最新情報

6月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

5月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

4月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30

3月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31

ページトップへ
18日は学芸員解説会、最後の機会です。
2011年6月15日 

 展覧会の会期中、定期的に開催してきた学芸員による解説会、18日(土)に最終回を開催します。
20世紀最大の巨匠のひとりとして、後の美術に大きな影響をおよぼしたカンディンスキー。彼が青騎士というグループを結成し、ついには抽象表現に到達する歴史的に重要な過程を担当学芸員がわかりやすく説明し、展示作品の見方、楽しみ方を、スライドを映しながら紹介します。
午後4時よりレクチャールームにて、入場は無料、約45分の解説です。当日は夜間開館日(夜8時まで開館)。解説会をお聞きいただいた後でもゆっくり展覧会をご覧いただけます。
学芸員による本展の解説会はこれが最後です。ぜひご参加ください。

ページトップへ
【長文ご了承ください】CDコンサート&レクチャーを開催しました。
2011年6月12日 

 ごぶさたしております。担当Sです。
いつのまにか5月も終わってしまい、梅雨の時期に突入したようです。でも梅雨入り宣言って今年はありましたか?筆者は記憶にないのですが・・・。

さてそういうわけでかなり古いお話になっちゃいますが、どうぞご了承ください。

さる5月28日の土曜日、「カンディンスキーと青騎士」展開催記念としまして、CDコンサート&レクチャー「1910〜20年代に注目!美術と音楽の出会い」を開催しました。

「芸術の館 友の会」との共催事業として開催したこのイベント、事の次第は、カンディンスキーの展覧会を開催するのであれば、それにちなんで、作曲家シェーンベルクらの楽曲を軸としたコンサートもしたい、ということでいろいろと可能性を探っていたのですが実現性に乏しいことが判明し、そこで急きょ筆者に御鉢が回ってきた、というものでした。しかしその後、共催新聞社のご担当者のご尽力により、ピアノ曲を中心としたレクチャーコンサートが実現したのは、以前のこのコーナーでもご紹介したとおりです。

どうでもいい話ですが、筆者、もともと音楽に関心があったこともあり、結構CDを持っておりまして、その中にはシェーンベルクの楽曲も含まれていたのですね。そういうことを職場の同僚たちも知っていたので、このお役目を頂戴したものの、5月8日に開催されたコンサートで実際に演奏された後となると、それと内容が重複するのもいかがなものかと思い、いろいろと悩みました。
いっそのこと中止にすればよいのでは!とも(個人的には)思ったのですが、すでにチラシなどで広報していたこともあり、とにかく内容を考えねば、と前日はパワーポイントの作成に手間取り、最終電車で帰宅した次第です・・・(ちなみにパワポ作成は当日昼までかかってしまいました・・・)。

ともあれ当日は「ま、館職員の自分がしゃべるんやし、参加者が少なくてもどうにかなるかっ」と思いながら会場となるレクチャールームに待機していると、予想に反して参加者の皆さまが来られる来られる。そして参加者の総数約90名!筆者もびっくりしてしまいました。

内容は、画家カンディンスキーと作曲家シェーンベルクが1911年の出会い以前と以後にそれぞれ展開していた作風を並行してご案内することを心がけました。
今回の出品作品であるカンディンスキーの《花嫁》や《ガブリエーレ・ミュンターの肖像》に対しては、シェーンベルクの「グレの歌」のDVDをご紹介。作曲のために特注の楽譜をオーダーしたという伝説を持つ、巨大な編成の管弦楽と合唱、5人の歌手と語り手を有する2時間強の音による大スペクタクルの演奏の合間に筆者が話す話す。

「鎖が出てきましたねぇ。」
「演奏者多いですねぇ。」
「歌ってないですよねこの人。これがいわゆるシュプレッヒシュティンメと言いましてうんぬん・・・」

続いてカンディンスキーの〈印象〉のシリーズ全6点をスライドで映写しつつ、対するシェーンベルクは「弦楽四重奏曲第2番」作品10をご紹介。
「3つのピアノ曲」作品11と並んで、カンディンスキーが耳にして、《印象V(コンサート)》を描くきっかけとなった曲です。弦楽四重奏曲なのに、全4楽章中最後の2つの楽章では声楽が入るという規格外の曲。最初は危ういながらも辛うじて調性(いわゆる「ドレミファ」)が保たれてはいるものの、最後にはついに「無調」(いわゆる「ドレミファ」のない音楽)に到達するというあたり、今回の展覧会でカンディンスキーが「具象絵画から遂に抽象絵画へ」と変化していくのとピッタリではありませんか!

