兵庫県立美術館では、9,000点を超える収蔵作品を、1年を3期に区切り、個々にテーマを設けて紹介しています。
2017年度の第1期目のキーワードは「リアル」です。いつの時代も美術にとって関わりの深いこの言葉は、「本物のような」、「そっくり」、「写実的」という限定的な意味だけでなく、「現実、現実感、実体、認識、視覚」といった様々な概念をも意味、示唆してきました。
本展はこうした「リアル」の多様な意味内容を、「繋・関」、「変・語」、「転・現」、「虚・成」、「生・実」、「望・迫」という展覧会ならではの6つの造語を通して考えます。そして、「アウト・オブ」という「基にする・由来する」と「超える・離れる」という二重の意味を「リアル」に掛け合わせることによって、「〈リアル〉を基点としつつ、超越する」という二重の意味こそが美術作品、作家の制作の本質ではないかと改めて問いかけ、美術や人間の創造力の魅力に迫ります。
会期
2017年4月1日[土]―6月25日[日]
(展示替有、 前期4月1日~ 5月14日、後期5月16日~ 6月25日)
休館日
月曜日
開館時間
午前10時-午後6時
※特別展開催中の金・土曜日は夜間開館午後8時まで
※入場は閉館の30分前まで
当日券 | 団体割引 (20名以上) |
特別展との セット料金 |
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一般 | 500円 | 400円 | 300円 |
大学生 | 400円 | 300円 | 200円 |
70歳以上 | 250円 | 200円 | 150円 |
高校生以下 | 無料 |
1階 | ■展示室1: | 1章「繋・関~ Connect/Relate」 |
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■展示室2: | 2章「変・語~ Change/Narrate」 | |
■展示室3: | 3章「転・現~ Reverse/Appear」 4章「虚・成~ Void/Compose」 |
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■展示室4: | 5章「生・実~ Life/Work」 | |
■展示室5: | 近・現代の彫刻/安藤忠雄コーナー |
2階 | ■展示室6:6章「望・迫~ Anticipate/Urge」 | |
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■小磯良平記念室・金山平三記念室 |
1 | ミュージアムボランティアによるガイドツアー 会期中の金・土・日13:00~13:45 集合場所:1階エントランス ※要観覧券(第2日曜日は不要)・定員なし → くわしく |
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2 | 学芸員によるギャラリートーク 4月8日(土)、5月13日(土)、6月25日(日) いずれも16:00~(約60分)。 料金: 無料(要観覧券・定員なし) |
3 | こどものイベント「私のリアルなわたし」 4月23日(日)13:00~15:30 対象:小学生以上 ※要参加費(材料費、保険料) ※要事前申込: 078-262-0908 (3/23朝10時より電話にて受付・先着順 ) |
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4 | 絵本をよもう 5月20日(土)11:00~11:30 料金:無料(要観覧券・定員なし) 対象:どなたでも本展に関連する絵本の読み聞かせを展示室で行います。 |