
野島 (のじま)
現在地
兵庫県津名郡北淡町野島。淡路島西側だが、最北端の岩屋町から四キロメートルの位置にあたる。
常設展示
味さはふ 妹が目離れて 敷栲の 枕もまかず 桜皮（かには）まき 作れる舟に 真楫貫き わが漕ぎ来れば 淡路の 野島も過ぎ 印南端（いなみつま） 辛荷の島の 吾家を見れば 青山の 其処とも見えず 白雲も 千重になり来ぬ 漕ぎ廻（た）むる 浦のことごと 行き隠る 島の崎崎 隅も置かず 思ひそわが来る 旅の日長み
野島 (のじま)
兵庫県津名郡北淡町野島。淡路島西側だが、最北端の岩屋町から四キロメートルの位置にあたる。
