むらかみ ひょうひつ村上 氷筆
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昭和18~ (1943~)
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ジャンル:
川柳作家
- 出身:福岡県八女市
PROFILE
兵庫県神戸市に在住。
昭和18年(1943)、福岡県八女市(当時、福島町)生まれ。
中学時代より文芸に興味を持つ。新聞部員(小~高)であり、中学3年頃より氷筆というペンネームを使い始める。正式に川柳を始めたのは昭和48年(1973)より。昭和53年(1978)ふあうすと川柳社同人となり、平成10年(1998)ふあうすと川柳社運営理事。平成12年(2000)から神戸川柳協会理事、兵庫県川柳協会常任理事となる。平成14年(2002)神戸芸術会議文学部門(川柳)に加入し、平成15年(2003)ふあうすと川柳社句会部長をつとめる。各地句会に出席し、選者、講師等をつとめる。DNAから大宇宙まで詠めぬものはない人間川柳の魅力を多くの人に知ってもらい、できれば川柳を作っていただきたいと願っている。
現、灘高等学校教諭。
【代表句】
落丁にする失恋の一頁
再就職決まった父と酌み交す
掌を温め母に触っている介護
冬は嫌い黙祷ばかり連れてくる
風狂は淡墨桜見た日より
《 略年譜 》
年 | 年齢 | 事項 |
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1966 | 22 | 兵庫県立鈴蘭台高等学校着任。 |
1973 | 29 | 兵庫県立長田高等学校着任。職場川柳会に入会。きやびん川柳会に入会。 |
1978 | 35 | ふあうすと川柳社同人。 |
1980 | 37 | 箏、三弦名取(村上井響) |
1983 | 39 | 灘高等学校着任。 |
1985 | 42 | 鳥光川柳句会発会準備に参画。 |
1995 | 52 | 3月、阪神淡路大震災に関する、TBS〈ザ・フレッシュ〉全国ニュースの最終画面に「見ておれよ神戸は不死鳥天翔る」の句が採用される。7月、「読売書法展」(京都市立美術館)に出品された書家、倉橋奇艸氏の揮毫により、「死生観ぐわらりと変えた震度七」等5句が発表される。 |
1998 | 55 | ふあうすと川柳社運営理事。 |
2000 | 57 | 神戸川柳協会常任理事。兵庫県川柳協会常任理事。 |
2002 | 59 | 神戸芸術文化会議文学部門(川柳)に加入。 |
2003 | 60 | ふあうすと川柳社句会部長。 |
2004 | 61 | 鳥光川柳句会編集・運営に当たる。 |
- 兵庫県との関係
- 在住(神戸市)
代表作品
作品名 | 刊行年 | 版元 | 備考 |
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ふあうすと50周年記念同人句集 | 1979 | ふあうすと川柳社 | |
古典博士(共著) | 1990 | 明治書院 | |
ふあうすと65周年記念同人句集 | 1994 | ふあうすと川柳社 | |
パタスタ漢文 | 2000 | 旺文社 | |
古語辞典(共著) | 2001 | 旺文社 | |
高等学校国語総合(共著) | 2003 | 旺文社 | |
ふあうすと75周年記念同人句集 | 2004 | ふあうすと川柳社 | |
高等学校古典(共著) | 2004 | 旺文社 | |
国語辞典(共著) | | 明治書院 | |
全国川柳作家年鑑(毎年) | | ふあうすと川柳社 | |
受賞歴
受賞年 | 受賞内容 | 受賞作品 |
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1995 | きやびん席題コンクール(年間)第1位 | 倦怠期忘れたはずの人を恋う 他 |
2001 | 鳥光賞 | 大人でしょ恋の遊びをしませんか |
2002 | 中日新聞社大賞 | かしこからかすかに匂い立つ野心 |
2002 | 西宮市民文化祭参加川柳大会 地賞 | 真夜中の鏡に映るわが魔性 |
2004 | 神戸市会議長賞 | 無機質の砂が命を語りだす |
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