県美プレミアム 館外作品を中心とした小企画展。中西 勝 展 画業と生涯を偲んで −兵庫県所蔵作品を中心に−2016年3月19日[土]−6月19日[日]
兵庫県立美術館 県美プレミアム


中西 勝 略年譜

1924(大正13)年 大阪市に生まれる。
1942(昭和17)年 旧制中学校卒業後、中之島洋画研究所で学ぶ。
1943(昭和18)年 帝国美術学校(現・武蔵野美術大学)に入学。
1944(昭和19)年 学徒動員で中国中部戦線に従軍する。
1946(昭和21)年 上海より復員する。
1947(昭和22)年 武蔵野美術学校を卒業し、大阪市立美術研究所で学ぶ。
1949(昭和24)年 神戸市立の中学校教諭となり、神戸に移る。第3回二紀展に初出品し、《無題》で二紀大賞を受賞する。
以後、二紀展に出品を続ける。神戸彫塑協会展に彫刻作品を出品。
1950(昭和25)年 美術団体連合展に出品する。
1955(昭和30)年 第1回朝日新人賞展に出品する。
1956(昭和31)年 第2回現代日本美術展に出品する。58年、60年、64年も出品する。
1957(昭和32)年 第4回日本国際美術展に出品する。59年、63年も出品する。
1959(昭和34)年 元町画廊で開催された兵庫県新作家シリーズ10人展に出品する。
1963(昭和38)年 第1回神戸半どん文化賞を受賞する。
1965(昭和40)年 妻咲子とともにアルゼンチナ号で神戸港を出発する。ロサンジェルスに着き、約6か月間滞在する。
1966(昭和41)年 ロサンジェルス仏教会館で個展開催。車でアメリカ西部まで横断旅行しメキシコに入る。
1967(昭和42)年 約8か月間メキシコ各地を旅行し、ニューヨークに戻る。
1968(昭和43)年 航路でドイツ、ブレムハーベンへ。車でヨーロッパ各地を旅行しながら南下しモロッコに入る。
1969(昭和44)年 モロッコよりアトラス山脈を越え砂漠を横断、マラケシュ、アガデールに約6か月間滞在する。
ヨーロッパに戻り、最後の4か月間をパリで過ごす。リスボンで個展開催。
1970(昭和45)年 ポーランドを経てモスクワへ。シベリア鉄道でナホトカへ行き、航路横浜港へ到着する。
帰国後、神戸学院大学人文学部美術専任教授となる。
世界旅行による画集『私は外へ出て見た』発刊(梅田画廊)し個展を神戸と大阪で開催する。
1971(昭和46)年 第1回兵庫美術祭(兵庫県立近代美術館)に出品する。
1972(昭和47)年 《大地の聖母子》で第15回安井賞受賞。《黒い聖母子》で二紀会文部大臣賞受賞。
個展を東京、大阪で開催する。
1973(昭和48)年 モロッコ再訪し、マラケシュに約6か月間滞在する。
1974(昭和49)年 「県内在住安井賞受賞画家 鴨井玲・西村功・中西勝・山本文彦」展(兵庫県立近代美術館)に出品する。
兵庫県文化賞受賞。
1976(昭和51)年 神戸市文化賞受賞。
1977(昭和52)年 フランスに行き、ブルターニュとパリに6か月間滞在する。
1979(昭和54)年 自選による個展開催(京都・朝日会館)。
1986(昭和61)年 上野の森美術館絵画大賞展審査員をつとめはじめる。
1987(昭和62)年 二紀会の常任理事となる。
1989(平成元)年 神戸市政100年功労者賞を受ける。
1992(平成 4)年 神戸新聞社平和賞受賞。文化庁地域文化功労者表彰を受ける。
1994(平成 6)年 回顧展「中西勝の世界展」(池田20世紀美術館)開催。
1995(平成 7)年 阪神・淡路大震災。
1996(平成 8)年 第6回神戸っ子賞を受賞する。
2009(平成21)年 「中西勝展」(神戸市立小磯良平記念美術館)開催。
2015(平成27)年 5月、没。


県美プレミアム
館外作品を中心とした小企画展:中西 勝 展 画業と生涯を偲んで 収蔵品によるテーマ展:黒のひみつ 美術のなかの黒をめぐる

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