イベチャン・ントチャンのイベント通信
2018
こどものイベント
「でこぼこたこづくり」を開催しました
12月22日(土)に毎年恒例の凧作りイベントを実施しました。
コラグラフ版画でよく飛ぶ凧を制作し最後にみんなで凧あげをしました。
お気に入りの凧はできたかな?


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こどものイベント
「わんぱく彫刻探検隊〜宝物に出会おう!〜」を開催しました
11月24日(土)に関西文化の日関連「わんぱく彫刻探検隊〜宝物に出会おう!〜」を実施しました。
今回は「彫刻探検マップ」を使って、美術館内外に設置している彫刻作品をみんなで探しにいきました。彫刻を触ったり、スケッチしたり、広い館内をわんぱくに駆け巡りました。
良いお天気でよかったね!

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こどものイベント
夏休みスペシャル「もじ〜る。」を開催しました
8月4日(土)に県美プレミアム関連企画・夏休みスペシャル「もじ〜る。」を実施しました。
今回は倉科勇三(くらしな ゆうぞう)氏を講師に迎え、ことばをつかったワークショップを実施しました。
連日の猛暑にも関わらず約20名の小学生たちが制作に熱中しました。
夏の思い出作りはできたかな?
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こどものイベント
劇的(ドラマチック)な写真をとろう!」開催しました
8月25日(土)と9月29日(土)にプラド美術館展関連「劇的(ドラマチック)な写真をとろう!」を実施しました。
今回のイベントはキャンセル待ちが出るほどたくさんの申込みがあり、両日のべ70名ほどの参加者で賑わいました。
※台風の影響で日程変更があり、残念ながら参加できなかった方は申し訳ございません。
ぜひまた次のイベントでお会いしましょう!

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こどものイベント
「開館15周年 美術館探検☆グランドツアー」
平成30年1月13日(土) 10:30〜12:00
こどものイベント「開館15周年 美術館探検☆グランドツアー」を開催しました。
16名のみなさまに参加していただきました。今回のイベントは、小学3年生〜高校生・20名限定・保護者のつきそいなし!のスペシャルイベントです。
なぜスペシャルなのかというと・・・
「1970年から王子動物園のおとなりにあった兵庫県立近代美術館。
震災で傷ついた街や、人々の心を美術の力で元気にしたい!という願いを込めて、2002年、建物も新しくなり海の見えるHAT神戸へ兵庫県立美術館としてお引越しました。
それから15年・・・実は2018年1月末から、建物の工事が始まることになりました。工事が始まると、今のような風景を見られなくなる場所もあります。」
ということなのです。
わたしたちの楽しみ・学び・憩いの場所となってくれた美術館をこの機会に探検してみましょう!

1、受付&オリエンテーション
いつもどおり、アトリエ2へ集合です。

寒い中、美術館まで来てくれてありがとう!探検する時は外にも出るので、あったかくしておこうね。

さて、みなさんがそろったところで、スタッフ紹介です。

右側にいるのが、教育普及担当の遊免学芸員、真ん中にいるのが、檀ミュージアムティーチャーです。
今回は、遊免学芸員が美術館探検隊の「隊長」、参加者のみなさんが「隊員」となって、美術館のいろいろな場所に潜入していきましょう!

出発する前に、探検隊の整列する順番を決めますよ〜。

今回は、誕生日順です。1月1日生まれの人から(年代は無視して)順に、遊免学芸員の前に整列!
探検用のメモ帳を持って、しゅっぱ〜つ!

2、美術館探検★グランドツアー
まず、アトリエを出発して、北東の出入口から外へ出ました。
  
兵庫県立美術館は、長い建物が3つ並んだ形をしているので、その建物と建物の間に入ってみましょう。

この辺りは、美術館の前の大きな通りから見えやすいので、たくさんのお客様が利用する場所なんですよ。
  
そのため、セザールさんの《エッフェル塔−板状》という作品や、展覧会の大きな看板を飾り、お客様の気分を盛り上げています。

ここからまっすぐ進むと、円形のぐるぐるの階段につきあったったので、2階へ上ってみましょう!
  
ぐ〜る・ぐ〜る・ぐ〜る、進んで行くと・・・

2階についた!


さらにさらに階段をあがって4階の「山のデッキ」に到着!
そこから北側の方へ歩いていくと、神戸の山並みが見えてきます。

空気が澄んで、天気も良いので気持ち良いなぁ〜!
この辺りに新しくお部屋が出来る予定なので、どんな風に変わったか、また来年見に来てね。

ここから今度は階段を下りて、3階の景色を楽しみ、次は、南の方へ行ってみましょう。


階段にもいろんな種類があって、楽しいな♪
  

見晴らしの良いところまでやってきました!ここが「海のデッキ」です。
  
海も空も、あおい!それに、とっても大きな女の子がいる!
みなさん、海のデッキから見える景色に感激しています。

  
北側を振り返ると、さっきまで自分たちが居た場所がはっきり見えました。
階段のデザインやガラス張りの壁がカッコイイ!

海のデッキから少し西の方へ歩いていくと、またまた階段がありました。ここまで来たら、この階段も上るしかないでしょう!
  
上りきると、この場所は4階になります。先程見つけた山のデッキと同じくらい高い位置にあるんですよ。
その名も「風のデッキ」、スッキリした静かな空間です。

風のデッキを北へ進み、突き当たりのところから足元をみると、かわらがいっぱい並んでいます!
このかわらも、作品なんですよ。

こちらの作品は3階にある特別展の会場の中にある「光の庭」に飾ってあるのです

風のデッキ&光の庭から、来た道を戻り、西側へ歩いていくと、なぎさ公園が見えてきました!
  
美術館と公園がおとなり同士で、良い雰囲気ですよね。
こどものイベントでは、このなぎさ公園で凧をあげたり、耳を澄ませて聞こえてくる音を集めたりする活動をしてきました。なつかしいなぁ。

別の方向へ目を向けると、さっきから気になっていた大きな女の子・・・
近くでみると、迫力満点!銀色のピカピカが素敵なヤノベケンジさんの《Sun Sister》という作品です。
『なぎさちゃん』というニックネームで地域のみなさんに親しまれています。
  
銀色のくつにそ〜っとさわってみると、あったかい・・・!!
さすが、太陽と仲良しのなぎさちゃんです。

なぎさちゃんのすぐ横にある元永定正さんの《きいろとぶるう》という作品の間をくぐってみたり、御影石に空いている扉(?)を通ったりして、美術館の南側をたっぷり楽しみました。
  

そして・・・いつもは、美術館で働く人しか入ることの出来ない場所へ、特別に参加者のみなさんをご案内しました。
  
守衛室で、名前を伝えてね。誰が、何時に美術館へ来て帰って行ったか、必ずチェックしています。

守衛室のすぐ目の前は、トラックヤード。とっても広くて天井も高いので、大きなトラックも余裕で入ってくることができます。床は、上下に動くようになっているので重たい荷物を運ぶときも便利ですよ。

近くには、天井から物を吊り下げて運ぶ機械もあります!

初めて見る機械にみなさん大興奮!美術館って何でもあるんだなぁ〜。
他にも、車が2台停めてあるのを発見しました!どんな違いがあるか、わかるかな?

遊免隊長が、特別なカギをみなさんに見せてくれました。このカギを持っていないと、入ることのできない大事なお部屋が、美術館にはたくさんあるんですって。

いいなぁ〜、いつか使ってみたいな。

遊免隊長の特別なカギを使って、奥の通路を通り・・・
大きな荷物を運ぶための、大きなエレベーターにみんなで乗ってみましょう!
  
動きがゆ〜っくりで、普通のエレベーターとは違う感じがしますね。
スケッチをしてくれた人もいました。ちゃんと開閉ボタンも描かれていて、スバラシイです。

その後、いろいろな美術館の秘密を遊免隊長から教えてもらい、また守衛室で名前を伝えて、建物の外へ出てきました!

最後に、みなさんでザッキンさんの《住み処》を鑑賞して、グランドツアーは終了となりました。

3、まとめ
アトリエ2へ戻り、ひと休みしましょう。

寒い中でしたが、熱心な隊員ばかりだったので、美術館のいろいろなことを紹介することができて遊免隊長もとっても嬉しそうです!

休けいの後、探検用のメモ帳をまとめる時間をとりました。
  
なぎさちゃんが手に持っている太陽(希望)をスケッチしていますね。
なぎさちゃんは一度見ると忘れられないもんなぁ〜。

こちらは・・・
  
山のデッキ、海のデッキ、風のデッキの様子と、そこにたくさんのお客さんが来てにぎわっているところを想像して描いてくれました。
美術館にたくさんの人が来てくれると嬉しいよね!