そしてカンディンスキーの〈コンポジション〉のシリーズ全10点をスライドで映写しつつ、一方で『青騎士』年鑑に掲載された楽曲全3曲のうち、シェーンベルクの歌曲「心のしげみ」作品20と、その愛弟子アントン・(フォン・)ヴェーベルンの歌曲「君らは炉辺に歩み寄った」をお聴きいただきました。

「心のしげみ」では完全に無調の音楽となり、用いられている楽器もハープ、チェレスタ(「くるみ割り人形」で用いられていることで有名な、チロリロと愛くるしい音色を奏でる鍵盤楽器)、ハーモニウム(いわゆる足踏みオルガン)とかなり風変わりであることや、途中出てくる高い高いソプラノが、いわゆる表現主義的傾向をはっきり示す部分ではないか、といった話などをしました。

このあたりですでに終了予定時間にほぼさしかかり、最後にまとめに入ります。

「青騎士」時代以降、すなわちカンディンスキーが新生ソヴィエトからドイツに戻りバウハウスで教鞭を執る頃に、いわゆる「幾何学的抽象」の作風に行き着くことで、作品は極度に洗練されたものの「青騎士」時代のむさ苦しいほどの動きを伴った力強さが若干失われたこと、一方のシェーンベルクも、それまでの無調音楽に一定の規則性をもたらそうと試行錯誤し、結果的に「十二音音楽」というきわめてシステマティックな無調音楽に到達したことにより、それ以前の曲とそれ以降の曲とを聴き比べただけではそんなに変化ないように思われるが、そこにはシステムの有無という重要な問題をはらんでいることなど、すなわちカンディンスキーとシェーンベルクがそれぞれ同じような道をその後も歩んでいったことをお話したのでした。

ここでちょうど17時。普通ならば終わるのですが、実は「おまけ」と称して、さらに40分ほどお話をしたのです。ごめんなさい。

カンディンスキーが「総合芸術」と称して、音楽や舞踊と美術を融合させようと常に思いをめぐらせていたものの、実現したのは1928年にムソルグスキーの「展覧会の絵」のための舞台装置のみだったこと、すなわち純粋に芸術的な表現をめざしながらも、それを実際にはほとんど実現させることのできなかったカンディンスキーに対して、1910〜20年代には、パリを中心として「興行」として美術と音楽の融合が難なく行われていたことをご紹介したのです。

「バレエ・リュス(ロシア・バレエ団)」と「バレエ・スエドワ(スウェーデン・バレエ団)」がそれで、この機会にいくつかの演目の曲と舞台あるいは衣裳をご紹介したのです。

バレエ・リュスからは「三角帽子」(美術はピカソ、音楽はファリャ)と「放蕩息子」(美術はルオー、音楽はプロコフィエフ)を、バレエ・スエドワからは「世界の創造」(美術はレジェ、音楽はミヨー)と「甕」(美術はデ・キリコ、音楽はカゼッラ)、そして「本日休演」(美術はピカビア、音楽はサティ)と映画「幕間」をご紹介。

こちらのいわば「おまけ」は、同時代におけるカンディンスキーとシェーンベルクの「対極」として知っていただきたいと思って用意していたものなのですが、結果的に時間延長にもかかわらず引き続きご参加いただいた方からは「おまけの方が面白かったわ」とおっしゃっていただく始末。
まぁ確かにこちらは「興行」なので面白くない訳はなく、特に「甕」などはほとんど知られていないのではないか、と筆者は心の中で少しほくそ笑んだのでした。

このように盛りだくさん(?)な内容の90分、「おまけ」を入れれば実に2時間10分(!)という今回のイベントに、皆さまご参加いただき誠にありがとうございました。またイベントの開催にご協力いただきました「芸術の館 友の会」をはじめ皆さまにも、この場をお借りして厚くお礼申し上げます。

あっ、ところで肝心の「カンディンスキーと青騎士」展ですが、のこり2週間となってしまいました。まだご覧いただけていない方は、どうぞこの機会を逃さないよう、ご来館を心よりお待ち申し上げております。

イベントの画像その1
多くの方々にご参加いただきました。

イベントの画像その2
「グレの歌」の映像と音を鑑賞中。

イベントの画像その3
「グレの歌」第3部より。吹奏楽か?トロンボーン何本あるの?

