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古今著聞集

  • 巻号:和歌第六 道因法師広田社の夢の告に依りて歌合の事并びに左代弁実綱述懐の事
  • 作者:橘成季(たちばなのなりすえ)編

内容

同〈嘉応)二年、此歌合の事を、広田大明神海上よりうらやませ給ふよし、両三人おなじやうに夢にみたてまつりけり。道因そのよしをきゝて、又人々の歌をこひてあはせけり。題、「社頭の雪」「海上の眺望」「述懐」かくぞありける。これも俊成卿判しけり。……同歌合に、「社頭の雪」を女房の佐よみ侍りける、
  今朝見れば浜の南の宮つくりあらためてけり夜はの白雪
こののち又浜の南宮焼け給ひにけり。これも歌の徴(しるし)にや。

場所

広田 (ひろた)

現在地

西宮市広田町広田神社の地

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