他にも、今日ビックリしたことや・・・


探検をしながら、気づいたこと・・・




他の人に紹介したいことなど・・・







スケッチも入れて、びっしり記録されています。優秀な隊員ばかりでした!

4、のりちゃん先生からひとこと

この建物が完成し、開館してから15年。わたしたち大人は、新しい建物の美術館だ、と思っているけれど、イベントに参加してくれたこどもたちの方が、この建物よりも若い!という現実におどろきを隠せません。美術館の秘密の場所や、素敵な風景の見られる場所へ案内したとき、みなさんが心からワクワクしていることが伝わってきました。
これから先も、美術館の建物を建て直したり、場所が変わったりすることがあると思いますが、美術館という場所にたくさんの人が集まり、もちろん美術作品も集まり、「何か新しい価値」を自分なりに見つけられるような、そんな“兵庫県立美術館”であり続けてほしいと思います。

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2017
大エルミタージュ美術館 展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち 関連 こどものイベント
おやこ解説会「みんな知りたい!名画のおはなし」
平成29年12月2日(土) 13:30〜14:00
大エルミタージュ美術館 展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち 関連 こどものイベント おやこ解説会「みんな知りたい!名画のおはなし」を開催しました。
51名のみなさまに参加していただきました。

1、受付&オリエンテーション
おやこ解説会は、レクチャールームで開催しています。

おやこ解説会のときにも、こどものイベントのポイントカードが使えます。
次は、アトリエで作品づくりをするようなイベントの時にも来てね♪

レクチャールームの中に入ると、ボランティアさんが待っていました。

今回のおやこ解説会用の、特別な資料をクリップボードにはさんで、渡してくれています。

資料の表紙はこちら!

ロシアにある、エルミタージュ美術館の「名画」を兵庫県立美術館でみられるなんて、めったにない機会です。そんな「名画」には、どんな“おはなし”が描かれているのでしょうか。
展覧会を担当した河田学芸員と一緒に考えてみましょう!

レクチャールームに続々とおやこのみなさんが集まってきました。

早く始まらないかな〜!

開始の時間になり、参加者のみなさんもたくさん集まったので、解説会をはじめましょう。

左側にいるのが、展覧会担当の河田学芸員です。
こちらのスライドに映っているのが、エルミタージュ美術館です。
お城としても使われていたので、キラキラした豪華なつくりですね!

そして、こちらのスライドに映っているのは、女帝(女性の皇帝)エカテリーナ2世さんの肖像画です。

エカテリーナ2世さんがいろいろな国から美術作品を買い集め、仲の良い人達と美術作品をみて楽しんでいたのが、エルミタージュ美術館のはじまりなんですって。
なんだか、おしゃれ〜〜!

2、みんな知りたい!名画のおはなし
さて、展覧会場にはたくさんの名画がロシアからやってきていますが、おやこ解説会では、3つの作品にしぼって、どんな"おはなし"が描いてあるのか、みなさんと考えてみることにしました。

こちらのルールにそって、すすめていきますよ〜。

1つ目は、こちらの作品です。作品の題名はわざとかくしてあるのです。むむっ・・・!?

絵をみてわかることをつなぎ合わせて、どんな場面なのか想像をふくらませてみましょう!

おやこで話し合いながら考える時間をとり、


その後、どんな“おはなし”を想像したか、発表してもらいました。

「お皿を持っている人がいるので、食事中だと思う」「天使がいるので、おじいさんのところに応援に来ているんだと思う」というような意見があがりました。
なるほど!登場人物の持ち物や表情などよく観察していますね。すばらしい〜!

「正解」を知っていることや覚えておくことよりも、作品からわかることを自分なりに探偵のような気持ちになって考えてみることにチャレンジしてほしいという、私たち美術館職員の願いがあるので、みなさんにはちょっと恥ずかしかったかもしれないけれど、勇気をふりしぼって意見を伝えてもらいました。

みなさんの意見を聞いた後、河田学芸員から改めて作品について紹介してもらいました。
こちらの作品はベルナルド・ストロッツィさんの描いた《トビトの治癒》という作品で、聖書の中に登場するお話の一場面を表しているそうです。
真ん中に描かれているトビトさんは目が悪いので、息子のトビアさんが魚の内臓を使ってその目を治そうとしているところのようです。トビアさんはオレンジ色の服を着て、魚の内臓の乗ったお皿を持っています。羽の生えた天使は、やはり、トビトさんたち家族を助けにきたのだそうです。治るといいなぁ・・・。

次は、こちらの作品について考えてみましょう。

みなさんからは、「なんか暗いから、物置き小屋みたいな場所だと思う」「この絵は家族の絵で、赤ちゃんの近くにいるのがお母さんで、そのすぐとなりにいる人がお父さんだと思う」「赤ちゃんが生まれたので、親戚の人達がたくさん集まってきたところだと思う」といった意見があがりました。
赤ちゃんが生まれたのを、みんながお祝いしているようにも見えます。
実はこの赤ちゃん、なんと!イエス・キリストさんなんだそうです!!だから、光り輝いているんですね〜。
ムリーリョさんの描いた《羊飼いの礼拝》という作品でした。

最後はこちら!

「真ん中にいるこどもが、何かわがままを言ってお母さんを困らせてばかりいるので、お母さんが疲れてしまっているところだと思う」「王子様がお姫様を迎えにやってきたところだと思う」といった意見があがりました。よく表情を読みとっていて、みなさん、すごい!
この作品は、カウフマンさんが描いた《パリスの愛を受け入れるようにヘレネを説得するヴィーナス》という作品でした。
ギリシア神話の一場面を描いていて、みなさんが王子様だと予想していた人はパリスさんです。パリスさんは、3人の女神(ヘラ・アテナ・ヴィーナス)のうち誰が一番美しいかを決めなければいけないのですが、ヴィーナスさんが悪い取引きを持ちかけてきます!それは、とても美しいヘレネさん(水色の服)を、パリスさんの恋人にしてあげるから、自分(ヴィーナス)を一番美しい女神として選ぶように・・・ということでした。パリスさんもヘレネさんも困ったような表情をしているのは、そのせいなんですね。よく見ると、ヴィーナスさん(白い服)の表情は、とっても意地悪そうです・・・!

他の人の意見や、河田学芸員からの解説を聞いて、「なるほど!そういうことか〜」というようにうなずいている人がたくさんいたので、名画の“おはなし”がみなさんの心に残ったんだなぁと思いました。

展覧会場で、本物をじっくり鑑賞してきてね!

3、のりちゃん先生からひとこと

まず、おやこ解説会にこんなにたくさんの申込みをいただいて、とっても嬉しい!です。内容をこどもも大人も楽しめるようにアレンジしてみたり、広報チラシを作成してみたり、事前申込み制にしてみたり・・・それらの工夫に効果があったようなので、チャレンジして本当に良かったなぁと思いました。
今回、作品について河田学芸員から解説をする前に、最初に参加者のみなさんでどんな“おはなし”なのか想像して考えてもらうという内容を入れましたが、この活動があることで、描いてあるものをよく観察して予想を立てるという、「鑑賞」の基礎的な部分を伝えられたのではないかと思います。
また、こどもたちの予想が鋭い部分をついていて、なぜ少女たちはパリスのことが王子様だとすぐにわかったのか?!など、のりちゃん先生的には気になることもありましたが、それだけ「名画」だ、ということなのでしょう。

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県美プレミアムV 特集展示 絵画のふしぎ 〜県美・絵画・名品選〜 関連 こどものイベント
「え?それも絵?これも絵?おもろい絵!」
平成29年11月18日(土)・19日(日) 11:00〜12:30/13:00〜15:00
県美プレミアムV 特集展示 絵画のふしぎ 〜県美・絵画・名品選〜 関連 こどものイベント「え?それも絵?これも絵?おもろい絵!」を開催しました。
2日間合わせて、153名のみなさまに参加・参観していただきました。
この2日間は、「関西文化の日」で、兵庫県立美術館では、県美プレミアムの展覧会の観覧料がどなたでも無料なのです!この機会を活用して、展覧会に出品中の作品のことをもっと好きになってもらえるように、こどもも大人も、みんなで楽しめる作品づくりの場所を用意しました。

1、受付
毎度おなじみ、場所はアトリエ2です。
今回は関西文化の日なので、こどものイベントもスペシャルバージョンです!
たくさんの人に利用してもらえるよう、こどものイベントの開催時間中は、参加者のみなさんが好きな時間に来て、好きな時間に帰ることができるようにしました。

そして、作品づくりの方法をなんと、3種類も用意しました。
受付のところに、制作見本と説明書が置いてあるので、どれをしてみたいか、選んでね。

2、(A)「かげ」のかたちをとってみよう!
ここからは、3種類の作品づくりの方法と活動の様子を順番に紹介していきます。
1つ目は、【「かげ」のかたちをとってみよう!】です。

参考にするのは、高松次郎さんの《影(♯394)》です。
まるで本当にそこに誰かの影が映っているかのように、影ぼうしのふわ〜っとした感じが表されています。高松さんはこれを油絵の具で描いたというのだから、ものすごく繊細な表現力ですよね。

この「かげ」というものに注目して、作品をつくってみましょう!
  
