祐成政徳 《HEAVEN・PEACE・BLOOD》 2003年(参考図版)

小企画 「美術の中のかたち-手で見る造形」

祐成政徳展 I’d like to know what you really want.

平成元(1989)年度より開催している「美術の中のかたち−手で見る造形」展は、手で触れる作品を展示するにより、美術鑑賞の機会を視覚障害者の方に提供すると同時に、健常者の方にも視覚以外の感覚器官を通した美術鑑賞のあり方を探っていただこうという試みで、今年で23回目を迎えます。
今回は、祐成政徳(すけなり・まさのり 1960年福岡県生まれ)氏を迎えて開催します。祐成氏は、様々な素材を使って建物や場所に呼応した空間表現を行っている現代美術家です。今回の展覧会では、部屋全体を使ったインスタレーション作品を展示します。「もの」に触れるとともに、現代アートの重要な要素である「空間」も感じ取っていただければ幸いです。

略歴

1960年 福岡県生まれ
1983年 武蔵野美術大学油絵学科卒業
1987年 「国際鉄鋼シンポジウム YAHATA’87」 東田高炉記念広場/福岡
1995年 「視ることのアレゴリー」セゾン美術館/東京
1999年 5th北九州ビエンナーレ「繰り返しと連続性の美学」 北九州市立美術館/福岡
2000年 「空間体験:「国立国際美術館」への6人のオマージュ」 国立国際美術館/大阪
2001年 「拡張する絵画—色彩による試み CHIBA Art Now’00」 佐倉市立美術館/千葉
2004年 「楽しむ空間・一歩前へ!」 宮城県美術館/宮城
2005-6年 「グローバル・プレイヤーズ-日本とドイツの現代アーティスト」 BankART 1929/横浜、ルートヴィヒ・フォーラム/アーヘン、ドイツ
2006年 “Hyper Design:6th Shanghai Biennale 2006”CITICスクエア上海、中国
2007年 「消失点:日本の現代美術」ニューデリー国立近代美術館/インド
2008年 「アーティスト・ファイル2008-現代の作家たち」 国立新美術館/東京
2009年 「水都大阪2009」 大阪
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