「Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー」展図録の記載内容に誤りがございま
した。正しくは以下の通りです。謹んでお詫び申し上げますとともに、訂正いたします。
正誤表(pdf)
毎週日曜日11時から実施しておりますミュージアム・ボランティアによる解説会。 好評につき、3月17日(日)は、11時30分からも実施いたします。
展覧会の見どころをコンパクトに、かつわかりやすくご案内しております。
ぜひご参加ください!
■3月17日(日)
ミュージアムボランティアによる解説会(11:00~、11:30~)約15分
※定員100名、レクチャールームにて 聴講無料
KDUヒーローズ、タカレンジャーと、ヒーローのつづけての登場にわいた兵庫県立美術館にまたもやヒーローが出動します。その名はコーダイガー!
しりあがり寿さんの作品《ヒーローの皮》では、衣装だけがぶらさがっていた彼らですが、まさかの兵庫県立美術館に「ご本人登場」です。彼らのプロフィールは下記の公式サイトをご覧ください。
公式HPはこちら
彼らと出会えるチャンスは以下のとおり。
午前10時から午前11時頃まで 1階エントランスホールまたは3階特別展会場入口
午後3時から午後3時30分頃まで 3階特別展会場入口
これ以外の時間にも美術館のどこかで彼らと出会えるかも知れません。
展覧会のフィナーレを飾るコーダイガーの勇姿にご期待ください!
展覧会の中で「トピック」としてご紹介している「月光仮面と川内康範」、そして「ウルトラマンと金城哲夫」に関連したテレビ映画・番組のDVD上映会を実施します。展覧会最後の3日間の午後の開催です。参加無料(ただし展覧会の観覧券または半券の呈示が必要)ですのでみなさまふるってご参加ください!
※なお上映スケジュールAプログラムの2番目のタイトルは、都合により「第10話 舞台は廻る」に変更になりました。
【上映予定作品のご案内】
・Aプログラム「月光仮面と川内康範」関連作品
『月光仮面』は日本で最初のテレビヒーロー番組としてフィルムで製作されました。残念ながら第1話のフィルムは失われてしまっており、第2話が現存するもっとも古い作品です。この第2話は月光仮面が初登場すると言われている回であり、建設途中の東京タワーの姿が記録されている点も見逃せません。「第2部 バラダイ王国の秘宝」は東南アジアにあったとされる架空の国・バラダイ王国の財宝をめぐる物語で、敵役の「サタンの爪」は屈指の存在感を放っています。「第3部 マンモス・コング」は南極で捕獲された巨大なゴリラが、国際暗殺団によって不死身の怪獣に改造されて東京を襲うという筋書きです。当時、映画館でしか味わうことの出来なかった「特撮」に果敢に挑んだ演出や本物の自衛隊が登場するなど、多くの見所にあふれています。
A-1
『月光仮面』第1部 第2話「危険重なる」
川内康範原作・脚本、船床定男 監督 宣弘社プロダクション、KRT(現・TBS) 1958年
A-2
『月光仮面』第2部 バラダイ王国の秘宝 第10話「舞台は廻る」
川内康範原作・脚本、船床定男監督 宣弘社プロダクション、KRテレビ(現・TBS) 1958年
A-3
『月光仮面』第3部 マンモス・コング 第5話「祖国のために」
川内康範原作・脚本、船床定男監督 宣弘社プロダクション、KRテレビ(現・TBS) 1958年
A-4
『月光仮面』第3部 マンモス・コング 第11話「悪は滅びる」
川内康範原作・脚本、船床定男監督 宣弘社プロダクション、KRテレビ(現・TBS) 1958年
・Bプログラム「ウルトラマンと金城哲夫」関連作品
ウルトラマンシリーズの中から、金城哲夫が脚本をつとめたエピソードを集めてご紹介します。『ウルトラQ』の「五郎とゴロー」は怪獣の定番ともいえるキングコングを彷彿とさせる巨大な猿が登場する物語。物語冒頭でさらりと説明される猿が巨大化した理由は意外なものです。『ウルトラマン』の「小さな英雄」では人気怪獣のピグモンが活躍します。ピグモンが登場する場面は、怪獣は現実にいるかもしれないとテレビの前の子供たちに感じさせる楽しいものです。『ウルトラセブン』からの「ノンマルトの使者」は、金城には珍しいシリアスな内容のもの。「人類の正義」が弱者を抑圧する危険をはらんでいることを語る物語は、今でもその輝きを失っていません。
B-1
『ウルトラQ』 第2話「五郎とゴロー」
金城哲夫脚本、円谷一監督 円谷プロダクション、TBS 1966年
B-2
『ウルトラマン』 第37話「小さな英雄」
金城哲夫脚本、満田かずほ監督 円谷プロダクション、TBS 1967年
B-3
『ウルトラセブン』 第42話「ノンマルトの使者」
金城哲夫脚本、満田かずほ監督 円谷プロダクション、TBS 1968年
DVD上映スケジュールはこちら
