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躍動する魂のきらめき Expressionist Movements in Japan
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萬鉄五郎《風船をもつ女》1912-13年
岩手県立美術館


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竹葉丈氏の講演会が開催されました
(2009/08/13)
学芸員による解説会のお知らせ
(2009/08/06)
展示替を行いました
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竹葉丈氏講演会のお知らせ
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最後の展示替のお知らせ
(2009/07/29)
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梅宮氏の講演会
(2009/07/19)
建築の『表現』散歩に行ってきました!(2009/07/17)
関根作品の展示は20日まで
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連続講演会第2回のお知らせ
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(2009/07/12)
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もうすぐお目見えです!(2009/06/20)
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 竹葉丈氏の講演会が開催されました
2009年8月13日
8月9日、記念連続講演会の最終回、名古屋市美術館学芸員、竹葉丈氏による「写真の表現主義」が開催されました。
日本近代の写真史の流れを辿りつつ、表現主義がどのような写真表現へと実現され、展開したかを豊富なイメージの資料と技法的な解説を交えてお話くださいました。展覧会に出品されている作品が写真史のなかでどのような位置にあるか、各々の写真表現の分析により解き明かす、展覧会企画者ならではの興味深い内容でした。
展覧会図録にも竹葉氏の論考が収録されていますので、参加できなかった方はぜひ展覧会図録をご覧ください。

 講演会(竹葉丈氏)


 学芸員による解説会のお知らせ
2009年8月6日
8日(土)午後4時から学芸員による解説会が開催されます。
この解説会、会期中に既に2回開催されましたが、今回が最終回となります。約45分間で、担当学芸員が展覧会の内容を、映像を交えてわかりやすく解説します。
先に9日(日)に開催される竹葉丈氏の講演会についてお知らせしましたが、展覧会の背景などを詳しくじっくり知りたい方は、9日午後2時からの講演会にご参加ください。
短時間で展覧会の内容をざっと知りたい方には、8日の解説会がお奨めです。参加は無料です。8日午後4時には、レクチャールームにお集まりください。 関連行事へ


 展示替を行いました
2009年8月4日
予告していましたとおり、一部作品の展示替を行いました(展示替の詳細は本ホームページの 「作品リスト」 をご覧ください)。
注目は日本画のコーナー。今村紫紅、石川寒厳の作品は残念ながら8月2日で展示を終了しましたが、尾竹竹坡の前衛的な作風の日本画《月の潤い》《星の冷たさ》を8月4日より展示しています。島成園の《伽羅の薫》とともに迫力ある大作が並びました。現在の展示は8月16日の展覧会終了までご覧いただけます。

中央2点が尾竹竹坡の作品、
手前が島成園の《伽羅の薫》


 竹葉丈氏講演会のお知らせ
2009年7月31日
記念連続講演会もいよいよ最終回、8月9日(日)午後2時より名古屋市美術館学芸員の竹葉丈(たけば じょう)氏による「写真の表現主義」を開催します。
竹葉氏は近代写真史の専門家。これまでにも写真に関する日本国内外の重要な展覧会の企画に携わってこられました。この展覧会のきっかけとなった表現主義研究会にも当初より参加した、本展企画者のひとりです。特に展覧会に出品されている写真に関しては、作品選定や出品交渉などを専門家の見地から統括されました。
この講演会は、展覧会を企画した立場からの貴重なお話がうかがえるよい機会です。観覧券の半券があれば、予約なしで無料で聴講できますので、9日午後2時にはぜひミュージアムホールにお集まりください。 関連行事へ


 最後の展示替のお知らせ
2009年7月29日
すでにお知らせしていますように、本展では作品保護のため所蔵者との取り決めにより、会期中、一部の作品を展示替しています。
現在の展示は8月2日(日)まで。大正期の代表的な日本画家、今村紫紅の名作《熱国の巻》の下絵(展示替のお知らせ 2009年7月14日をご覧ください。) や、大正期から日本に招来されたとされるマックス・ペヒシュタインの版画《水浴する人々》は2日までの展示となりますのでお見逃しなく。
8月4日(火)からは、日本画の前衛、尾竹竹坡の作品などが新たに展示されますのでご期待ください。