まずは、「かげ」のかたちをとってもらいました。
アトリエにあったモノや、自分の手、家族の横顔など、作品にしてみたいものをスポットライトの光を利用して、「かげ」のかたちを紙に写し取ってもらいました。
  

その後「かげ」のかたちに合わせて筆でボンドを塗り、白・黒・灰色の色砂をふりかけ・・・

トレイの中にざっと色砂を落とすと、ボンドを塗った部分にだけ色砂が残り、「かげ」が浮き出てきたようになります。

この手順をくり返し、白・黒・灰色の濃さを調整しながら、完成させていきます。

できた!!
 





3、(B)絵の具をにじませてみよう!
2つ目は、「絵の具をにじませてみよう!」です。

参考にするのは、榎倉康二さんの《Figure - No. 35》です。
とてつもなく大きな布(キャンバス)に、黒い絵の具がしみこんでいます。絵の具と布がお互いに自分の領域を守っているようにも見えますね。

さぁ、みなさんも絵の具と布で「にじみ」をつくって、作品に仕上げてみましょう。
  


筆を使っても良いし、スポンジでダイナミックに描いても良いです。

布をドライヤーで乾かし、画びょうでボードに固定したら、完成です!


できたー!!


  

4、(C)絵の具をいろんな方向へ流してみよう!
3つ目は、「絵の具をいろんな方向へ流してみよう!」です。

参考にするのは、元永定正さんの《作品》です。
こちらも、大きなキャンバス(布)を使っていますが、榎倉さんの作品と比べると、絵の具同士が混ざり合ったり、絵の具がドロっとたれたりしているような跡が見えます。
みなさんも、ドロっとした絵の具を「ながす」ように、キャンバスを動かして、作品をつくってみましょう。
  

  

で・き・た!


  

5、おみやげ
制作を終えた後、こちらのおみやげカードをみなさんにプレゼントしました。
  
アトリエと展覧会場は、少し離れた場所にありますが、この機会に本物の作品を鑑賞してほしいと思います。
制作活動を体験した後で鑑賞をすると、きっと今までよりも作品について気になることが出てきたり、作品のつくり方がわかったり、アーティストの気持ちに気付いたりするはずです。

6、のりちゃん先生からひとこと
関西文化の日」を兵庫県立美術館でも盛り上げたい!という気持ちから、今回はスペシャルバージョンでお届けしました。

美術館にある名品とは、“本物そっくりに描かれているもの”というイメージがあるかもしれませんが、近現代の美術では“どうしてそういう描き方をしたのか”“どんな意味をもって作品をつくるのか”ということも重要なのです。今回とりあげた3つの作品はそういった意味で、名品です。 一見すると「これは何だろう?」と疑問になるような作品(おもろい絵!)の“おもしろさ”を、制作を通してたくさんの人に伝えることができたと思います。

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美術の中のかたち−手で見る造形 青木千絵 展 漆黒の身体 関連 こどものイベント
「パーツに注目!ブロンズ粘土でつくるからだ・・・
平成29年9月2日(土)13:00〜15:30
美術の中のかたち−手で見る造形 青木千絵 展 漆黒の身体 関連 こどものイベント「パーツに注目!ブロンズ粘土でつくるからだ・・・」を開催しました。
12組(24名)のみなさまに参加していただきました。今回は、ペア(大人同士は不可)での申込みとさせていただきました。

1、受付&オリエンテーション
いつものように、アトリエ2で受付です。

名札に名前を書いてね。

みなさんがそろったところで、オリエンテーションの始まりです。

こちらの写真で右側にいらっしゃるのが、展覧会に出品されている作品をつくった青木千絵さんです。作家さんご本人が講師をしてくれるということで、みなさんとっても嬉しそうです!

まずは、青木さんから作品についての紹介です。
  
自分の身体(からだ)のかたちをもとに制作していることや、足の部分をリアルに作り、おなかから上の部分は不思議なかたちで作っていること、材料は伝統的な素材の漆(うるし)・芯は発泡スチロールが使われていることなど、ご本人だからこそお話できることを大いに語っていただきました。

その後、世界でも有名なアーティストたちが作った、身体のかたちをもとに作られた作品についても紹介してもらい、さまざまな方法で身体を表現できることがわかってきました。
実際の身体よりも大きくつくったり、たくさんつくったり、ありえない場所につくったり・・・みなさんもこの後どんな作品をつくってみたいか、アイデアがふくらんできますね。

2、ブロンズ粘土で、からだのパーツをつくろう!
青木さんのお話を聞いて制作するのが楽しみになってきたところで、今回使うブロンズ粘土の扱い方についてのりちゃん先生から紹介しました。
ブロンズ粘土には、特別な成分が入っていて、粘土を数日間乾燥させて固めた後、少し湿った布でやさしく表面をこすると・・・ツヤツヤになってくるのです!

青木さんの漆の作品もツヤツヤなので、材料は違うけれど、ツヤツヤということでは今回のブロンズ粘土と似ていますね。事前に青木さんが作ってくださったブロンズ粘土での制作見本を紹介すると、みなさんそのツヤツヤと完成度に感激していました。
青木さんは、作品づくりのアイデアを練るときなど、粘土を使うこともあるそうですよ。

次は、参加者のみなさんがどんな作品を作りたいか考える時間です。
今回ペアで申込みをしてもらったのは、からだ(・・・)のどのパーツ(部分)を作品にするか相談したり、親子・兄弟・友達などで、お互いにからだ(・・・)のパーツの作り合いをしたりすると、みなさんに楽しんでもらえるのではないかと考えたからです。

どのパーツが良いかしら・・・いろいろアイデアを出してみてね。

青木千絵さんの展覧会を担当した橋本学芸員も、相談にのっています。

ここだけの話、橋本学芸員は学生時代、彫刻の作品づくりをする勉強をしていたんだって!
頼りになりますね。

アイデアスケッチをしたら、
  

ブロンズ粘土を練って、どんどんつくっていきましょう!
  

それぞれペアでアドバイスをし合い、にぎやかに、楽しく、熱く、制作をしてくれました!
  

  
制作するときは、集中して静かになる場合もあるし、よりよい作品をつくるために周りの人と相談してにぎやかになる場合もあります。それぞれ真剣につくることと向き合っていますね。

すてきなものが、できあがってきましたよ〜!
  
粘土ベラや、竹串などでこまかなところまで、つくり込んでいますね。
粘土同士を接着するときは、粘土を水でどろどろにといた“どべ”を使うと良いですよ。
みなさん、道具も材料も使いこなしています。

3、ギャラリー
  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

4、発表会

完成したみなさんの作品を机の上に飾って、1人ずつ自分の作品について紹介してもらいました。
大きめの作品をひとつだけつくった人もいれば、小さめの作品をいくつかつくった人もいます。
今回は、保護者の大人も一緒に制作したので、「娘が幼いうちに、かわいらしい鼻やほっぺたをつくっておきたくて・・・」という“親子ならでは”のお話を聞くことができました。

青木さんからも、それぞれの作品についてコメントをいただきました。

みなさんの作品が、細部まで仕上げられていることや、からだのなめらかさや量感をしっかり表していることなどたくさん素敵なところを見つけてほめていただき、大満足!の発表会となりました。

5、のりちゃん先生からひとこと

みなさんが作品をつくっているとき、「なんだか、かたちがうまくいかないなぁ」というぼやきがたくさん聞こえてきました。いつも自分で見ているはずの、一番身近なものなのに、いざそれを表そうとすると難しい・・・という、不思議なもどかしい感覚と、それを超えて「なんかいい感じにできた!」という喜び。こういったことは、芸術を通してしか味わえないことかなぁと思います。
きっと青木千絵さんも、こういった気持ちを深く味わいながら、ご自身の身体を参考にして作品づくりを続けているのかなぁと思います。アーティストってストイックですごいなぁ・・・。
参加者のみなさんの作品も、青木さんの作品と同じくらい“ツヤツヤ”に磨かれていることを期待しています!