ページトップへ
展覧会が2倍楽しめる!! 学芸員による解説会を開催します。
2011年6月2日 

 6月4日(土)午後4時から、レクチャールームにて、担当学芸員の解説会を開催します。
20世紀にモダンアートはどのように変化し、そして現代の多様な美術表現が生まれてきたのか?近代美術の大きな流れを理解するうえで、欠かせないカンディンスキーと青騎士の作品と活動を、出品作をスライドで映写しながらわかりやすく解説します。
これを聞けば、展覧会を見る楽しさが倍増するだけでなく、今後の美術鑑賞にもためになること請け合いです。所要時間は約45分、聴講は無料です。午後4時にはぜひレクチャールームにお集まりください。

ページトップへ
たまにはゆっくり展覧会をご覧になりませんか?〜子育て家族をサポートします!〜
2011年6月1日 

 「カンディンスキーと青騎士」展開催中、館内にて日時限定でお子様の一時保育(有料)を行っています。
みなさまが美術鑑賞している間、お子様は保育スタッフと一緒に、おもちゃで遊んだり絵本を見て過ごします。絵本は元永定正さんの『ころころころ』など、当館美術情報センター所蔵のものです。

子育てに忙しく、ゆっくりする時間がなかなか取れない日々をお過ごしのみなさま。
この機会にカンディンスキーの色彩豊かな作品をご覧いただき、リフレッシュ!されてはいかがでしょうか。
なお、今後の一時保育の予定は、6月7日(火)、15日(水)です。

一時保育の画像

くわしくはこちら

ページトップへ
音楽と美術の幸せな競演!? CDコンサート&レクチャーを開催します。
2011年5月21日 

 5月28日(土)、「カンディンスキーと青騎士」展にちなんだユニークなイベント、CDコンサート&レクチャーを開催します。20世紀の新しい芸術をそれぞれの分野で切り開いた2人の巨匠、画家カンディンスキーと作曲家シェーンベルク。2人の交流はよく知られており、その感動的な往復書簡は日本語にも訳されています(『出会い』みすず書房1985年)。
これにちなみ、当館の相良周作学芸員が、歴史的なこの2人の交流をはじめ、当時の音楽と美術の関わりについてレクチャーします。音楽を実際に聴きながら、関連する美術作品の画像も映写し、聴覚と視覚両方で楽しめるイベントになることでしょう。
当館レクチャールームにて午後3時30分から始まります。入場は無料です(定員100名)。ぜひご参加いただき、展覧会とあわせてお楽しみください。

ページトップへ
5月21日(土)は、学芸員による解説会
2011年5月17日 

 この日は、午後4時からレクチャールームにて「カンディンスキーと青騎士」展担当学芸員による解説会を開催します。
青騎士とは何か、カンディンスキーはなぜ、どうやって抽象絵画を描いたのか。100年前にドイツ、ミュンヘンで起こった美術の革命を、展覧会出品作の画像をご覧いただきながら解説いたします。
これを聞けば、展覧会を見る楽しみが倍増すること間違いありません。所要時間は約45分、聴講は無料です。当日は夜間開館日で午後8時まで開館していますので、解説会終了後もゆっくりと展覧会を観賞いただけます。21日午後4時には、ぜひレクチャールームにお集まりください。

ページトップへ
記念講演会 開催しました
2011年5月17日 

 5月15日(日)、京都国立近代美術館学芸課長の山野英嗣氏を迎えての記念講演会を開催しました。
 「カンディンスキーのミュンヘン時代―抽象絵画誕生と諸芸術の総合化への道」と題したこの講演では、まさに本展が対象とする時期におけるカンディンスキーの絵画表現について、ドイツで流行していたユーゲントシュティルからの刺激や、音楽家シェーンベルクとの交流も含めた総合芸術への指向、木版画制作と絵画の関係など、展覧会を見るだけではわからない詳しいお話を聞くことができました。
 また、レンバッハハウス美術館での調査やカンディンスキーに関する展覧会を手がけたご自身の経験も語られ、これまでのカンディンスキー研究の進展を、自説も含めてわかりやすく解き明かす豊富な内容の講演会でした。

