しげのり重紀
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- ジャンル: 俳人
- 出身:伊丹
PROFILE
【兵庫県との関係・略歴】
詳しい伝記はわかっていないが、『崑山集(こんざんしゅう)』(明暦2年(1656)刊)や『玉海集(ぎょっかいしゅう)』(同年刊)、『玉海集追加』(寛文7年(1667)刊)に句を載せられているので、伊丹俳壇のごく初期の俳人ということができる。『在岡俳諧逸士伝』には、貞徳を師として連歌もよくしたという。
重紀の次男の三紀(?~元禄11年(1698)没)は後に木兵(もくへい)、猿風(えんぷう)を名乗り、上島鬼貫とともに伊丹俳壇の中心的存在となった。
このように岡嶋家は、伊丹風俳諧を考える上で重要な家柄であり、重紀はその基を作った人といえる。
――大内や太古にまさる御代の春―― 重紀
――こちらむいてあつちへあゆむ田うへ哉―― 三紀
- 逝去地
- 伊丹
- 兵庫県との関係
- 居住