 連続講演会の第3回目が開催されました
2009年7月26日
7月26日、記念連続講演会第3回「表現としての絵画」が開催されました。
講師は当館の速水豊学芸員。内的なものの表れとして絵画を捉える思考が明治末から顕著になったということを、当時の文献から紹介し、 大正期の重要な画家、萬鉄五郎、神原泰の絵画についてもその作画の意図を画像を映しながら解説しました。 同様の内容が、展覧会図録にも書かれていますので、興味のある方はぜひご覧ください。
この連続講演会、第4回目の最終回は8月9日(日)、名古屋市美術館学芸員の竹葉丈氏による写真のお話です。お楽しみに。

 講演会(速水豊学芸員)



 後期展示が始まりました
2009年7月22日
先にお伝えしていましたように7月22日より後期展示が始まりました。
本展では、作品保護のため、所蔵者との取り決めにより、一部の作品を会期中、展示替しています。後期展示では、写真や舞台衣装デザインの作品がすべて入れ替わったほか、日本画の作品も数点展示替されました(詳しくは本展ホームページの 「作品リスト」 をご覧ください)。
特に注目の作品は、大正期から活躍した女性の日本画家、島成園の《伽羅の薫》(大阪市立美術館蔵)。 大正期特有の妖しい雰囲気と、躍動するような表現が特徴的な異色作です。2メートル以上あるこの日本画の大作を ぜひ展覧会場でお楽しみください。

向かって右の作品が島成園の《伽羅の薫》



 梅宮氏の講演会
2009年7月19日
記念連続講演会の第2回目、神戸大学大学院准教授、梅宮弘光氏による「建築にとって表現とはなんだったのか」が開催され、75名の方が参加してくださいました。
明治期からの視野において1920年代に建築界に起こった、「実用としての建築」から「理念としての建築」という根本的な変化についての話に始まり、川喜多煉七郎の画期的な「霊楽堂」構想についての 詳細な分析や、山田耕筰、北原白秋と川喜多が思想的にどのように共鳴していたかという話まで、大正期の想像力あふれる建築構想の凄さ、芸術ジャンル間の高次元での精神的協働などを、建築図面の画像や音楽や詩を比較させてわかりやすく説明する興味深いお話でした。
展覧会図録にも梅宮氏の論考が幾つも収録されていますので、講演を聞けなかった方はぜひ図録をご覧ください。

 講演会(梅宮弘光氏)



 建築の『表現』散歩に行ってきました!
2009年7月17日
建築見学会
「建築の『表現』散歩〜御影公会堂、旧高嶋平介邸を訪ねる」
7月5日(日)13:00〜17:00 開催

展覧会にちなみ、近代建築史の専門家として有名な神戸大学大学院准教授の梅宮弘光氏にご案内いただき、建築見学会を行いました。
石屋川のほとりに位置する550人収容できる大ホールをもった御影公会堂は、昭和8年に武庫郡御影町公会堂として竣工しました。昭和5年に建てられた旧高嶋平介邸は、甲南漬の会社の旧社長宅で、現在は甲南漬資料館として利用されています。どちらも、当時阪神間では知名の建築家だった清水栄二(明治28年−昭和39年)による設計です。
今回の見学会で、梅宮先生には建築のみどころや設計者・清水栄二の人物像、表現主義風建築物の特徴について興味深いレクチャーをしていただき、両施設とも特別に見学させていただいた場所が多く貴重な体験となりました。

7月19日(日)14:00から当館ミュージアムホールにて梅宮弘光氏の講演会があります!
詳しくは関連行事へ

旧高嶋平介邸(甲南漬資料館)1旧高嶋平介邸(甲南漬資料館)2




御影公会堂1御影公会堂2


 関根作品の展示は20日まで
2009年7月16日
7月14日にお知らせしましたように、本展では、作品保護のため会期途中で一部の作品が展示替になります(詳しくは本展ホームページの 「作品リスト」をご覧ください)。 前期展示は7月20日まで。写真作品、舞台衣装のスケッチなどはすべて展示替、日本画や版画も一部展示替します。
洋画の作品は、ほとんど展示替しませんが、大正期の代表的な洋画家、関根正二の秀作《少年》が残念ながら7月20日までの展示となります。本展に出品される関根正二の作品はこの1点のみ。ご覧になりたい方は、ぜひ20日までに美術館へお越しください。