山野氏の画像
映像を映しながら語る山野氏

ページトップへ
レクチャーコンサートを開催しました。
2011年5月16日 

 さる5月8日の日曜日、「カンディンスキーと青騎士」展開催記念としまして、レクチャーコンサートを開催しました。

会場は当館のホワイエ。天井が若干低くはあるものの、緑の中に映えるヘンリー・ムーアの彫刻が眺められるゆったりとした空間で、以前は安藤忠雄コーナーを設置、最近ではコンサートなどを積極的におこなっているユニークな空間です。ここに前日から会場を作りつけ、本番に備えました。

講師の岡田暁生(おかだ・あけお)先生は、ドイツ音楽に特に造詣が深く、著作も多く執筆されています。またピアニストの小坂圭太(こさか・けいた)先生は、もともと関西のご出身で、今も東西をまたがって精力的に御活躍されております。

当日はまず11時に小坂先生がご到着。調律し終えたばかりのピアノに向かって、リハーサルを始められました。その段階から、すさまじいほどの気迫にあふれた演奏を予感させるものでした。

12時過ぎには岡田先生もご到着。大まかの進行を確認し、本番に備えます。

さて会場では、13時を超える頃から徐々に参加者の皆さまの姿がちらほら。当初は13時30分の開場を予定しておりましたが、少し早めに皆さまにご着席していただくこととなりました。

さて定刻14時。司会が簡単におふたりの経歴をご紹介したあと、本番に突入しました。スタイルとしては、岡田先生が数枚のスライドを映写しながらレクチャーをし、ところどころを小坂先生がピアノ演奏で応える。これで約1時間。続いて小坂先生のピアノ演奏がメインで、曲目が演奏し終わると時々岡田先生がお話をされる、といった感じでした。

前半の岡田先生のレクチャーは、画家カンディンスキーと作曲家シェーンベルクとの関係を、その当時の作品をもとに非常にわかりやすくお話ししてくださいました。スライドも、当時のミュンヘンのアカデミックな作品や、シェーンベルクの描いた《グスタフ・マーラーの埋葬》という作品など、ほとんど知られていないような画像が映写され、その意味でも大変興味深いものでした。

そして後半の小坂先生によるピアノ演奏では、レーガー(!)やリヒャルト・シュトラウスのピアノ曲(!)といった、かなり通好みのする凝った選曲を、その希少性を感じさせないダイナミックで力強い演奏によって披露していただきました。曲自体も、19世紀末の後期ロマン主義の香りをふんだんに放つ、非常に聴き応えのある楽曲でした。

しかし何よりもシェーンベルクのピアノ曲2曲が、今回の白眉でした。

難解とされ、演奏される機会もそれほど多くなく(少なくとも当館で毎週開催されている「美術館の調べ」ではお目にかかれないレパートリーです)、おのずと耳にする機会にも恵まれないシェーンベルクのピアノ曲を、きわめてアグレッシブに演奏していただきました。音のデュナーミクが幅広く、音域も格段に広く、さらには最強音と最弱音がめまぐるしく交差する「無調の」音楽。聴き手にも最大限の集中力を要する(すなわち演奏者にはそれ以上の極限の集中力が求められる)楽曲ですが、小坂先生は曲の激しさに合わせるかのように白熱した演奏をしてくださいました。

非常に意欲的なプログラムと、それに負けないずっしりと重量感のある演奏に、参加者の皆さんもすっかり魅了されていらっしゃいました。

岡田先生、小坂先生、貴重な機会をご提供いただきありがとうございました

なお、このレクチャーコンサートは、当館アートフュージョン実行委員会との共催事業として開催いたしました。また産経新聞社事業局事業部の皆さまにも多大なるご協力をいただきました。この場をお借りして厚くお礼申し上げます。
レクチャーコンサート画像その1レクチャーコンサート画像その2
レクチャー中の岡田先生(左)とそれを聞く小坂先生(右)。 熱演する小坂先生。

ページトップへ
こどものイベントを開催しました。
2011年5月13日 

 こんにちは。担当者Sです。

ゴールデンウィークもすっかり終わってしまいましたが、こちらはさまざまなイベントを毎週のように立て続けに開催しており、その準備やらでバタバタしてしまい、更新も滞ってしまいました。申し訳ございません。

