かいきん貝錦
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- ジャンル: 俳人
PROFILE
【兵庫県との関係】
今井梅史(生没年未詳)や武村沙月(元禄15年[1702]~天明5年[1785]12月25日)と共に福原俳壇の先駆者。梅史は大坂の来山ついで布門に俳諧を学ぶ。沙月も布門門で貝錦の叔父。
【略歴】
明和8年(1771)の蕪村歳旦帖から当時40歳を越えたばかりであったと考えられ、翌年の『其雪影』に入集しないことからそのころ没したと推察される。
宝暦11年(1761)刊の摂津中山寺奉納『三千燈』への入集が俳諧活動の初見とされる。
貝錦が明和6年2月に生田神社に奉納した「俳諧連歌」額は嘯山・蕪村・太祇・几掌ら京大坂の錚々たる連中が顔を並べている。
嘯山の『俳諧新選』(安永2年)には22句が入り、嘯山は有馬紀行『たゝび越』(安永8年)で追悼の句を録している。
――紅梅の匂ひや古き宮造――(生田神社「奉納俳諧連歌」)
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- 居住 福原
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- 摂西兵庫俳諧史 坂井華渓 1959 昭和34年 みるめ書房