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2023年度コレクション展Ⅱ
2023年9月9日[土]?12月24日[日]
常設展示室4

「美術の中のかたち―手で見る造形」展は、作品に触れて鑑賞できる展覧会として、視覚に障がいのある方にもより作品を楽しんでいただくことと、視覚に重きをおいてきた美術鑑賞のあり方を考え直すことを目的に1989年から断続的に展示を続けてきました。

33回目となる今回は、主に染織によって制作を行う遠藤薫(1989-)の作品を展示します。日常で使用される日用品や工芸品。その裏側には、普段の生活ではほとんど不可視の歴史や社会の仕組みが隠れています。遠藤の作品は、そうした日常の一側面を、自身で制作した工芸品や土地の歴史や人々についてのリサーチを基に浮かび上がらせるものです。今回遠藤は何かが「生まれていく」ことに焦点を当て、触覚・嗅覚・聴覚で体感できる作品を制作します。




遠藤薫
1989年 大阪府生まれ
2013年 沖縄県立芸術大学工芸専攻染織科卒業
2016年 志村ふくみ主宰アルスシムラ卒業
展覧会歴
2016 「クロニクル、クロニクル!」(CCOクリエイティブセンター大阪)
2019 「第13回 shiseido art egg」(資生堂ギャラリー/東京)
2020 「いのちの裂け目ー布が描き出す近代, 青森から」(国際芸術センター青森)
2021 「琉球の横顔―描かれた「私」からの出発」(沖縄県立博物館・美術館/沖縄)
2022 「国際芸術祭 あいち2022」(豊島記念資料館/名古屋)
2023 「Osaka Directory 3 supported by RICHARD MILLE 遠藤薫」(大阪中之島美術館)
「Kobe Re:Public Art Project」(KORPA特設会場/兵庫)

(参考図版) Kobe Re:Public Art Projectでの展示風景

(参考図版) Kobe Re:Public Art Projectでの展示風景
関連事業

学芸員によるガイドツアー

9月24日[日]、11月19日[日]
いずれも午後3時ー(約45分)
※受付は午後2時30分ー
※参加無料・要観覧券・先着順(定員20名)
※介助の必要な方は美術館(078-262-0909)まで
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