5月5日に、「カンディンスキーと青騎士」展関連事業の一環として、こどものイベントを開催しました。

当日の詳しい内容は、以下をクリックしてください。
教育プログラム イベちゃん・ントちゃんのイベント通信ページへ

筆者も当日はスタッフとして加わりました。

さて、曲を流しながら直接制作する、というアイデアは、当館美術館教育スタッフの面々によるものでした。そのプランの中で、シェーンベルクの「3つのピアノ曲」はともかく、練習用として他の曲も流すという案を聞いたとき、筆者の頭の中でいろいろと思いが渦巻いたのでした。

もとの曲がピアノ曲ということもあり、練習曲もピアノのための曲を、というわけでCDを数枚持参し、美術館教育スタッフの一人、島田ミュージアム・ティーチャーと聴き比べをしながら、最終的にノミネートされたのが、ストラヴィンスキーの「『ペトルーシュカ』のための3楽章」とヤナーチェクの「霧の中で」となった次第です。

偶然ですが、どちらの曲もシェーンベルクの「3つのピアノ曲」とほとんど同じ時期に作曲されたものです。はからずも20世紀初頭の音楽シーンを、こどものイベントで実際に聴覚体験することができた、というわけです(当日参加された皆さんにそのことがおわかりいただけたかどうかはいいんです。そんなことは)。

こどもを対象とした「カンディンスキーと青騎士」展関連のイベントとしましては、6月11日(土)の13時30分から「おやこ解説会」を開催しますので、そちらもぜひご参加ください。

ページトップへ
ユーハイムとの夢のコラボレーションケーキ実食!!
2011年5月12日 

 先日お知らせしました、ドイツ菓子店ユーハイムとカンディンスキー作品とのコラボレーションケーキ、その名も「カンディンスキー」を実際にカフェで食べてみることに。。。さて、どんなケーキなのでしょうか?

このケーキは窓ごしに海を眺められるオシャレなカフェとレストランで食べることができます。
今日はカフェに乗り込むぞ〜!
カフェの画像
美味しそう☆
チョコが立っています!
カンディンスキーの色鮮やかで大胆な雰囲気がよく再現されています。
ケーキ画像その1
いざ実食〜♪大満足のお味!
甘酸っぱくほどよい甘さですので、甘いのが苦手な人でもOK☆
ラズベリー、ブルーベリー、チェリー、チョコのハーモニーがミュンヘンの春を感じさせてくれます。
おかげさまで、販売初日と次の日は完売となりました!
素敵なカフェテラスで、春の風を感じながら美味しくいただくもよし。
レストランでランチとともに優雅にいただくもよし。
週末にお越しの際はぜひお見逃しなく!
ケーキ画像その2

ページトップへ
カンディンスキーがもっとよくわかる―記念講演会を開催します!
2011年5月11日 

 カンディンスキーは、なぜ、どのように、あの迫力ある色鮮やかな抽象絵画を生み出したのか?
もっと知りたいという皆様のため、専門家の詳しいお話が聞ける記念講演会を開催します。
5月15日(日)午後2時よりミュージアムホールにて開催。カンディンスキーをはじめドイツや日本の前衛美術史の専門家である山野英嗣先生(京都国立近代美術館学芸課長)をお招きし、「カンディンスキーのミュンヘン時代―抽象絵画誕生と諸芸術の総合化への道」という題でお話いただきます。
展覧会の半券があれば、無料で聴講いただけます。ご参加いただければ、展覧会をより深く味わい楽しめること請け合いです。

ページトップへ
2人の巨匠の出会い―レクチャーコンサートを開催します!
2011年5月6日 

 5月8日(日)午後2時より、ギャラリー棟1階 ホワイエにて、今回の展覧会関連イベントのハイライト「レクチャーコンサート シェーンベルクとカンディンスキー―抽象絵画から無調音楽へ」を開催します。

展覧会に出品されているカンディンスキーの代表作のひとつ《印象V(コンサート)》。この作品が1911年1月に行われたある演奏会の印象を絵にしたものであることはよく知られています。その時演奏されたのは、20世紀のもうひとりの偉大な巨匠アーノルト・シェーンベルクの音楽でした。そして、ともに新しい芸術をめざした2人の芸術家の交流が、この演奏会をきっかけに始まったのです。

