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兵庫ゆかりの作家

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おつかん乙貫

  • ジャンル: 俳人
  • 出身:淡路国小榎並

PROFILE

【兵庫県との関係と略歴】
淡路国小榎並に生まれる。
 蕉門の嵐雪の家は、祖父の弥次兵衛の代に淡路から江戸に移住したが、その際、三男山三郎を弥次兵衛の兄の次郎右衛門の養子とした。その山三郎の孫か曾孫あたりがこの乙貫にあたると推察される。
 乙貫は、以前から各地俳人に句を募っていたが4000章ほど集まったので、河内国佐太の黛山窟蝸天に選を乞うて、選ばれた200章を天明6年(1786)春に*(「いしへん」に「殷」)馭盧嶋太神宮(今の三原町榎列)に奉納、併せて『おのころじま集』と題して刊行した。
 乙貫は、宝暦6年(1756)に虎州と共同で嵐雪五十回忌追善集『一葉塚』も編んでいる。

――春なれややけ山越の人通り――(『おのころじま集』)

兵庫県との関係
居住 淡路国小榎並(現・三原町榎列)

代表作品

作品名刊行年版元備考
一葉塚(俳諧撰集)1756
おのころじま集(俳諧撰集)1786収録:『天明俳書集第7巻』(影印)
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