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「怖い絵」 展 関連 こどものイベント
「もっと怖い絵をかこう!」
平成29年8月26日(土) 午前の部10:15〜12:30/午後の部14:00〜16:15
「怖い絵」 展 関連 こどものイベント「もっと怖い絵をかこう!」を開催しました。午前の部・午後の部を合わせて41名のみなさまに参加・参観していただきました。

1、オリエンテーション
受付を済ませてから、「怖い絵」展担当の岡本学芸員から、展覧会や展示してある作品について紹介してもらいました。
岡本学芸員がみなさんに見せているのは、今回の展覧会オススメの、ウォーターハウスさんが描いた《オデュッセウスに杯を差し出すキルケー》という作品の資料です。
キルケーさんはギリシア神話に登場する魔女なのですが、こちらの作品では、とっても美しい姿で描かれていて魅力的です。キルケーさんは、英雄のオデュッセウスさんに、飲むと動物の姿に変わってしまう薬の入ったお酒を差し出しています。もちろん、そんな薬が入っていることは内緒で。こ・・・こわい!
  
「怖い絵」展では、このように、描かれている物語のことや、どうしてその場面を絵に描いたのかがわかったときに感じる「恐怖」がかくれている作品を集めて展覧会にしています。このアイデアは、中野京子さんが書いた『怖い絵』という本をもとにしたもので、美術館を利用することが少なかった人にも、関心を持ってもらえるような展覧会となりました。

参加者のみなさんには、こちらのワークシートを配布しました。
表紙は上の写真のように《オデュッセウスに杯を差し出すキルケー》が印刷されています。
こ・・・こわい〜!

  
表紙をめくると、展示室でメモやスケッチをするためのページがあります。
キルケーさんのお話以外にも、なんだかこわそうな絵があるようですね・・・。
本物の作品をみるのが楽しみになってきました!


3つのグループをつくり、展示室でのマナーを確認して、ワークシートの準備ができたら展示室へ出かけましょう。

2、展示室でギャラリートーク
嬉しいことに、展示室は満員御礼!
一般のお客様の迷惑にならないよう、細心の注意を払ってグループ毎にギャラリートークを行いました。

こちらは最初に紹介した《オデュッセウスに杯を差し出すキルケー》です。
本物をみると、キルケーさんのまわりに豚やカエルが描かれているのがよくわかります。実は、オデュッセウスさんよりも先にキルケーさんのところへ来ていた弟子たちが、すでにあの薬の入ったお酒を飲まされていたのです!
キルケーさんのふわっとした髪の毛や服、鏡に映ったオデュッセウスさんの横顔・・・まるで絵を見ている人もその場所にいるかのような気分になりますね。

こちらは、フューズリさんの描いた《ミズガズルの大蛇を殴ろうとするトール》という作品で、神話の一場面を描いています。
ナビゲーターは、こちらも展覧会担当の小林学芸員です。

画面の真ん中にいるのがトールさん。彼はとても強い神様なのですが、その彼が今まさに大きな蛇を倒そうとしているところです。海にしぶきがあがって、ものすごい迫力!
よくみると、トールさんの舟に一緒に乗っている人がいますが、この人は「もう今すぐ逃げたい!」というように後ろへのけぞるような姿勢をとっています。
この後どうなったのか、気になります・・・。

こちらは、ジョセフ・ライトさんの《老人と死》という作品です。こちらのナビゲーターは、こどものイベントでもおなじみの遊免学芸員です。

絵の真ん中におじいさんが描かれていますが、その視線の先には死神(ガイコツ)が・・・!

おじいさんが山での仕事に疲れて「もう死んでしまいたい・・・」とため息まじりにつぶやいたとき、本当に目の前に死神が現れたので、やっぱり死にたくない!と思いなおした瞬間なんですって。
イソップ寓話の1つですが、こうして絵になっていると、実際にそういう出来事が起こったのではないか?と思えるほどです。死神(ガイコツ)がおじいさんに歩み寄ろうとする手足の描き方は、本当に今にも動き出しそう!です。
この後、おじいさんはどうなってしまうのかしら・・・心配です。

こちらは、チャールズ・シムズさんが描いた《小さな牧神》という作品です。
  
午後の部では、展示会場がとっても混み合っていたので《オデュッセウスに杯を差し出すキルケー》の代わりに、岡本学芸員のギャラリートークをこちらの作品に急遽変更しました。

こちらの作品は、ぱっと見たところ暖かい日差しの中、庭先で楽しく食事をしているように見えるのですが、よくよく目を凝らすと、人間ではないものが描かれているのです!
食卓の上にあがって木の枝や花に触ろうとする男の子、そのすぐとなりには、こどもサイズの牧神(ヤギの角と足をもっている)・・・?また、画面の左奥に描かれている木の陰に誰かが隠れているようです。それに気付く様子もなく、食事をしている楽しげな女性たちと男の子。
牧神や人影は何かの予兆を示しているのでしょうか、それとも・・・?

一般のお客様で混み合っていましたが、ギャラリートークは大盛り上がり!
  
みなさんに配布していたワークシートにメモをとってくれた人もいました。 どんな絵が描いてあるか、自分の言葉でしっかり書けています!

ギャラリートークで取りあげた作品の他にも、気になった作品についてメモをしてくれました。
  
どんなお話の、どんな場面を絵にしているかがわかってくると、もっと作品のことを好きになれますね。

3、もっと「怖い絵」をかこう!
展示室からアトリエへ戻ったら、みなさんも「怖い絵」にチャレンジしましょう。

“もっと”怖い絵というのは、“物語をもっと自分の中で膨らませてみよう”という意味です。なので、今回は、絵で描いても良いし、小説のように文字で表しても良いし、絵にふきだしをつけたりコマ割りをして漫画のようにしたりしても良いことになっています。
画材も、鉛筆だけでも良いし、色鉛筆やペン・クレパスを使っても良いです。
それぞれ自分の表しやすい方法でつくってみよう!

まずは、どんなストーリーで、どんな場面をつくるか、アイデアを練ります。

展覧会の図録をみてヒントを探したり、

美術館の人と相談してみたりして、


アイデアスケッチをしたら・・・


本番の画用紙にかいていきましょう!
  
キルケーさん、人気です。

もちろん、トールさんも!


自分なりにオリジナルの登場人物やストーリーを考えてくれた人もいて、「どんなお話なの?」と聞くとすらすらと物語を語ってくれました。
  
こわ〜い感じの絵もできあがってきました!

区切りのついた人から、イーゼルに飾り、発表会の準備です。

他の人がどんなお話をつくったのか、興味津々!

発表会では、自分のつくった作品とそのストーリーを一人ずつ紹介してもらいました。
ストーリーを語っていくうちに、どんどん想像が膨らんでいきます。
  
高校生のお姉さんは、英雄のオデュッセウスさんと魔物のセイレーンさんを登場人物にして、セイレーンさんの切ない恋心を描いていました。そんな切り口があったとは!
他にも、キルケーさんが毒薬ではなくコーヒーを淹れてくれるお話や、妖精さんたちが悪魔から人間を助けてくれたりするお話を考えた人がいました。ふむふむ、なるほど。

4、ギャラリー
  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

  

5、のりちゃん先生からひとこと

今回のイベントを終えて、「恐怖」という感覚に、人間はこんなにひきつけられる/想像力をかきたてられるものなのか!と驚きました。展示室でのギャラリートーク中も、アトリエでの制作中も、こどもたちは、想像するために頭を働かせている真剣な表情をしていたのです!
こどもたちのつくった作品の中には、刃物や血が描かれているものもありますが、彼らがそういったことにいつもとらわれている訳ではありません。「こんな物語だったらどうかな・・・」と想像してみたら、「なんだか怖くなってきた・・・でも、想像することっておもしろいかも!?」と感じているということが見てとれました。
神話や文学を含めた“芸術”を味わうとき「恐怖」の感覚を想像できた方が、よりその作品のことを理解できたり、心に残ったりすることがあるので、大人の私たちは、こどもたちの「恐怖」の感覚に無理矢理フタをせず、その成長を見守ることができればいいなぁと思います。
あ〜、こわかった!!

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こどものイベント
「美かえるからの挑戦状2017」
平成29年7月22日(土) 13:30〜16:00
こどものイベント「美かえるからの挑戦状2017」を開催しました。30名のみなさまに参加していただきました。

2015年から始まったこちらのイベントですが、毎年たくさんのお申込をいただいており、定員30名&先着順のため、断念していただいた方も多くいらっしゃいます・・・またの機会にぜひどうぞ!
  
