えんしゅう遠舟
- 承応2~ (1653~)
- ジャンル: 俳人
PROFILE
【兵庫県との関係】
延宝8年(1680)春の須磨寺上野山福祥寺における敦盛五百回忌記念の本尊御開帳にあたって俳諧撰集『太夫桜』を編む。書名は、無官太夫敦盛に因むもの。因みに、敦盛の没したのは寿永3年(1184)2月であって敦盛年忌としては予修となる。
【略歴】
大坂の人。宗因門。別号・東柳軒朧麿。西鶴とも親交があった。歌舞伎など劇場関係者の門人も多く、能書家の和気仁兵衛と同一人物かともされる。元禄末年ごろに没か。
――花さびし敦盛の後家枕の嶺――(『太夫桜』)
- 兵庫県との関係
- 訪問 須磨寺
- もっと詳しく知るために
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元禄の大坂俳壇 櫻井武次郎 1979 昭和54年 前田書店
須磨寺御開帳古俳書集 大谷篤蔵編 1984 昭和59年 ジュンク堂
代表作品
作品名 | 刊行年 | 版元 | 備考 |
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太夫桜(俳諧撰集) | 1680 | 収録:『須磨寺御開帳古俳書集』 | |
八重一重(俳諧撰集) | 1692 | ||
すがた哉(俳諧撰集) | 1692 | 収録:『近世文学資料類従 古俳諧編36』(影印) | |
しらぬ翁(俳諧撰集) | 1693 |