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本展は、神戸の前衛的な美術グループ、「JAPAN KOBE ZERO」の活動に焦点を当てます。
同グループは、古川清をリーダーとして、榎忠、松井憲作たちによって1970年に結成されました。もともとデッサン教室での活動でしたが、その中から先鋭的な表現を行う動きが生まれました。街中で大規模なパフォーマンスを行ったり、美術の枠を破るような展示を行ったりしました。1975年には兵庫県立近代美術館での「アート・ナウ」に参加し、松の木がピロティから屋上に突き抜けたかのような作品を出品しています。集団での活動ゆえに多彩なアイデアと旺盛なエネルギーが生まれましたが、メンバーの入れ替えもあり、1979年頃に解散しました。
《白布 400 ㎡》1972年
グループのメンバーからの聞き取りによって主な活動をまとめ、当時の写真や印刷物、展示物の一部、記事が掲載された雑誌などの資料展示によって紹介します。
みどころ
■ 1970 年代の前衛グループ、JAPAN KOBE ZERO の活動の全貌がはじめて明らかに。
■ 珍しい写真や映像のほか、図面や準備ノートなど様々な資料を集めて、大公開。
■ 「元メンバーによる座談会」を開催し、貴重な声を含めて、JAPAN KOBE ZEROの活動を立体的/多角的に紹介。
関連イベント
■ 学芸員によるギャラリ―トーク
11月19日(日)
午後4時~(約45分)
展覧会場にて(エントランスホール集合)
参加無料