こちらが美術館の屋根の上にいる"美かえる"と「美かえる箱」です。
美術館のあちらこちらに置かれた「美かえる箱」を探し、その中に入っている「美かえるからの挑戦状」の問いかけに、みんなで答えてチャレンジしよう!というのか、今回のイベントの内容です。
今年はどんな挑戦状かな?

1、受付&オリエンテーション
おなじみ、アトリエ2で受付です。


今日は、はじめて会う人とも一緒に活動をするので、ひとりひとり名札をつくってもらいました。
  
そして、美かえるの挑戦状にこたえるための道具、美術館の地図・特製のメモ帳・美かえる帽子をボランティアさんから配布してもらい・・・
みんながそろったら、美かえる帽子をかぶって準備ばっちり!

地図やメモ帳の使い方を、のりちゃん先生から紹介した後、3〜6名のチームをつくり、チーム毎に数名のボランティアさんにサポートとしてついてもらいました。
  
今日は、初めて会う人と仲良くなるのも大切です。あいさつや自己紹介をして、「美かえる箱」を探しに出発です!

2、挑戦スタート!!
さっそく「美かえる箱」を発見したようです!どれどれ?
  
今回の挑戦状には、ミュージアム博士度・発見度・聞きたい度・気になる度などが★で示されています。
ひとつの「美かえる箱」には、いくつかの挑戦状が入っているので、どの挑戦状を開けるかチームで相談しましょうね。

挑戦状のきりとり線のところがミシン目になっているので、プチプチと切り取り広げると、問いかけが!
  
例えば、この挑戦状には「この作品を探してね。ちょっと立ち止まって。今どんな形になっているかな?」と書いてあり、写真ものっています。チームで美術館を探検しながら、この挑戦状の問いかけに答えられるよう、チャレンジしていってね!

ブータン展の「マニ車」は、ありがたさ★★★です。

こちらはブータンにある「マニ車」のレプリカです。真ん中の金色の部分にお経が刻まれていて、手で押すと回転する仕組みになっています。1周で1回お経を読んだことになるのです!ありがたい!!

他にも、屋外彫刻に関連した問いかけ・・・
  

  

カフェに関する問いかけ・・・


美術館で働く人や、ボランティアさんに関する問いかけ・・・
  

展覧会についての問いかけ・・・


美術情報センターについての問いかけ・・・


安藤忠雄さんの建築についての問いかけ・・・
  

  

あっという間に100分が過ぎ、メモ帳も文字でびっしり!になっています。

同じチームになった人の名前を記録したり、


ボランティアさんにインタビューしてわかったことを書いたり、


★の数をメモしたり、

  
青木千絵さんの展覧会や作品について記録したり、

  
探検中に気になったことをメモしたりと、とっても積極的に「美かえるからの挑戦状」にチャレンジしてくれました!
おつかれさま!

3、まとめ
アトリエにもどって、まずはひと休みです。

その後、同じチームの人とおしゃべりしながら、どんな挑戦状があったかなど、ふりかえりをしてもらいました。初めて会った人とも、仲良くなれたようですね♪

メモ帳だけでなく、地図の方にもいろいろと記録を残している人がいました。
地図についている★シールは「美かえる箱」のある場所を示しているのですが、そこへ矢印を伸ばして、挑戦状にチャレンジしてわかったことなどを書いているようです。

「みんなとなかよくする」という今回の決意・目標も書いていますね!

  
展覧会の会場の中にあった「美かえる箱」もちゃんと発見できたようです。

チーム毎に、今回チャレンジした挑戦状の★の数を合計してもらいました。   
たくさん★を集められて、みなさん満足気です。
最後に、感想などを発表してもらい、記念品の特製美かえるシールをプレゼントしてイベント終了です。

4、のりちゃん先生からひとこと

今年で3回目の「美かえるからの挑戦状」でしたが、挑戦状にきりとり線を入れてみたり、地図とメモ帳を別々にしたり、挑戦状に★や“○○度”を入れてみたり、みなさんが積極的に活動したくなるように・楽しめるように、今まで以上に工夫をしてみました。(※これは、全て“美かえる”からのりちゃん先生がリクエストを受けてしていることです。)
ボランティアさんのご協力のもと、西日本で最大級の規模を誇る兵庫県立美術館を、色々な視点から味わってもらえたと思います。とっても広い美術館なので、のりちゃん先生も、ボランティアさんも、保護者のみなさんも、クタクタになりました。こどもたちは「まだまだいける!」と言ってましたが・・・。今回だけでは、美術館の全てを紹介しきれなかったので、今度美術館を訪れることがあれば、今回のように積極的に活動する・楽しむことを思い出して、“美かえる”がいなくても美術館を味わってほしいと思います。 “美かえる”またね!

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ベルギー奇想の系譜 展 関連 こどものイベント
「わたしの幻想世界(ファンタスティックワールド)」
平成29年6月24日(土)10:30〜12:30/午後の部14:00〜16:00
ベルギー奇想の系譜 展 関連 こどものイベント「わたしの幻想世界(ファンタスティックワールド)」を開催しました。午前の部・午後の部を合わせて56名のみなさまに参加していただきました。

1、受付&オリエンテーション
今回は、よりたくさんのこどもたちに気軽に参加してもらええるよう、開催時間を短めに設定して、午前・午後にわけて参加者を募集しました。多くの人に集まってもらえてうれしいな。

もちろん、場所はアトリエです。

みなさんがそろったところで、展覧会を担当した小野学芸員から「ベルギー奇想の系譜展」についてお話を聞きましょう。
  
今回の展覧会でぜひみなさんにみてほしい!と考えているのが、《トゥヌグダルスの幻視》という作品です。アトリエの壁に大きく映して、どのような世界が描かれているのか小野学芸員から紹介しました。

《トゥヌグダルスの幻視》は、トゥルヌダルスさんが地獄の世界を旅する夢を見た(=幻視)、というキリスト教のお話を表しています。地獄には、キリスト教の教えで、人間がしてはいけないものとされている「七つの大罪」を、平気で行っている人や悪魔たちがたくさんいたのです!!

例えばこちらの部分は、「七つの大罪」のうち「嫉妬(=うらやましがり)の罪」を表しています。
横になっている女の人が他の人をみて、「わたしより綺麗でうらやましいわ」と言っているようです。
この女の人は、その罪のために、体をヘビに食べられてしまっています!!地獄ってこわい!

他にもベルギーでは幻想的(ファンタスティック)な作品がたくさん生まれました。
こちらは、ルネ・マグリットさんの《前兆》という作品です。

洞窟から外の景色を描いたものだということはすぐにわかると思うのですが、よく見ると、奥の山並みが、ワシが翼を広げた形にも見えてくるという不思議な絵になっているのです。
ベルギーで活躍した画家たちは、イメージを膨らませることが得意だったんですね。

2、コラージュで、幻想世界(ファンタスティックワールド)をつくろう!
次は参加者のみなさんが、想像力を働かせて、ベルギーで生まれた作品に負けないような、幻想世界(ファンタスティックワールド)を作ってみましょう。

こちらは、事前にボランティアさんに作ってもらった制作見本です。
どんな幻想世界(ファンタスティックワールド)が生まれるか、楽しみですね!

今回は、コラージュという、切り貼りをする技を使って作品づくりをしてもらいます。
  
こちらのように、事前にボランティアさんと展覧会のポスターなどを使いやすい大きさに切っておきました。

この中から使ってみたいものを選んで、
  

自分なりに考えて好きな大きさに切ったり、
  

画面の大きさに合わせて、配置を決めて貼ったり、
  

切ったものを組み合わせたり、貼ったところへ絵を描き足したり、
  
自分の姿を写真に撮って、幻想世界(ファンタスティックワールド)へ登場させたりして、どんどん作っていきましょう。

できあがってきました〜!


完成したら、イーゼルに立てて鑑賞会の準備をしましょう。



つくるのも楽しいけど、他の人の作品をみるのも楽しいですね。

3、ギャラリー
 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   

   

4、まとめ
みなさん夢中になって制作していたので、時間が足りない!という人も居ましたが、きりのよいところで発表会とし、自分で考えた幻想世界(ファンタスティックワールド)について、紹介をしてもらいました。

《トゥヌグダルスの幻視》のように、地獄を想像して作品に仕上げた人もいれば、翼の生えた車に乗って自分が旅をする、というようなストーリーを考えて作品にした人もいました。
それぞれ、思いもよらない工夫をしていて、とっても・・・ファンタスティック!!

