


金山平三は兵庫県神戸市元町に生まれ、1909(明治42)年東京美術学校を首席で卒業、その後約4年間の欧州滞在を経て、文展、帝展を中心に作品を発表、審査員を務めるなど第一線で活躍しました。1935(昭和10)年の帝展改組による画壇の混乱を機に中央画壇から身を引き、後半生は精力的に日本各地を旅し、四季折々の日本の自然風土を傑出した筆づかいと豊かな色彩で描きました。
本展では、師や友との交流、列車を乗り継いでたどった足跡、明治神宮聖徳記念絵画館の壁画の仕事や芝居絵制作の取り組みなどさまざまな視点から金山平三の画業を紹介します。激動の20世紀前半、時代と四つに組み、真摯に絵画と向き合い近代日本美術に大きな功績をのこした画家、金山平三の生誕140年を記念し開催する展覧会です。
1
変化する様式。
作品本位で考える「画家」の一生とは?
作品本位で考える「画家」の一生とは?

30歳代の金山平三
2
孤高の画家というのはホントウか?

帝展審査員たちと
3
毎年同じ時期に同じところへ
出かける写生旅行、
それはまさしく仕事のための通勤
出かける写生旅行、
それはまさしく仕事のための通勤

瀬戸内海沿岸での写生
4
静物画が支えた画家の生活、
踊りと芝居が支えた制作の数々
踊りと芝居が支えた制作の数々

アトリエで芝居絵制作中
出会いと、旅と、人生と。ある画家の肖像
日本近代洋画の巨匠 金山平三と同時代の画家たち
日本近代洋画の巨匠 金山平三と同時代の画家たち
KANAYAMA HEIZO A RETROSPECTIVE
会期
2023年6月3日[土]-7月23日[日]休館日
月曜日(ただし7月17日[月・祝]は開館、翌18日[火]は休館)
開館時間
午前10時-午後6時入場は閉館30分前まで
会場
兵庫県立美術館 企画展示室→ アクセス
主催 | 兵庫県立美術館、神戸新聞社 |
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協賛 | 公益財団法人伊藤文化財団、 一般財団法人みなと銀行文化振興財団 |
特別協力 | 公益財団法人日本教育公務員弘済会 兵庫支部 |
助成 | 芸術文化振興基金![]() |
観覧料
当日 | 団体 20人以上 |
前売 6/2まで |
||
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一般 | 1,600円 | 1,400円 | 販売終了 | |
大学生 | 1,200円 | 1,000円 | 販売終了 | |
高校生以下 | 無料 | - | ||
70歳以上 | 800円 | 700円 | - | |
障がいのある方 一般 | 400円 | 350円 | - | |
障がいのある方 大学生 | 300円 | 250円 | - |
※事前予約制ではありません。混雑時は入場制限を行いますので、お待ちいただく場合があります。
※団体は20名以上。団体鑑賞をご希望の場合は1か月前までにご連絡ください
※障がいのあるかた1名につき、介助者1名は無料です。
※一般以外の料金でご利用される方は証明書を当日ご提示ください。
※コレクション展は別途観覧料が必要です(本展とあわせて観覧される場合は割引があります)。
※7月11日(火)~7月17日(月・祝)はひょうごプレミアム芸術デーのため入場無料。
主なチケット販売場所
- イープラス
- ローソンチケット(Lコード:52370)
- チケットぴあ(Pコード:686-440)
- セブンチケット(セブンコード:100-228)
- CNプレイガイド
- 楽天チケット
- アソビュー!
講演会
6月11日(日)14時~15時30分(開場:13時30分)講師: | 志賀秀孝氏(前・府中市美術館副館長補佐兼学芸係長)) |
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演題 | 金山平三が見つめた風景の地平線(仮題) |
場所: | ミュージアムホール(定員125名)※先着順 |
学芸員によるレクチャー
6月17日(土)、24日(土)、7月22日(土)15時~15時45分
場所: | レクチャールーム(約50席)※先着順 |
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ミュージアム・ボランティアによるレクチャー
会期中の毎週日曜日 11時~11時15分場所: | レクチャールーム(約50席)※先着順 |
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こどものイベント
7月16日(日)詳細が決まり次第当館ホームページにてお知らせします。
問い合わせ先:こどものイベント係(TEL:078-262-0908)

「出会いと、旅と、人生と。 日本近代洋画の巨匠 金山平三と同時代の画家たち」
2,200円(税込)
判型:A4変形168ページ カラー図版141点 英文冊子(32ページ)付き
デザイン:アート印刷株式会社 山本達也