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万葉集

  • 巻号:巻十五
  • 作者:遣新羅使人

内容

筑紫に廻(かへ)り来りて海路より京に入らんとし、播磨国の家島に到りし時に作る歌五首
家島は名にこそありけれ海原を吾が恋ひ来つる妹もあらなくに
草枕旅に久しくあらめやと妹に言ひしを年の経ぬらく
吾妹子を行きて早見む淡路島雲居に見えぬ家つくらしも
ぬばたまの夜明かしも船は漕ぎ行かな御津の浜松待ち恋ひぬらむ
大伴の御津の泊に船泊てて龍田の山を何時か越え行かむ

場所

家島 (いえしま)

現在地

兵庫県飾磨郡家島町。姫路市の南部、飾磨港の西南にある群島。

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