5、のりちゃん先生からひとこと

ベルギーで生まれた“ファンタスティック”な作品たち・・・作品の前に立ってじっとみていると、不思議な生き物がいたり、現実にはないような場面が描かれていたりして、さまざまなストーリーが心に浮かんできます。そういったものをつくり出すための想像力や表現力を、こどもたちにも味わって欲しいと考えて、今回の内容を考えました。また、コラージュは、絵を描くことや手先の器用さに苦手意識がある場合でも、想像力を育むための活動としてぴったり!で、道具や材料も身近なものでできるので、ぜひお家でも「ファンタスティックワールド」の続きをつくってほしいなぁと思います。

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ベルギー奇想の系譜 展 関連 こどものイベント
おやこ解説会「ちょっと怖くて なんだか楽しい 不思議な話」
平成29年6月3日(土) 11:00〜11:30
ベルギー奇想の系譜 展 関連 こどものイベント おやこ解説会「ちょっと怖くて なんだか楽しい 不思議な話」を開催しました。48名のみなさまに参加していただきました。

1、受付&オリエンテーション
おやこ解説会の時は、レクチャールーム前で受付です。

本日限定の資料を受け取ってね。

レクチャールームに入ってから、ボランティアさんからこどものイベント用のポイントカード&シールと、アンケート用紙を配布してもらい、


参加者のみなさんがそろったところで、オリエンテーションを始めました。

右側にいるのが展覧会を担当した小野学芸員、左側にいるのがのりちゃん先生です。
今回のために、こどもたち向けの特別なスライドを小野学芸員が用意しています!楽しみですね。

2、ちょっと怖くて なんだか楽しい 不思議な話
最初に、今回の展覧会いちおし!のヒエロニムス・ボス工房で描かれた《トゥヌグダルスの幻視》という作品を大きく写して、どんな場面を描いていると思うか発表してもらいました。
  
細かなところまでよ〜くみてね。
「何かを飲まされている人がいる!」「ベッドで寝ている人がいる!」など、すばやく意見があがりました。みなさん、さすがです。

それでは、絵の細かな部分を拡大してみてみましょう。
ベッドで寝ている人の場面では、どんなことを表しているのでしょうか?
  
「やだー!まだねるー。」というふきだしが現れました!
寝ている人は、やるべきことをせずにダラダラと時間を過ごしているようです。
この部分は「怠惰(たいだ)の罪(つみ)」を表現しているんだって!
参加者のみなさん、心当たりがあるのかクスクス笑い声が聞こえてきました。

実は、この《トゥヌグダルスの幻視》では「七つの大罪」を1つの絵の中にまとめて描いているのです。
「七つの大罪」とは、キリスト教の教えで、人として生きていく上で、してはいけないこと(=罪)を次のように七つ定めたもののことです。

@怠惰(たいだ)・・・ごろごろ、だらだらしてなまけること。やるべきことをやらないこと。
A激怒(げきど)・・・おこってひとをきずつけること。ぼうりょくをふるうこと。
B大食(たいしょく)・・・すきなだけ、すきなものをたべたりのんだりすること。
C貪欲(どんよく)・・・どんなものでもほしがること。いつまでもまんぞくしないこと。
D邪淫(じゃいん)・・・きもちいいこと、すきなことばっかりしていること。
E嫉妬(しっと)・・・ひとをきにして、たにんをうらやんでばっかりいること。
F傲慢(ごうまん)・・・じぶんがいちばん!とおもって、いばること。

それでは次は、こちらの部分をみてみましょう!この場面はどの罪を表しているのでしょうか?


「お金が降ってきてる〜。」そうなんです!この人、お金をあびて嬉しそうにしています。
・・・となると、この場面は、欲張りな人を現した「貪欲」の罪について描いてあるんですね。

他の罪についても《トゥヌグダルスの幻視》を部分ごとに分けて紹介してもらい、「七つの大罪」を絵で表すとどんな描き方になるのか、みなみなさんがだんだんわかってきたところで・・・


クイズです!!展覧会にも展示してあるこちらの版画作品は、「七つの大罪」のうち、どの罪を表しているでしょう?


受付で配布した資料にはこの作品が印刷されているので、それを見ながら家族で相談し、


その後、絵のどこをみて、どの罪を描いた作品だと推理したか、発表してもらいました。
「はい、はい、はーい!」みなさん、自信たっぷりです。

さきほどの版画作品は《大食》の罪を表した作品です。いろいろな生き物が飲んだり食べたりしているので、みんなさんすぐにわかったそうです。

その後、こちらの3つの版画についてもクイズ・相談タイム・発表を行い、細かなところまでじっくり鑑賞してもらいました。

1つ目は・・・《怠惰》、


2つ目は・・・《貪欲》、


3つ目は・・・《激怒》でした〜!

どの作品にも、人間の他に、現実にはいない生き物や、悪魔のような姿をしたものが描かれていて、ちょっとこわ〜い・・・でも、なんだかにぎやかで楽しげにもみえるから不思議ですね。

みればみるほど多くのことに気付いたり、他の人の意見を聞いて自分では気がつかなかったことがわかるようになったりして、大盛り上がりで解説会は終了となりました!

3、のりちゃん先生からひとこと

おやこ解説会をもっと楽しいものにしたい!と考え始めて、はや1年半・・・。みなさまの協力があって、充実したものになってきたなぁという実感があります。
「おやこ連れで、こどもがいるから美術館の講演会・解説会に参加しづらい」と感じている方は少なくないはずです。きっと一般の方を気遣われてのことと思いますが、今回のように家族で相談できる時間と場所を確保することで、その“気遣い”を取り除き、こどもも保護者も実りある時間を過ごしてもらうことができたと思います。
美術館・美術鑑賞が「おやこ」にとっても楽しめる場所だということを、たくさんの人に知ってもらえるようがんばります〜!

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新宮 晋の宇宙船 関連 こどものイベント
「凧をつくろう」
平成29年5月5日(金・祝)10:30〜15:30
新宮 晋の宇宙船 関連 こどものイベント「凧をつくろう」を開催しました。
50名のみなさまに参加・参観していただきました。

1、受付&オリエンテーション
毎度おなじみ、最初はアトリエ2で受付です。

今回つくる凧はとても大きく、作成するのにスペースが必要なので、廊下で受付をしました。
黄色いエプロンをしているのは、ボランティアさん。準備万端です!

今回は、新宮晋(しんぐう すすむ)さんご本人を講師として招いているので、みなさんの緊張感とワクワク感が両方伝わってきました。

早く始まらないかな・・・!

さて、みなさんがそろったところで、イベント開始です。

左側にいるのがみなさんご存知の新宮晋さん、右側にいるのが展覧会担当の遊免学芸員です。
それぞれの自己紹介の後、新宮さんご自身から展覧会や作品について紹介して頂きました。
鑑賞をするときのマナーを確認したら、みんなそろって展覧会場へ出発です。

2、新宮船長の宇宙船に乗って、宇宙旅行へ出かけよう!
展覧会のタイトルは『新宮 晋の宇宙船』。船長自ら案内をして頂きましょう。
  
船に乗り込む前、《星の海》が目の前に現れました。
キラキラと瞬く星に、みなさんうっとり・・・。
これからどんな景色が見られるのか、気分が盛り上がってきました。

宇宙船の中へ入ると、壁にいくつかのメッセージがあることに気付きます。
「空気は、気圧を一定に保つために恐ろしいほどの几帳面さで移動する。それが風だ。風は地球上のすべてのかたちを造形する。」

地球というかけがえのない星で生きる私たちは、風や自然と共に生きていかなければいけません。
どうやったら自然と仲良く生きられるか、船長が語り、問いかけています。


となりの部屋からは「ざぁ〜、ざぁ〜」っと水の音が聞こえてきます。気になって行ってみると、めぐみの雨を受けて軽やかに動く《雨の光線》に出会いました。

こちらの壁にも、新宮船長からのメッセージが・・・。
「雨は空からのメッセージ。地上にさまざまな生命を生み、それを育ててきた。」
雨は命の源なんですね。

船長が乗組員のみなさんに、なぜ宇宙や自然について作品をつくろうと考えたかなど、優しくわかりやすく語りかけています。

お話を聞いているみなさんの表情が真剣そのものです。

次の場所へ進むと《小さな惑星》を発見しました。
  
銀色のパーツの中に入っている水が移動して、それぞれが回転しながら様々な姿をみせています。
キラッと反射しているところも、宇宙空間のきらめきのようで圧倒されますね。
こちらは《時の流れ》です。ゆっくり動く部分と、細かくクルクル回る部分があって、とても複雑な動きをしています。


《月の舟》は、宇宙の中でゆるやかに泳いでいるようです。



なごり惜しいですが、最後に新宮船長からまとめのお話を聞いて、宇宙旅行のおしまいです。

3、アトリエへ戻って、凧づくり
アトリエへ戻り、一息ついたところで、宇宙旅行の感想を発表してもらいました。

船長もみなさんと一緒に旅ができてとっても嬉しそうですね!