幻の傑作アニメと言われた「桃太郎 海の神兵」。昭和19年12月に完成の映画です。愛くるしい動物たちの動き、そしてパラシュート部隊の圧巻の降下シーンなどに目を奪われます。戦時中にこれほどまでに高い水準のアニメーションが日本で作られていたことに対して、誰もが驚嘆するでしょう。どのような作品もうまれた時代の制約から免れません。本作も、海軍省後援の国策映画ということもあり、今の感覚からすると違和感を覚える面もありますし、逆に日本人の変わらぬ美意識を改めて感じさせる部分もあります。そういう意味で、日本人のこれまでを考えるうえで、貴重な機会となる作品と言えるかもしれません。めったに鑑賞する機会がない作品ですので、ぜひ足をお運びください!(明日以降、3/8.9.10の上映です)
上映スケジュールはこちら
しりあがり寿さんの《ヒーローの皮》は展覧会の出品作の中でも一、二を争うインスタスポットとなっています。この作品につられて(!?)かどうかはわかりませんが、展覧会を盛り上げるためにヒーロー達が美術館にやってきます!出動予定のヒーローは
・勇者ライダーX(クロス)
・黒爪戦士ダークロウ
・轟戒進機ズィーベン
・氷の妖精クレイオ
の4名。登場予定の時間と場所は以下のとおりです。
11時から11時15分まで エントランスホール
16時から16時15分まで エントランスホール
いずれも約5分のミニショーの後、握手や一緒に写真をとれるグリーティングをおこないます。参加は無料です。みなさまのご参加をお待ちしています。美術館でヒーローと握手!!
※本イベントは神戸芸術工科大学特殊造形部のご協力により実施します。
この展覧会、個々の作品や展覧会全体のテーマやコンセプトはもちろんですが、会場構成もとても凝っていて、企画担当者のサービス精神を感じさせるものとなっています。展示室手前(階段室)のしりあがり寿《ヒーローの皮》は、すでに話題となっていますが、展示室入口のほうもいきなり暗幕で、そこを開けると、安部合成《見送る人々》の鋭い眼光の人物が来場者を出迎えます。(ちなみにこの作品、本展PR動画でも冒頭を飾っています。)また石川竜一《MITSUGU》が上映されている空間は独立した秘密めいた小部屋に、またChim↑Pom《BLACK OF DEATH2013》も意外なスペースが上映場所となっています(これまた暗幕の向こうです)。そして会田誠さんの巨大作品は、観る者がぎょっとするようなファーストインプレッションになるよう、巧みに配置されています(これは見てのお楽しみ)。このほか博物館のように資料展示が整然と並ぶ部屋があったり、堂々とした絵画が掛けられた展示があったり、キャプションが全てペラペラの茶色い紙だったりと、展覧会名の「マツリ☆ゴト」そのままの遊び心あふれる空間となっており、骨太の展示テーマと絶妙の組み合わせだと言えます。他館に巡回しない当館だけの自主企画。唯一無二の空間でお待ちしています。
昭和・平成の様々なジャンルの作品・資料がぎゅっと詰まった本展。それらにまつわるトピックスや見どころを美術館スタッフが紹介するコーナーを始めます。何回続くか分かりませんが、第1回はこの作品からどうぞ。
〔エルミタージュの岡本唐貴〕
本展の第一章「集団行為」で展示されている岡本唐貴の《争議団の工場襲撃》(写真)。展示されているのは1974年に岡本本人によって「復元画」として再制作された作品ですが、実は1929年当時に描かれた「オリジナル」作品がロシアのエルミタージュ美術館に所蔵されています。この作品が描かれたのち、ソ連の大使館員により買い上げられその後所在不明となっていましたが近年その存在が明らかとなりました。筆者(学芸員I)は、2年前の夏、エルミタージュ美術館別館のストレージセンターという作品の保存修復施設でそのオリジナルを見る機会を得ましたが、オリジナル作品はサイズが196×275㎝と復元画より一回り大きく、力強いタッチと激しい色づかいから若き日の岡本の息遣いが感じられるような迫力がありました。1930年代、弾圧によって短命に終った日本のプロレタリア美術運動の中核ともいえる作品が現在、エルミタージュ美術館の最新設備を備えた施設に保管されているということにこの絵画がくぐり抜けてきた激動の歴史が想起され、感慨を禁じえません。
当館で開催中の特別展「Oh!マツリ☆ゴト 昭和平成のヒーロー&ピーポー」出展作が話題の現代美術家・会田誠さん。マガジンハウス社BRUTUS最新号「死ぬまでにこの目で見たい日本の絵100」は、その会田さんが近代から古代までの日本の絵画を独自の視点で紹介するという、すごい企画となっています。ちょうど本展出品作の制作と、この特集号の企画が時期的に重なってしまい、会田さんとしてはかなりハードだったそうですが、それでも両方とも素晴らしい内容でめでたく世に出ました。紙面では、本展の内覧会直前に会田さんと一緒に撮影した「MONUMENT FOR NOTHING Ⅴ~にほんのまつり~」の会場風景もドドーンと掲載されています!実はこの作品には、ある名作が発想の源だったとか・・・・。興味のある方は、ぜひ書店で。
くわしくはこちら
特集号の詳細
当館にて開催中の「Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー」展が、1月27日(日)放送の日曜美術館アートシーンで紹介されます。しりあがり寿さんの、本展の為の新作《地蔵マンZ》などもピックアップ!