向かって右の作品が関根正二《少年》


 連続講演会第2回のお知らせ
2009年7月15日
7月19日(日)に開催される連続講演会の第2回は、神戸大学大学院准教授、梅宮弘光氏の講演です。
梅宮氏は近代建築史の専門家として、この展覧会のための研究会に参加され、建築部門に関する作品選定や調査、出品交渉など、展覧会の実現にも大きく貢献した方です。とりわけ展覧会の見どころのひとつである、建築家、川喜多煉七郎の「霊楽堂」の構想やその他の作品に関する多くの論考を書いておられます。また、7月5日に開催した建築見学会では案内役をしてくださり、わかりやすく興味深いレクチャーは大好評でした。展覧会に出品されている個性ゆたかな建築の図面や模型などがつくられた背景について、他では聞けない貴重なお話をうかがえるまたとない機会です。展覧会の半券があれば聴講無料ですので、19日午後2時には、ぜひミュージアムホールにお集まりください。


 展示替のお知らせ
2009年7月14日
 7月14日からご覧いただける作品の写真
写真中央の下側が今村紫紅の《熱国の巻下絵》

7月14日より、大正期に新しい日本画表現を追求した今村紫紅の代表作の下絵《熱国の巻下絵》を展示しています。また、ドイツの画家ペヒシュタインの版画で、大正期に日本に招来されたとされる作品《水浴する人々》も展示しました。作品保護のため、所蔵者との取り決めにより、どちらの作品も8月2日までの展示になります。
また、写真作品と舞台衣装デザインの作品については、前期後期ですべての作品を入れ替えます。前期の展示は7月20日までとなりますので、お見逃しなく!(展示替の詳細については「作品リスト」をご覧ください。)


 森仁史氏の講演会が開催されました
2009年7月12日
記念連続講演会の第1回が開催されました。
今回は展覧会監修者の森仁史氏による「日本における表現主義とは?」というお話。大正期に表現主義的な動向が現れてくる社会的、思想的背景を、ロック・グループ、イーグルスの曲「ホテル・カリフォルニア」の歌詞の読解も交え、語ってくださいました。大きな視野から捉えた日本近代の創造者の精神のあり方と表現への姿勢が論じられ、展覧会を見る際に参考になる講演会でした。この内容に関する森氏の文章が今回の展覧会図録にも収録されていますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

 講演会(森仁史氏)


 高校生がみつめた「日本の表現主義」!
2009年7月12日
7月7日〜11日の間、県立美術館で職場体験実習をしている高校生が特別に許可をうけ、一押しの作品を会場でスケッチしてくださいました。

県立神戸聴覚特別支援学校高等部1年 坂井穏空<さかい しずく>さんのおすすめ作品!は・・・・
「房州風景」村山槐多(むらやま かいた)(1917年 名古屋市美術館蔵)

私は、この作品のような広がりある景色が好きです。特にこの作品に描かれている「空」と「海」がいいなと感じました。もし、私がここに住んだら海で遊んだり、青空の下で寝転んでいたいです。一番のおすすめは、野原の部分の色彩です。緑に黄緑、黄、橙色が複雑に混ざりあっていて、何てあざやかできれいなのだろうと思いました。また、木になっている実は何かなと思いました。私は桃かみかんのような気がします。
実際にスケッチしてみると、色の組み合わせが難しく、色鉛筆だけではうまく表現することが難しいな、と感じました。


県立神戸聴覚特別支援学校高等部2年 小林由依<こばやし ゆい>さんのおすすめ作品は・・・・
「道」 椿貞雄(つばき さだお) 1915年 山形美術館蔵

私はこの作品から遠近感を強く感じました。作品の奥から夕日が差し込んでいて、それはまぶしく感じるほどきれいな光です。道の両脇に立つ木立にも立体感があります。気がつくと、この作品の中の世界に入りこみ、森の奥に続く道を歩き出しそうな錯覚を覚えました。また、晩秋から初冬の季節に輝く日の光が印象的です。実際にスケッチをしてみると、この作品のタッチがかなり細くて、それを鉛筆で表現するのは大変でした。すこし手が疲れました。出来るだけ作品と同じような立体感をだせるよう頑張って描きました。うまく表現できているでしょうか?
坂井さんのスケッチ小林さんのスケッチ



 担当学芸員による解説会
2009年7月9日
7月11日(土)の午後4時よりレクチャールームにて担当学芸員による解説会を開催します。
この解説会では、展覧会全体の内容と主要作品を、画像を映しながら担当学芸員が簡単に解説します。所要時間は約45分。先に記念連続講演会第1回目のお知らせをしましたが、展覧会の時代背景や内容について深く詳しくじっくりと知りたい方は、12日(日)の講演会にぜひご参加ください。短時間で全体をざっと把握したい方には、この解説会がお奨めです。


