ごあん梧庵
- ~天保12
- ジャンル: 俳人
- 出身:淡路島
PROFILE
【兵庫県との関係・略歴】
中谷氏。淡路島柳沢村に生まれる。播磨の医師について医術を修め、一時は尼崎藩の祐筆を務めたこともある。諸国巡歴の後、栗の本青蘿(せいら)に師事。青蘿の没後は栗の本を継いだ玉屑(ぎょくせつ)についた。文政9年(1826)に玉屑が没したときには、河内国天河で医を業としていたが、門人の要請で栗の本を継ぐこととなり、加古川の栗本庵に入った。玉屑三回忌追善集『月物集』を出版している。また、青蘿・玉屑に引き続き、二条家俳諧宗匠も務めた。生前に栗の本の号と庵を可大に譲った後、河内国交野に移り、天保12年(1841)に同地で没した。
――撫子の花にしみ込なみだかな――(『水の月』)
- 逝去地
- 河内(大阪府交野市)
- 兵庫県との関係
- 生誕 淡路
- もっと詳しく知るために
- 加古川地方の文芸と教育(『加古川市史』第2巻) 富田志津子 1994 平成6年
代表作品
作品名 | 刊行年 | 版元 | 備考 |
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月物集(俳諧追善集) | 1828 |
文学碑
場所 | 碑文 |
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淡路市一宮町岩上神社 | ふるさとや千鳥聞きつゝ寝ぬくもる 梧庵 |