そして、今日のメインイベント「凧づくり」ですが、制作のテーマは『宇宙へのメッセージ』です!
宇宙から地球をながめているのは、宇宙旅行ができるようになった人間かもしれないし、宇宙人や、まだわたしたちが知らない生き物や、神様かもしれない・・・そういうものに向けて、地球人として伝えたいメッセージを決めて、凧を作成してもらいます!

絵の具の使い方について、のりちゃん先生から少し紹介した後は、アイデアスケッチをしてもらいました。


どんなアイデアが良いか家族と相談してみたり・・・


いろいろなパターンのデザインを考えてみたり・・・


お試し用の紙に、"吹流し"の技で試作をしてみたりして・・・


アイデアがまとまったら、


本番の大きな凧用紙に、描いていきましょう!


絵の具屋さんで好きな色の絵の具をもらってね。
  
色ペンもたくさん用意したので、どんどん使って良いですよ〜。

こちらでは、絵の具を金あみと歯ブラシで飛ばして、霧のような模様をつくろうとしています。
  
できあがりが楽しみですね!

はやく絵の具を乾かしたいときは、ドライヤーを使いましょう。


少しずつ完成に近づいてきました。
  

  
アトリエ中に熱気がうずまいています!!

最後に、竹ひごと凧糸を取り付けたら完成です。
  

凧あげに出かける前に、新宮さんから凧を風にのせるコツを教えていただきました。

「吹いてくる風の方向を調べたら、風の吹いてくる方に背中を向けてから凧をあげるといいよ。」とのこと。なるほど、わかりやすい!さすが、自然と仲良しの新宮さんです。

4、ハーバーウォークで凧あげ
完成した凧をもって、美術館の南側にあるハーバーウォークへ出てきました。
雲ひとつない、快晴の青空。気持ちよく凧があがっていきます。

こちらの写真に写っている赤色のものは、美術館の屋外彫刻作品である《遥かなリズム》です。
こちらも新宮さんの作品なんですよ。5月の優しい風に、みなさんのつくった凧と一緒になって嬉しそうに動いています。

凧に込めたそれぞれのメッセージ、宇宙へ届いているといいな・・・!

ひとしきり凧あげを楽しんだ後、全員で記念写真の撮影です。

みなさん、最高に素敵な笑顔ですね。

5、ギャラリー
 

 

 

 

 

 

 

 

 

6、のりちゃん先生からひとこと

“凧に宇宙へ向けたメッセージを込めよう”という新宮さんからのお題に、一人一人が真剣に向き合って凧づくりをする場面を目の前にし、わたしが一番ワクワクしていました。
新宮船長の宇宙船に乗り込んで、船長のお話を聞きながらみなさんと宇宙旅行をしている時、自然の神秘や雄大さ、わたしたち人間が自然と共に生きること・生かされていることに、はっと気付かされました。新宮船長がこどもたちの心に届くよう、太陽や風や植物など身近な自然を例にあげ、丁寧に紹介してくださったので、きっと参加者のみなさんも同じように感じていたはずです。だからこそ、“メッセージ”について深く考えることができたと感じています。
新宮さんの熱意とこどもたちに向けたあたたかな眼差しは、わたしの心にも、みなさんの心にもいつまでも鮮やかに残されていくでしょう。

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県美プレミアムT 特集 Out of Real リアルからの創造/脱却 関連 こどものイベント
「私のリアルなわたし」
平成29年4月23日(日) 13:00〜15:30
県美プレミアムT 特集 Out of Real リアルからの創造/脱却 関連 こどものイベント「私のリアルなわたし」を開催しました。
7名のみなさまに参加・参観していただきました。

1、オリエンテーション
アトリエに集合し、まずはスタッフの紹介から始まりです。

右側にいるのが展覧会を担当した村田学芸員、真ん中にいるのがのりちゃん先生です。
まずは『Out of Real』を展示室まで鑑賞に行きましょう!村田学芸員から展覧会について少しお話をして、さっそく出かけました。

参加者のみなさんにはこちらのワークシートを配布し、必要があればメモをとってもらうことにしています。
  

2、展示室で鑑賞
村田学芸員の案内で、森村泰昌さんの作品がいくつか並んでいるところへやってきました。

森村さんは、自分の姿を有名人や有名な絵に似せて変装することで、作品を発表しています。
《肖像(ゴッホ)/小》では、ゴッホさんの自画像(油絵)の中に森村さん自身が入り込んだような、不思議な作品になっています。自分の肌にもまるで絵の具で描いたようなペイントをしているんですよ。

次は、澤田知子さんの《ID400》です。

白黒の証明写真が、なんと400枚!全部澤田さん自身の写真です。
メイクや服装を変えるだけで、全くの別人にみえるから驚きですね。
どの人が気になったかな?

森村さんと澤田さんの作品をゆっくり鑑賞した後は、自由鑑賞の時間をとりました。

こちらは、ジム・ダインさんの《植物が扇風機になる》という作品です。
植物の『リアル』な姿は、実は扇風機だったのでしょうか・・・?

おとなりの部屋には、吉村益信さんの《豚・pig lib;》も展示してあります。

右側にいるのが、こちらも展覧会担当の相良学芸員。
参加者のみなさんとこちらの豚の『リアル』について、深く話し込んでいるようです。

鑑賞を終えてアトリエへ戻ったところで、どんな作品が気になったかなど感想を発表してもらう時間をとりました。

ワークシートに一生懸命メモやスケッチをとっている人もいて、集中して鑑賞できたことが伝わってきます。

3、「私のリアルなわたし」って・・・誰?
ところで、今回のイベントのタイトルになっている「私のリアルなわたし」という言葉、とっても意味深ですが、内容を説明すると・・・

森村泰昌さんや澤田知子さんのように、自分の姿を“いつも”とは違うスタイルにしてみて、色々な「わたし」を自分で感じ、「リアルな(本当の)私とはどんな人物か?」について考えてみよう!ということなのです。

まずは、“いつも”の自分の姿を撮って・・・
   
準備OK!

アトリエにあった小道具や、職員の家にあった服や装飾品などを用意したので、自由に使って自分の姿を変えてみましょう。
  
いろいろあって困っちゃう〜。

アイデアが大事!

お母さんやボランティアさんとも相談してみてね。

スタイルが決まった人から、写真撮影です。

カメラマンは村田学芸員、ポーズをとっているのは・・・相良学芸員!?

少し恥ずかしがっていたみなさんも、だんだん慣れてきて、小道具の使い方が斬新になってきました!

ゴーグルに手袋、大きな掃除機に乗ってどこへ行くのかしら?

ボランティアさんがまるでヘアメイクさんのようです。

細かなところまでチェックしてから撮影しましょう。

お料理教室の先生になるときは、レシピの書いてあるホワイトボードを用意して・・・


美容室の人になるときは、2人で一緒に・・・

たくさんの工夫が生まれました。

4、ギャラリー
   

  

   

   

   

   

   

5、まとめ
撮影した写真をプロジェクターで投影し、全員で鑑賞会です。
改めてみると、それぞれ自分とは思えない姿で、おもしろい!

どの人も撮影するにつれ、ポーズのとり方や小道具の使い方が洗練されていったことがわかります。自然と歓声があがり、和気あいあいとした鑑賞会となりました。

全ての写真を鑑賞した後は、全体を通しての感想や「リアルなわたし」について考えたことなどを、ざっくばらんにお話をしました。

「どんな格好をしても、わたしはわたしなんだって実感した。」とのコメントもいただき、みなさん充実した表情で終了です。

本日撮影した写真を記念品としてプレゼントしました。
  

こちらのシートに保存してね。


6、のりちゃん先生からひとこと

今回のイベントでは、写真撮影の時間があったので、参加者のみなさんが“のって”くれなかったらどうしよう・・・と心配していましたが、撮影すればするほど楽しさが実感できたようで、時間が足りなくなるほどでした。
こどもの気持ちに寄り添ってサポートしてくれる大人(美術館スタッフやボランティアさんはもちろん、保護者のみなさんも)が居たことが良かったのかなぁと感じています。また、参加者は少なめでしたが、だからこそアットホームな雰囲気の中で思う存分活動してもらえたし、充実した時間をつくることができたと思います。
みなさんには、このイベントのことを時々思い出し「リアルなわたし」とは何か?自分自身に問いかけてみる機会をつくってほしいなぁ・・・と思います。

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新宮 晋の宇宙船 関連 未就学児のための鑑賞会
「いちごツアー」
平成29年3月29日(水)、4月13日(木)、22日(土)・各日10:30〜11:00
新宮 晋の宇宙船 関連 未就学児のための鑑賞会「いちごツアー」を開催しました。
3回合わせて、48名のみなさまに参加・参観していただきました。
「いちご」というのは、1〜5歳のこどもたちのことを表していますが、実は、新宮さんの絵本『いちご』にもひっかけています。

こどもたちと一緒に鑑賞すると、新宮さんの作品のスケールの大きさがより一層伝わってきました。


1、受付&オリエンテーション
今回はレクチャールームの前で受付です。

1〜5歳のこどもたちとのイベントなので、もちろんバギーでの参加も大歓迎!!