ちなみに日曜美術館本編は北川民次特集。「ヒーロー&ピーポー」展では、北川民次の作品を展示しており、「奇妙な姿 制服と仮面」の章で、北川作《白と黒》(1960)をご鑑賞頂けます。
日曜美術館で北川民次特集を見て、本展で北川の描いた昭和の「ひとびと」をじっくり鑑賞することで、より作品の理解を深めることができそうですね!
NHKEテレ1
午前9時00分~ 午前9時45分
日曜美術館「絵画は社会を変える~反骨の画家・北川民次~」
番組の詳細はこちら
(担当学芸員から一言)
本展の「戦争 悲劇と寓話」の章では北川の《鉛の兵隊[銃後の少女]》もご覧いただけます。今展でぜひともご紹介したかった作品でもありますので、こちらもお見逃しなく。
すでにネットでも評判を呼んでいる石川竜一さんによる最新作《MITSUGU》は10点の写真と40分の映像によって構成されています。こちらの映像は毎時15分から上映が始まりますのでご注意ください。
4名の作家(会田誠さん、石川竜一さん、しりあがり寿さん、柳瀬安里さん)による新作はすべて写真撮影可能です。撮影可能な作品のキャプションには「写真撮影OK」のマークが入っています。ただし、「写真撮影OK」のマークのある作品であっても、動画による撮影は禁止です。また、このマークのない作品はすべて写真も動画も撮影禁止です。ご理解とご協力をお願いします。
昨日開幕した特別展「Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー」。本展の趣旨を踏まえ、しりあがり寿さんが制作した新作のひとつはアニメ「地蔵マンZ」。豪華な声優陣と、一度聴いたら忘れられない音楽がついたモノクロ映像です。そして、この作品のポストカード8種類もミュージアムショップで発売中!(一枚150円、4枚500円、8枚900円)
今日から始まった「Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー」。本展のために現代美術家・会田誠さんが用意した回答は、この巨大作品「MONUMENT FOR NOTHINGⅤ~にほんのまつり~」です。1月8日に4tトラック2台で運び込まれ、最後には会田さん自身が黒目を描き入れて完成しました。当館の天井高7mの大空間を堂々と使い切った作品です。観る人それぞれが多様な解釈ができるこの作品、話題を呼びそうです。なお、会田さんの意向により、本作は撮影自由です。実際に会場でその威容を感じた後は、ぜひ!
いよいよ今日開幕の特別展「Oh! マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー」。昨日11日は、記者説明会及び開会式でした。荒木兵庫県副知事や新作を出品した4人の現代美術作家(会田誠さん、石川竜一さん、しりあがり寿さん、柳瀬安里さん)も出席のもと、晴れやかに開幕です。開会式で蓑館長は、「昭和・平成の約90年は、戦争もあったし、いろいろなことがあった。そういう時代をヒーローとピーポーで読み解く、今までにない企画となった。私たちは歴史をきちっと体に入れておかないと前に進めないし、子供たちに良い未来を引き継げない。それを全国に伝えたい」と挨拶しました。
会場には「のらくろ」「黄金バット」「ゴジラ」から、近現代の洋画の名作、そして現代アートなどが並び、一口では語れない大きな世界観を感じる展示となっています。担当学芸員の小林曰く、「日本人の自画像」だという本展。平成の終わりを飾るのにふさわしい展覧会となりました。ぜひ、会場へ!
1月12日に開幕の特別展「Oh!マツリ☆ゴト 昭和・平成のヒーロー&ピーポー」。年末から設営を進めていますが、年が明け、「私たちの時代の表現」の4人の現代美術作家も順次来館、仕上げの作業を行っています。(写真の上から順に、柳瀬安里さん、会田誠さん、石川竜一さん、しりあがり寿さん)
いずれも、今の時代において、歴史を学び、現実を知り、「ピーポー」に寄り添
う姿勢で表現している作家たちです。この困難なテーマに挑んだ、それぞれの作家
の「回答」をぜひ会場でご覧ください!
これから展覧会に関する情報をどんどん発信していきますので、みなさまどうぞお楽しみに!
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