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兵庫ゆかりの作家

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おおえのまさふさ大江匡房

  • 長久二年~天永二年

PROFILE

【略歴】
大学頭成衡の子。母は橘孝親の娘。曾祖父母に大江匡衡・赤染衛門がいる。後三条・白河・堀河天皇三代の侍読。大宰権帥を兼任しため、大江氏の「江」と権帥の「帥」をとって「江帥」と号する。故実書『江記』、『江家次第』をはじめ『遊女記』『江談抄』『続本朝往生伝』など多くの著述を残している。和歌にも秀れ、白河・堀河・鳥羽三代の大嘗会和歌作者であり、承暦2年(1078)『内裏歌合』をはじめ多数の歌合に出詠。

【関係】
承保元年(1074)に「大嘗会主基方和歌(丹波国)」で「ひをきのさと」を詠む(夫木抄)。また後拾遺集12の「高砂の尾上の桜咲きにけり」は有名。

もっと詳しく知るために
人物叢書 新装版 大江匡房 川口久雄 吉川弘文館
冷泉家時雨亭叢書 第18巻 平安私家集 5 江帥集 田中登解題 朝日新聞社

文学碑

場所 碑文
伊丹市昆陽北1丁目西天神社境内 津の國の蘆の葉凌ぎ降る雪に 昆陽の篠屋も埋もれにけり           大江匡房卿作
丹波市氷上町成松甲賀山甲賀公園 たかをかに群れゐる人も諸共に千代契りしわかなをぞつむ
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