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2023年コレクション展1

特集2では、戦後日本を代表する書家・篆刻家である梅舒適(1916~2008、本名:稲田文一)が長年にわたって収集した文物のなかから、中国明・清時代の優品約90件を精選して紹介します。

独自の金石研究に立脚した慧眼で選りすぐられた作品群は、明代中期に活躍した文人・文徴明(1470~1559)にはじまり、清代中期に揚州を舞台に活躍した書画家たち・揚州八怪、中国最後の文人と称される呉昌碩(1844~1927)にまでおよび、書・画・篆刻を網羅している点に特徴があります。

初の大規模な公開となる梅舒適コレクションの精華を、心ゆくまでご堪能ください。

通期展示

  • 文徴明《行書午門朝見詩》
    明時代(15~16世紀)
    梅舒適コレクション

  • 《胭脂紅龍文瓶》
    清時代・雍正年間(1723~1735)
    重要美術品
    頴川コレクション
  • 呉昌碩《「美意延年」白文方印》
    中華民国9年(1920)
    梅舒適コレクション

  • 蒲華《富貴図》
    清時代(19~20世紀)
    梅舒適コレクション
第Ⅰ期展示
1月21日(土)―2月19日(日)

  • 笪重光《行書明徳遊仙詞》
    清時代(17世紀)
    梅舒適コレクション

  • 査士標《山水図冊》 清・康熙2年(1673)
    梅舒適コレクション
  • 呉昌碩《臨石鼓文》 中華民国7年(1918)
    梅舒適コレクション
第Ⅱ期展示
2月28日(火)― 4月9日(日)

  • 張瑞図《行書玄都壇歌寄元逸人詩》明・天啓5年(1625)
    梅舒適コレクション

  • 羅聘《墨梅図》 清・乾隆48年(1783)
    梅舒適コレクション
  • 黄山寿《花果虫魚・松猿図》
    清~中華民国時代(19~20世紀)
    梅舒適コレクション
関連事業

KEN-Viスペシャルトーク

「梅舒適コレクションの精華を見つめて」
講師:中村伸夫氏(筑波大学名誉教授、日本書芸院副理事長)
3月5日[日]午後2時より(約90分)午後1時30分より開場
ミュージアムホールにて(定員110名)、聴講無料・先着順・要観覧券
※「芸術の館友の会」会員優先席あり

学芸員による解説会(特集2)

1月28日[土]、3月18日[土]
いずれも午後3時より(約45分)
レクチャールームにて(定員50名)、聴講無料・先着順
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、制限を設けております。状況によっては変更の可能性もありますのでご了承ください。