特集2では、戦後日本を代表する書家・篆刻家である梅舒適(1916~2008、本名:稲田文一)が長年にわたって収集した文物のなかから、中国明・清時代の優品約90件を精選して紹介します。
独自の金石研究に立脚した慧眼で選りすぐられた作品群は、明代中期に活躍した文人・文徴明(1470~1559)にはじまり、清代中期に揚州を舞台に活躍した書画家たち・揚州八怪、中国最後の文人と称される呉昌碩(1844~1927)にまでおよび、書・画・篆刻を網羅している点に特徴があります。
初の大規模な公開となる梅舒適コレクションの精華を、心ゆくまでご堪能ください。