 森仁史氏の講演会
2009年7月5日
記念講演会第1回のお知らせです。
7月12日午後2時より、記念連続講演会の第1回目が開催されます。講師は、金沢美術工芸大学大学院教授の森仁史氏。この展覧会のきっかけとなったのは、全国の学芸員や研究者有志が集った表現主義研究会でしたが、森氏はこの研究会の発起人のひとりであり、この展覧会の監修者です。近代工芸史、デザイン史がご専門で、関連する著作や展覧会を多く手がけておられます。講演会は、展覧会全体の方針や内容について企画立案の中心人物ならではの貴重なお話を聞くことができるまたとない機会。観覧券の半券があれば、予約なしで無料で聴講いただけますので、ぜひご来館ください。 関連行事へ



 展示替のお知らせ
2009年7月1日
この展覧会では、貴重な作品をお貸しいただいている所蔵者との取り決めにより、作品保護の観点から、会期中、数回の展示替を行います(詳しくは本展ホームページの「作品リスト」をご覧ください)。今回の展示替はほんの数点ですが、尾竹竹坡の《太陽の熱》が残念ながら7月5日までの展示となりますのでお見逃しなく。代わりに小杉放菴《耶馬溪図》が7月7日から展示されますのでご期待ください(7月20日までの展示)。


 「躍動する魂のきらめき−日本の表現主義」展がはじまりました!
2009年6月23日
本日、展覧会監修の森仁史氏(金沢美術工芸大学大学院教授)、企画協力者の梅宮弘光氏(神戸大学大学院準教授)はじめ240名の出席をもって、盛大なセレモニーが行われました。この展覧会のポスター、チラシに作品《スクリアビンの「エクスタシーの詩」に題す》を使用させていただいている神原泰様ご遺族もご出席くださいました。
大正期の熱き芸術を紹介する展覧会の幕開けです!

 開会式風景 会場風景



 もうすぐお目見えです!
2009年6月20日


日本各地の美術館や所蔵家からお借りした、約350点もの出品作品が当館に集合しました。

慎重に運んできた作品を開梱。作品のチェック中。


展示作業中。

みなさまの前にもうすぐお目見えいたします。
ご期待くださいませ!



 「『きらめく』展覧会図録」、登場です!
2009年6月19日
開催を心待ちにしておられるみなさまに、もっとわくわくする情報をお知らせです。

当館の美術情報センターでは、日本の表現主義展関連図書コーナーを設けています。
本展の出品作家の図録や図書のほか、ドイツ表現主義の図書など約60点をご覧いただけます。
資料一覧へ
 展示コーナー 展覧会図録


なかでも、展覧会図録は必読です!
出品作品を含む約500点のカラー図版とともに、展覧会の監修者である森仁史氏をはじめ、北澤憲昭氏、梅宮弘光氏、後藤暢子氏など大正期の芸術各分野の専門家10数名の論考を収録しており、美術はもとより、建築、音楽、映画、デザインなど当時の芸術表現の動向をみることができます。また、巻末に文献目録、作家略歴を併載。約450ページにもわたる見ごたえ読みごたえのある熱き一冊、これは手に取るしかありません!
売り切れ必須のこの図録は1Fミュージアムショップにて2,500円でお求めいただけます。お早めにどうぞ!
※インターネットで図録のお申込みもできます。ご利用くださいませ。
図録申し込みのページへ



 ただ今共演中!
2009年6月17日
JR灘駅南口からも見える、当館北側の大きな看板をご覧になりましたでしょうか。
 看板画像(遠景) 看板画像(大)

ただ今、日本の表現主義展とコレクション展Uを代表する女性二人が共演中です。
和服姿の艶やかな女性二人に迎えられ、展覧会への期待も高まることでしょう。

 撮影スポット

ツーショットで撮影できるおすすめスポットも北入口付近にご用意。
携帯の待受画面に最適です!

ご来館の際はぜひご利用くださいませ!!



 ブログのページ立ち上がる!
2009年5月24日
本日、『躍動する魂のきらめき−日本の表現主義』展の最新情報のページを立ち上げました。
6月23日のオープニングに向けて、展覧会に関する情報やホット(HOT)な話題を担当スタッフが発信していきます。 みなさま、どうぞお楽しみに!!
 

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