この部屋は、山田脩二がカメラマンとして活躍した時代の代表作《日本村》シリーズを中心に主だった作品を大規模に展示しています。焼き物の街《常滑》、漆の生産集落《木曾・平沢》、瀬戸内海の島々、愛媛・佐田岬半島などを廻った《ひと夏の旅》、ハイコントラストで都市の変貌を記録した《渋谷》などの初期写真、《日本村》以降の本格的仕事《世界村》シリーズに含まれる《ニューヨーク》《上海》などです。また、映像ブースでは、山田脩二による３５ミリカラースライド作品及び《日本村ネクスト》の上映を行っています。

　《日本村》シリーズには、戦後の日本が失った風景や人々の暮らしが克明にうつしとられています。