木蘭 1918年  第12回文展  DIC川村記念美術館蔵

豪腕画人 関雪登場

本展覧会は、兵庫県ゆかりの日本画家、橋本関雪の生誕130年を記念して開催します。橋本関雪は1883(明治16)年、旧明石藩の藩儒であった橋本海関を父として、現在の神戸市中央区に生まれました。12歳から日本画を学びはじめ、1903(明治36)年竹内栖鳳の画塾竹杖会に入門し、研鑽を積みました。1908(明治41)年の第2回文展で初入選、その後文展で入選、受賞を重ね、やがて官展の代表的画家としての 地位を確立します。

漢学の深い教養にもとづき中国の古典に取材した数々の作品を発表したほか、石濤や八大山人などの明末清初の文人画家に傾倒し東洋画の本質を南画に見出した関雪は、新南画とよばれる新領域を拓きました。また動物画にも優れた力量を発揮、多くの名作を残しています。

1977(昭和52)年に兵庫県立近代美術館で開催して以来、36年ぶりとなるこのたびの回顧展では、初期から晩年までの代表作約70点を展示、大正から昭和前期にかけて日本の絵画界の第一線で活躍した関雪の絵画の真髄に迫ります。

本展のみどころ

当館では36年ぶりの開催

橋本関雪の生誕の地、神戸で開催するのは、1977(昭和52)年に兵庫県立近代美術館で開催した「橋本関雪展」以来、実に36年ぶりに開催する回顧展です。

初期から晩年までの代表作が集結

本展は、会期34日間、当館のみで開催します。(巡回はいたしません)単独開催ということもあり、全国の所蔵家から多くの名作の出品が叶いました。またごく一部の作品をのぞき展示替えは行いません。関雪の名品が一堂に会する貴重な機会となります。

回顧展初出品の作品や、新発見の作品なども展示

官展に出品された大作のほか、各地の所蔵家のご協力により、回顧展に初出品される作品や、関雪のごく初期の珍しい作品なども展示します。

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開催概要・観覧料

2013年914日(土)〜1020日(日)

兵庫県立美術館 企画展示室

休館日:9月17日(火)、24日(火)、30日(月)
開館時間:午前10時〜午後6時(金・土曜日は午後8時)入場は閉館30分前まで

料金(消費税込)

観覧料 当日料金 前売料金 団体割引料金
(20名以上)
一般 1,300円 1,100円
大学生 900円 700円
高校生・65歳以上 650円 550円
中学生以下 無料
※障害のある方とその介護の方1名は各当日料金の半額(65歳以上を除く)。
※割引を受けられる方は、証明できるものをご持参ください。
※コレクション展の観覧には別途観覧料金が必要(本展とあわせて観覧される場合は割引あり)

当日券:

チケットぴあ(Pコード:765-799)ローソンチケット(Lコード:55581)セブンチケット(セブンコード:025-215)
その他京阪神の主要プレイガイドなどで販売しています。
当日券取扱所の詳しい情報はこちら

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関連イベント

ギャラリー・トーク

関雪の絵を見る

講 師 橋本眞次氏(白沙村荘橋本関雪記念館理事長・橋本関雪曾孫)
日 時 平成25年(2013)10月6日(日) 午後2時より約60分
会 場 企画展示室(定員50名程度)
参加希望者は、当日午後1時55分に展覧会入口に集合
聴講無料 (要展覧会観覧券)

記念講演会

発想力 − 芸術の力

講 師 安藤忠雄氏
日 時 平成25年(2013)9月21日(土) 午後3時より
会 場 ミュージアムホール(定員250名)
聴講無料(要展覧会観覧券)
当日午後1時よりホワイエにて整理券(お一人様2枚まで)配布予定
※開場は講演時間の30分前
★安藤忠雄氏の直筆サイン入り著作を抽選で10名にプレゼント
※終了しました。

記念講演会

橋本関雪の南画における西洋と中国

講 師 稲賀繁美氏(国際日本文化研究センター教授)
日 時 平成25年(2013)9月22日(日) 午後2時より約90分
会 場 ミュージアムホール(定員250名)
聴講無料(要展覧会観覧券)
兵庫県立美術館芸術の館友の会共催/優先席を用意
※終了しました。

その他のイベントについては下記をご覧ください。

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生誕130年 橋本関雪展

主催:兵庫県立美術館、朝日新聞社
後援:公益財団法人伊藤文化財団、兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会、Kiss FM KOBE
協賛:一般財団法人 みなと銀行文化振興財団
協力:公益財団法人 橋本関雪記念館

白沙村荘 橋本関雪記念館