:兵庫県立美術館蔵
:神奈川県立美術館蔵
本多錦吉郎《羽衣天女》 1890年
兵庫県立美術館
高橋由一《江の島図》 1876‐77年
神奈川県立近代美術館
江戸時代から萌芽した洋画への憧れが花開く様を紹介します。洋画の開拓者・高橋由一(1828-1894)による風景画、明治時代の歴史画(歴史や神話を題材とした絵画)の貴重な作例・本多錦吉郎(1850-1921)の《羽衣天女》などをとおして、
急速に移り変わる時代の中でたくましく生きた画家たちの思い
に触れます。
・高橋由一、本多錦吉郎、五姓田義松、川村清雄など
大正時代には、日本ならではの洋画が生まれ、さまざまな個性があふれました。たとえば、岸田劉生(1891-1929)は愛娘・麗子の姿を通して深い美の世界を追求しました。
神奈川県立近代美術館の名作《童女図(麗子立像)》が兵庫県立美術館所蔵の若き日の父の自画像と対面
します。関根正二、村山槐多ら夭折の画家たちのひたむきな表現にも注目です。
・岸田劉生、小出楢重、関根正二、村山槐多など
岸田劉生《童女図(麗子立像)》1923年
神奈川県立近代美術館
岸田劉生《樹と道 自画像其四》1913年
兵庫県立美術館
福沢一郎《よき料理人》 1930年
神奈川県立近代美術館
浅原清隆《海を見た》 1937年
兵庫県立美術館
フォーヴィスム、シュールレアリスムといったヨーロッパの動向に感応し、燃焼した画家たちの作品
を紹介します。福沢一郎の有名な《よき料理人》、浅原清隆《海を見た》など現在も新鮮な作品が登場します。
・児島善三郎、小磯良平、佐伯祐三、前田寛治、福沢一郎、村井正誠、吉原治良、レオナール・フジタ(藤田嗣治)など
厳しい時代に画家たちの残した表現は私たちに強く訴えかけます。
松本竣介《立てる像》と小磯良平《斉唱》の名作同士の対面
は見逃せません。
・松本竣介、小磯良平、佐藤哲三、和田三造など
松本竣介《立てる像》 1942年
神奈川県立近代美術館
小磯良平《斉唱》 1941年
兵庫県立美術館
脇田和《慈鳥》1953年
神奈川県立近代美術館
津高和一《母子像》 1951年
兵庫県立美術館
具象的傾向の熟成と新しい時代の絵画の芽生えをたどります。
1951年開館の神奈川県立近代美術館と時代を共有した画家たちの代表作品、関西らしい兵庫県立美術館の所蔵作品
が戦後の美術を紡ぎます。
・山口薫、津高和一、麻生三郎、吉原治良など
両館の日本画の名品を紹介します。
大画面の迫力、しっとりした作品、日本画の様々な魅力
を楽しんでいただけることでしょう。
・片岡球子、東山魁夷、山口蓬春、加山又造など
片岡球子《面構 豊太閤と黒田如水》1970年
神奈川県立近代美術館
東山魁夷《谿紅葉》 1968年
兵庫県立美術館
中原悌二郎《若きカフカス人》
(1919年)神奈川県立近代美術館
中原悌二郎《憩える女》(1919年)
兵庫県立美術館
大正時代の名作、戦後の魅力的な作品を紹介します。
なかでも
ロダンに憧れた作家達の作品に注目
です。
・中原悌二郎、高村光太郎、藤川勇造、戸張孤雁など
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