映像作品《海の幸・戦場の頂上の旗》2010年より
 森村泰昌 なにものかへのレクイエム―戦場の頂上の芸術

3月9日更新
 Morimura Yasumasa  A Requiem: Art on Top of the Battlefield 2011年1月18日(火)〜4月10日(日)
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  森村泰昌(1951− )は、大阪を拠点に国際的な活躍を続ける美術家です。名画の登場人物や女優などに自らが「なる」というユニークな手法で、80年代より一貫してセルフポートレートの写真作品に取り組み、内外で高い評価を得てきました。本展では、20世紀の男たちをテーマとする最新シリーズ〈なにものかへのレクイエム〉を、完全版で紹介します。
美術史や女優をとりあげたこれまでの作品では、女性に変身するイメージの強かった森村。今回のシリーズでは一転して、三島由紀夫やゲバラ、アインシュタインやピカソなど、戦争と革命の20世紀を生きた男たちの姿に挑みました。さらに「硫黄島の星条旗」など、歴史的瞬間をとらえた報道写真を題材に、独自の解釈で過去を検証し、現代に甦らせます。
このシリーズは2006年に最初の作品が発表されて以降、森村の新境地として話題を集めてきましたが、地元関西では今回が初の展示となります。レクイエム、それは過ぎ去った人物や時代への哀悼と敬意をこめつつ、その姿を未来へ伝えること、と森村は言います。森村の作品世界を通じ、20世紀という時代にあらためて触れることが、21世紀の私たちにとって今そして未来への手がかりを得る機会となれば幸いです。

休館日 月曜日 ただし3月21日(月・祝)は開館し、翌22日(火)休館
開館時間 10:00〜18:00(金・土は夜間開館〜20:00)入場は閉館30分前まで
主催 兵庫県立美術館、産経新聞社、神戸新聞社
後援 兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会、関西テレビ放送、サンケイスポーツ、夕刊フジ、サンケイリビング新聞社、
サンテレビジョン、ラジオ大阪、ラジオ関西
協賛 株式会社資生堂、富士フイルム株式会社、株式会社ニコン、株式会社ニコンイメージングジャパン
協力 NECディスプレイソリューションズ株式会社、写真弘社、ShugoArts、財団法人草月会
観覧料 一般1200(1000)円、大学生900(700)円、高校生・65歳以上600(500)円、中学生以下無料
※( )内は、前売料金及び20名以上の団体割引料金(高校生・65歳以上は前売なし) 
※障害のある方とその介護の方(1名)は各当日料金の半額(65歳以上除く)
※割引を受けられる方は、証明できるものを持参のうえ、会期中美術館窓口で入場券をお買い求めください。
※コレクション展の観覧には別途観覧料金が必要(本展とあわせて観覧される場合は割引あり)
■前売り券発売場所:チケットぴあ(Pコード:764-446)、ローソンチケット(Lコード:56895)ほか京阪神の主要プレイガイドなど

 森村泰昌(もりむら・やすまさ)略歴

1951年大阪生まれ、京都市立芸術大学卒業。
1985年、ゴッホの自画像に自らが扮するというセルフポートレイトによる写真作品を発表。1988年、「ヴェネツィア・ビエンナーレ・アペルト’88」に出品、以後、国内外で多数の展覧会に参加。
古今東西の名画を題材にした〈美術史シリーズ〉、往年の名画女優による〈女優シリーズ〉などの写真作品を中心に、一貫してセルフポートレイトの表現を追求。また映画や演劇にも出演。著作も多い。

公式ホームページ
森村泰昌芸術研究所 http://www.morimura-ya.com/

2010年度コレクション展3小企画「その他」のチカラ。森村泰昌の小宇宙 2010年11月20日(土)〜2011年3月13日(日)コレクション展でも森村泰昌の小企画展を開催しています。

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