オープニングの日、アーティスト・トーク&石田尚志作品上映会を行いました。出品作家は、平町公さん、丸山直文さん、大崎のぶゆきさん、野村和弘さんの4人です。この順番で、作品を前にして、質疑応答も含めてお一人20分から30分の持ち時間で、これまでの制作について、また、今回の新作について語っていただきました。
平町さんが学生の頃(もう30年以上前!)は、絵を描くことは否定的に考えられていた時代だったので、絵を描くための方法として、巨大な画面を使うことにしたそうです。

平町公 さん
丸山さんは、これまでずっと続けてきたステイン(染め)という技法について話しが集中しました。ステイン技法を行う作家は抽象が多いのですが、丸山さんはかたちを作り出すことで自分自身の表現を追求しているのです。

丸山直文 さん
大アさんは、今回の映像作品について、具体的な制作方法は企業秘密とのことですが、裏から絵具を前に押し出すところをビデオで撮影したと、踏み込んだ説明をして下さいました。

大アのぶゆき さん
野村さんの場合は、作品を見つけ出すことから始まりました。作品が見えてくると、聴講者の方はそれに感嘆するとともに、なぜという問いが起こります。そこで、野村さんはできるかぎり優しく説明をしていただきました。

野村和弘 さん
石田尚志さんの作品説明も、上映会の前にありました。音楽を描くことがその根幹にあるそうです。アルバイトで噴霧器での消毒作業をした経験が、作品になったという面白いエピソードも語っていただきました。

石田尚志 さん
次回のアーティスト・トークは、11月25日(日)2時からです。
次回の石田さんの上映会は、12月1日(土)。その日、石田さんがパフォーマンスを行う予定です。ご期待下さい。