というわけで、このたびのコンサートでは、クラシックから現代音楽まで数々の著作で知られる岡田暁生先生(京都大学人文科学研究所准教授)にお越しいただき、2人の巨匠が出会ったこの時代の音楽と絵画についてレクチャーいただきます。ピアノの演奏は、小坂圭太先生(お茶の水女子大学大学院准教授)。カンディンスキーも演奏会で聴いたと思われるシェーンベルクの「3つのピアノ曲 op. 11」をはじめ、他にもリヒャルト・シュトラウスやレーガー、スクリャービンの曲を予定しています。

美術館のオープンなスペースで行われる、参加無料の催しです。20世紀の初め、音楽と絵画がどのように出会い、交差したのか。展覧会とともに、このレクチャーコンサートで実感し、お楽しみください。

ページトップへ
「カンディンスキーと青騎士」スペシャル企画
ドイツ菓子店ユーハイムとのコラボレーションケーキを販売します!
2011年5月6日 

 カンディンスキーの彩やかな作品をピスタチオやチョコレート、生クリームなどでイメージしたユーハイム(神戸に本社があるドイツ菓子店)さんオリジナルケーキ「カンディンスキー」を、5月7日(土)から、カフェ(フォルテシモ)とレストラン(ラピエールミュゼ)にて会期中の土日のみ個数限定で販売いたします。
この機会しか味わうことのできない、貴重なコラボレーションケーキです!
「カンディンスキーと青騎士」の世界を、目や耳だけでなく味覚でも味わってみてはいかがでしょうか。

メニューは以下のとおりです。
・ケーキ(単品)・・・  525円   カフェのみで販売
・ドリンクセット・・・1,050円 レストランのみで販売

絵画をモチーフにした画期的なケーキを、ぜひ写メでもとってみてくださいね☆
展覧会とあわせて、ご賞味くださいませ!
なお、カフェ、レストランとも18時ラストオーダーです。どうぞお早めに!

ページトップへ
ミュージアム・ボランティアによる解説会を開催しました。
2011年5月1日 

 昨日今日と、当館では「美術館の日」と称して館内でさまざまな催しをおこないました。開催中の「カンディンスキーと青騎士」展関連では、すでにこの最新情報でもお知らせしたとおり、「注目!!夜の解説会」を展示室内で開催しましたが、もうひとつ、今回ご紹介する「ミュージアム・ボランティアによる解説会」もおこないました。

当日は大型連休2日目で、また「美術館の日」ということもあり、レクチャールームには4〜50名ほどの来館者の皆さんで賑わっていました。

そして定刻の11時。展覧会の始まる前から研修を重ねてこられたミュージアム・ボランティアにより解説開始。スライドを使って展覧会の見どころを15分間、コンパクトにお伝えいただきました。

「カンディンスキー」と聞くと、とかく難しそうに感じてしまいますが、この解説会にご参加いただいたことで、展覧会の鑑賞に少しでもお役立ちいただけたのであれば、美術館としてもとてもうれしく思います。

なおミュージアム・ボランティアによる解説会は、今回の「美術館の日」だけではなく、会期中の毎週日曜日11時から開催していますので、まだ参加されていない皆さまも、どうぞ後日お越しください。無料です。心よりお待ちしております。

あっ。ところで当館は明日2日は休館日となります。悪しからずご了承ください。3日の憲法記念日以降お会いいたしましょう。

看板解説会のようす
看板もボランティアの皆さんが
掲示されました。
解説会のようす。

ページトップへ
「注目!!夜の解説会」を開催しました。 2011年5月1日 

 美術館の日にちなんで、4月30日(土)18時から、学芸員による「カンディンスキーと青騎士展」の見どころ解説を行いました。

展示室内で実際に作品を見ながら、当館学芸員が解説するこちらのイベント。 夜間開館時の静かな空間で、詳しい説明を聞きながらじっくりと作品をご覧いただけると好評の企画で、「ヴィンタートゥール展」に引き続き2回目の実施となります。

今回は、カンディンスキーの≪山≫と≪印象V(コンサート)≫の2作品をピックアップして、2人の学芸員から作品の解説のみならず、その背景や当時のカンディンスキーとシェーンベルクの交流など、普段聞くことのできないお得な情報を聞くことができました!

