土佐日記
- 作者:紀貫之
内容
丗日。雨風ふかず。「海賊は夜あるきせざなり」とききて、よなかばかりに船をいだして、阿波の水門をわたる。よなかなれば、西東もみえず。男女、からく神ほとけをいのりて、この水門をわたりぬ。寅卯のときばかりに、沼島(ぬしま)といふところをすぎて、多奈川といふところをわたる。からくいそぎて、和泉の灘といふところにいたりぬ。
場所
沼島 (ぬしま)
現在地
兵庫県三原郡。淡路島南方の小さな島
常設展示
丗日。雨風ふかず。「海賊は夜あるきせざなり」とききて、よなかばかりに船をいだして、阿波の水門をわたる。よなかなれば、西東もみえず。男女、からく神ほとけをいのりて、この水門をわたりぬ。寅卯のときばかりに、沼島(ぬしま)といふところをすぎて、多奈川といふところをわたる。からくいそぎて、和泉の灘といふところにいたりぬ。
沼島 (ぬしま)
兵庫県三原郡。淡路島南方の小さな島