謡曲「松風」
- 作者:世阿弥
内容
汐汲車。わづかなる。浮世に廻る。はかなさよ。
波ここもとや須磨の浦。月さへ濡らす。袂かな。
心づくしの秋風に。海は少し遠けれども。かの行平の中納言。「関吹き越ゆると詠め給ふ。浦わの波の夜夜は。げに音近き海士の家。里離れなる通ひ路の月より外は友もなし。
場所
須磨の浦 (すまのうら)
現在地
神戸市須磨区
常設展示
汐汲車。わづかなる。浮世に廻る。はかなさよ。
波ここもとや須磨の浦。月さへ濡らす。袂かな。
心づくしの秋風に。海は少し遠けれども。かの行平の中納言。「関吹き越ゆると詠め給ふ。浦わの波の夜夜は。げに音近き海士の家。里離れなる通ひ路の月より外は友もなし。
須磨の浦 (すまのうら)
神戸市須磨区