ポラロイド写真を用いた澤田知子の初期代表作など今年新たに館蔵品に加わった作品の中から目玉作品をご披露します。なかでもヤノベケンジの《Ferris Wheel》は、チェルノブイリ原発事故を主題とする一連のヤノベ作品の中でもモニュメンタルな存在感を示し、必見です。
澤田知子《ID400》1998年
ゼラチンシルバープリント
ヤノベケンジ《FERRIS WHEEL》2007年
鉄、FRP、ネオン、モーター、他 Photo by Seiji Toyonaga
© Kenji Yanobe
Photo courtesy YAMAMOTO GENDAI
新収蔵品と旧館蔵品が展示室で顔合わせ。この部屋では、神戸風景を刻み続けた木版画家・川西祐三郎の代表作を父である川西英の戦前作品と、神戸出身の幻想画家・山本六三の銅版画を19世紀末象徴主義の巨匠マックス・クリンガーの作品とそれぞれ見比べていただきます。
川西祐三郎《神戸大橋》
1971年 木版・紙
山本六三《ペレアスとメリザンド》
1978年 エッチング・紙
新収蔵品と旧館蔵品が展示室で顔合わせ。この部屋では、現代を代表する具象彫刻家・舟越桂の傑作を父である舟越保武の名作と見比べていただくほか、新たにコレクションに加わった小出楢重、桑山忠明、横尾忠則らの作品を既存の館蔵作品と並べて展示します。
舟越桂《消えない水滴》
1986年 楠、彩色、大理石
小出楢重《喇叭のある静物》
1924年 油彩・布
19世紀のロダンから20世紀後半のシーガルまで、海外の彫刻家たちによる作品約10点を展示しています。
また、展示室の東側では、震災からの文化復興のシンボルである当館の建築設計者である安藤忠雄による様々な復興プロジェクトを、建築模型などでご紹介しています。
明治から昭和中期にいたるまでの洋画の流れを代表的な館蔵品によって紹介するとともに、日本画の名品を前期と後期に分けてご覧いただきます。
神中糸子《桃太郎》
村上華岳《観世音菩薩施無畏印像》
1928年(9月11日までの展示)
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