実物の作品を前にしての解説なのでとても分かりやく、ご参加いただいた皆様はとても真剣にお話を聞かれておりました。

ちなみに、本日ピックアップされた≪印象V(コンサート)≫にちなんだ、記念レクチャーコンサートを5月8日(日)14時からホワイエで開催しますので、そちらもお楽しみに!

解説会風景画像その1
《山》を解説するH学芸員。
解説会風景画像その2
《印象V(コンサート)》を解説するS。

ページトップへ
「パウル・クレー−おわらないアトリエ」展をご覧の皆さま!
2011年4月30日 

 こんにちは。担当Sです。

先日、京都国立近代美術館に行ってまいりました。開催中の「パウル・クレー−おわらないアトリエ」展を鑑賞するためです。
あいにく小雨が降る中、京阪三条駅から歩いて現地に到着し、会場に入ったのですが、来館者が非常に多かったですね。休みを振り替えてのことでしたので、平日に行ったのですが、会場内は湿気もあいまって非常に熱気ムンムンでした。

作品はクレーらしく、小振りな紙の作品が多かったのですが、やはりクレー。小さな画面の中には彼らしい寡黙ながらも豊穣な世界があふれていました。最初はあまりの人の多さにヘキエキして流し見程度ですまそうとしていた筆者ですが、アッー!これはヤバい、ちゃんと見なければ!と心を入れ替え、途中からは人と人の切れ間を狙い、作品に近づいてクレーの小宇宙を堪能してきた次第でした。

さて、その展示作品の中に、「カイルアン」という名称が付された作品がいくつかあったのですが、ここで筆者は少しばかりほくそ笑んだのでした。(その理由はもうすぐお伝えします。)

ご存知の方も多くいらっしゃるでしょうが、この「カイルアン」とは、近頃世界中を震撼させたあのチュニジア!にある街の名前で、クレーは1914年にこの地を訪れています。このチュニジア訪問によって、クレーの画面に鮮やかな色彩がもたらされたとよく言われます。このチュニジアにクレーとともに行ったのが、アウグスト・マッケという若い画家でした。

マッケはドイツの画家としては珍しく、色彩感覚に秀でたいわゆる「カラリスト」でした。ドイツ西部出身でデュッセルドルフの美術アカデミーに学んだマッケは、後にドイツ東部のベルリンでロヴィス・コリントという画家に師事するのですが、わずか数か月で西部のボンに戻ってくるのです。その後彼はフランス近代絵画に親近感を抱きます。
1909年にはルイ・モワイエという画家と知り合いますが、このモワイエこそクレーの昔からの友人で、先ほどのチュニジア訪問にも同行したのでした。さらに翌1910年にはフランツ・マルクと知り合い、マッケとマルクはすぐ強い友情で結ばれることとなります。さらに同じ年には、マルクを通じてミュンヘン新芸術家協会やカンディンスキーを知ることとなるのでした。

あれれ??どういうこと?

そうです。クレー−マッケ−カンディンスキーとつながっているのです。この最新情報で、クレー展のことをいきなりお伝えした理由もここにあります。
(なおここではいささか遠回しに話を進めてきましたが、クレーとカンディンスキーはもともと古くからお互い面識はありました。)
そのつながりを改めて筆者に印象づけたのが、他ならぬ「カイルアン」という地名と、そこに現れたクレーのエキゾチックともいえるやわらかく豊かな色彩なのでした。

さてこの文章をご覧の皆さま。もしクレー展をすでにご覧になられて、まだ当館の「カンディンスキーと青騎士」展をご覧になられていない方がいらっしゃいましたら、ぜひ当館にお足をお運びください!
出品作品60点のうち、カンディンスキーが30点、マッケが6点、マルクが3点、そして1点のみですがクレーの作品もご覧いただけます。2つの展覧会をあわせてご覧いただくと、クレーの世界をさらに深めること間違いないでしょう。今なら会期が始まって間なしですので、ゆーっくりと作品をご鑑賞いただけます。

皆さまのご来館を、心よりお待ち申し上げて拙文を締めくくりたく存じます。

ページトップへ
教員対象解説会をおこないました。 2011年4月29日 

 こんにちは。展覧会担当学芸員Sです。
遅ればせながら、この最新情報にちょくちょく顔を出していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて本日4月29日、当館では恒例の「教員対象解説会」をレクチャールームでおこないました。
これは教員の方に、当館での展覧会や、学校向けプログラムについてご説明し、遠足や見学にぜひ当館へお越しください!という趣旨のもと行われているもので、本年度は初回となります。

まず上池ミュージアム・ティーチャーより、学校団体向けにおこなっている対話によるギャラリートークの魅力をご紹介。その後遊免学芸員より、本年度のコレクション展のご紹介(本年度はコレクション展も見どころ満載!)をいたしました。

そしていよいよ現在開催中の特別展のご紹介!

ということで筆者が呼ばれ、教員・先生方の前で「カンディンスキーと青騎士」展をスライド付きで解説いたしました。

最初30分の予定で解説し始めたのですが、筆者、いつも解説時間をオーバーする常習犯でして、本人曰く「今日は短く今日こそ短く」と心がけてはいるんですが、話し始めるとあれもこれもと話し込んで結果・・・本日も見事に時間を15分程度超過しておりました。先生方が腕時計に何度も目をやっているのを横目で冷や汗もので見ながら、早よせな早よせな、と焦ること10数分・・・。解説が終わったときにはどっと疲れが出てしまいました。

しかし先生方の拍手や、熱心な先生からのご質問をいただいたりしたとき、あぁ話をして良かったなぁ、と感慨にふけるのです。悪いクセですね。人の貴重な時間を奪うんじゃない!

このような反省しきりの教員対象解説会でしたが、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。

なお一般の来館者を対象とした解説会も開催いたします。詳しくは本ホームページの「関連事業」欄をご参照ください。次こそ時間を超過しないようにしないと(汗)。

ページトップへ
夜の解説会を開催します!
2011年4月27日 

 4月30日(土)、美術館の日イベントの一環として「カンディンスキーと青騎士 注目!!夜の解説会」を開催します。
担当学芸員2名が、展覧会の注目作品1点ずつを選び、詳しく解説します。会期中に定期的に行ういつもの解説会と一味違った話が聞ける1回限りの催しですので、ぜひご参加ください。
参加ご希望の方は、展覧会会場入口付近に午後6時に集合ください(観覧券が必要です)。

ページトップへ
ドイツから「青騎士」来日!
2011年4月26日 

 本日4月26日(火)、約400名のお客様をお迎えして、「レンバッハハウス美術館所蔵 カンディンスキーと青騎士」展の開会式を開催いたしました。
ドイツ・ミュンヘンで活躍したカンディンスキーらの展覧会であり、さらに今年が日独交流150周年という記念すべき年であることから、大阪・神戸ドイツ総領事館副総領事シュテファン・ビーダーマン氏にもお越しいただき、カンディンスキーの作品の見どころや、日独交流への熱い思いを語っていただきました。

「青騎士」というのは、20世紀抽象絵画の巨匠ヴァシリー・カンディンスキーが結成した新しい美術運動グループのことです。ちなみに、「青騎士」の名前の言われは、カンディンスキーが好きだった青色と騎士から生まれました。
色彩革命ともいわれる、彼らの展開した鮮やかで大胆な色彩の世界が来館者の皆様を魅了していました。カンディンスキーと青騎士の作品を日本でまとめて見る数少ないチャンスです!是非足をお運びください!!

テープカットの画像
テープカットの様子
内覧会風景画像
内覧会風景

ページトップへ
もうすぐ出会えます。
2011年4月22日 

 展覧会場に作品が運び込まれました!
作品が入った箱が開かれ、丁寧に作品を取り出していきます。
そして1点1点、細かいところまで作品のチェックがされ、会場に並べられていきます。
会場がどんどん色彩豊かになってきました。
開幕が楽しみです。

作業風景画像その1
入念に作品のチェック
作業風景画像その2
慎重に展示されていきます

ページトップへ
最新情報ページを立ち上げました!
2011年3月26日 

 これから展覧会に関するお知らせをどんどん発信していきますので、みなさまどうぞお楽しみに!

 展覧会トップ
 展覧会一覧
 アクセス情報
 兵庫県立美術館のトップ
Copyright 2002-2011 Hyogo Prefectural Museum of Art. 展覧会構成
関連事業
図録販売
割引券