レクチャールームでは、おなじみの遊免学芸員がみなさんをお迎えしています。実は、遊免学芸員は、今回の展覧会担当でもあるのです。

今までにこの美術館へ来たことがある人〜?」
はじめての人もそうでない人も、今回みんなでみる新宮さんの展覧会(=宇宙船)をきっと好きになってくれると思いますよ。マナーを確認してから、新宮さんのつくり出した"宇宙船"に乗って"宇宙旅行"へ出かけましょう!

2、宇宙旅行へ!
みんなそろって、こちらの大階段から宇宙船へ乗り込みます。

自分の足で行けるかな?
がんばって階段を上っていくと・・・

《星の海》が待っていました。こちらが、宇宙船への搭乗口です。

ふわふわ・ゆらゆらと優しく瞬く星が目の前に広がり、この作品の大きさに、動きに、不思議さに、こどもも大人も釘付けです!!
はぐれないように乗り込んだら・・・

ここからはもう宇宙です。《星空》と《空のこだま》がみえてきました。少しの空気の流れで、それぞれ違った動き方でゆらゆら揺れています。
  
作品自体も素敵ですが、みなさん"影"も気になったようで、床や壁を見たり、天井を見上げたりして楽しんでいます。

今回は特別に優しく風をおこして、《風》をふわふわ動かしてみました。

ひとつひとつ違ったタイミングで動くのが楽しそうですね。

次の部屋に入ると、天から雨が降り注いでいて、みんなびっくり!
《雨の光線》という作品です。

ラッパのような入れ物に水がたまると、それがおもりとなって、車輪のようにくるくる回り始めます。
ざぁ〜っという音も、みなさんの興味をそそったようで、ワクワクしながら鑑賞してくれました。

こちらの《小さな惑星》では、作品の中に入っている水が移動すると、それに合わせてくるくると回転する仕組みになっています。
  
ずっとみていても、形や角度がどんどん変わるので、どれだけでも見つめていられますね。

次は《雲の階段》をみなさんと一緒に寝転んで見上げてみました。
ゆ〜っくり動いていく雲が重なり合っている様子なんですね。
  
今回は、新宮さんおすすめの方法でみてみました。床にねっころがってみるとまるで草原に来たような気持ちになれます。

他にも、ぐねぐね動く《花》や・・・
  

カラフルな布が入れかわりながら動く《オーロラ》や・・・


《雲の日記》や・・・


いろんな作品の模型を鑑賞して、
  

新宮さんの宇宙船から降り、大満足でレクチャールームへ戻りました。

宇宙旅行へ出かける前よりも、みなさんの表情がやわらかく・豊かになっているように見えます。

3、レクチャールームでまとめ
レクチャールームでは、宇宙船から見えたもののうち、何がお気に入りになったかなど、感想を聞きました。
  
また、新宮晋さんは絵本の出版もされているので、そのお話についても遊免学芸員が紹介しました。新宮さんは、自然を愛しているんだな〜ということが伝わってきます。

さらに、こちらのようなスケッチを残してくれた人(小学生のお兄さんです)もいました!

よく観察していますね。

最後に、アンケートの記入にチャレンジしてみたい人には記入をお願いして(うまく文字がかけないので)・・・終了です!


4、のりちゃん先生からひとこと

こどものイベントはほとんどの場合、小学生のこどもたち向けに行っているので、今回の未就学児対象のツアーは、楽しんでくれるかなぁ・・・と少し不安もありました。しかし、新宮晋さんの作品と未就学のこどもたちとの相性が抜群に良く、作品をじっとみて動かなくなる子もたくさん居て、その集中力にこちらが驚かされました。こどもたちの感性を信じることや、こどもたちと一緒に感動することの大切さを改めて感じた3日間となりました。

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こどものイベント
「のりちゃん先生のフェルティング★フェスティバル」
平成29年3月25日(土)10:30〜15:30
こどものイベント「のりちゃん先生のフェルティング★フェスティバル」を開催しました。40名のみなさまに参加・参観していただきました。
今回は、みなと銀行さんにご支援・ご協力をいただき、神戸開港150年を記念して、羊毛フェルトで神戸の街を表す作品づくりを行いました。

大きなパネルに神戸港周辺の地図(?)を描き、背景を用意しておきました。
左上にある赤い丸は、羊毛フェルトで作った太陽です。他にも、ポートタワーや、王子動物園のパンダ、港に着いた船、淡路島、カモメや海の生き物なども、事前にボランティアさんと見本として作成し、安全ピンで取り付けました。

参加者のみなさんには、さらに"神戸らしいもの"を作成してもらい、にぎやかな港町を完成させてほしいと思います。

1、受付
おなじみのとおり、アトリエ2で受付です。
  
その後、名札シールを作って、みんながそろうのを待ちます。

あれ?のりちゃん先生からプレゼントを受け取っている人がいますよ。

実は、受付でお渡ししている「こどものイベントカード」に10枚シールを集めると(10回こどものイベントに参加すると)、兵庫県立美術館ならではの素敵なグッズをプレゼントしているのです!
10回達成おめでとう!

2、オリエンテーション
さて、みなさんがそろったところで、イベント開始です。

始めに、みなと銀行広報室の藤井英二室長からごあいさつをいただきました。

その後、神戸港の歴史・文化を紹介する映像をみて、改めて神戸の街について知る・考える機会としました。


次は、作品づくりのテーマ発表です! 「ひとりひとり“神戸らしいもの”や“神戸の街で見かけるもの”を作り、最後に全員でこちらの地図(?)に飾ってにぎやかな神戸の街を完成させましょう!」

のりちゃん先生が指し示しているのは、美術館の南側ハーバーウォークにあるヤノベケンジさんの《Sun Sister》のシルエットを表したものです。本物の作品は、とても大きく『なぎさちゃん』の愛称で親しまれ、震災から復興していく明るい未来を象徴しているのです。

3、アイデアスケッチ
他にも、みなさんに“神戸らしいもの”はどんなものがあるかイメージを膨らませてもらうため、開港150年の歴史を紹介したすごろくを使って、それぞれアイデアを練ることにしました。
  
すごろくでは、ポートアイランドの誕生や明石海峡大橋の開通のことはもちろん、港に青いバナナが黄色く熟すまで保管しておく倉庫があったことや、喜劇王のチャップリンさんが神戸港に降り立ったことなども紹介されています。

家族や友達で相談しながら、自分が作品にしてみたいものをアイデアスケッチしてもらいました。
  
恥ずかしがらずに、どんどんスケッチしてみてね。

須磨水族館にいる海の生き物や、明石のタコに灘のお酒・・・
    
いろんなアイデアが浮かんできたようです!

4、フェルティングの練習
つくりたい作品のイメージが決まってきたら、ちょっと頭を切り替えて、“フェルティングの方法を紹介しました。
  
こちらが色とりどりに染められた羊毛です。
このふわふわした繊維を、せっけん水や専用のニードル(針)を使って固め、形をつくるのです。

このように繊維を少しずつ抜き出し、バットの中に置いた型紙の上にたて・よこ交互に積んでいきます。
    
そこへせっけん水をかけて、手でやさしくなでながら、"フェルト"になってくるまでこすります。
手の荒れやすい人は、手袋をしてね。

さぁ、みんなもやってみましょう!
使ってみたい色の羊毛を選んで、せっけん水をかけて、なでなで・・・ゴシゴシ・・・
    

できた!!
  
練習なので、型紙の大きさは全員同じです。羊毛の繊維がくっついて縮まり、型紙よりも小さいサイズになればOK。わざとふわふわしている感触を残しても良いし、しっかり固めの布にしても良いです。

せっけんの泡を水で流し、脱水機にかけ、乾かしたら完成!
  
でも、その前に繊維があまりくっついていないところや、細かな模様をいれてみたいところには、専用のニードルを使って、繊維をからませて定着させていきます。
ニードルを使うときは、手に刺さないように気をつけて、下にスポンジもひいてね。

5、にぎやかな神戸の街をつくろう!
お昼休憩のあとは、本番の制作です。
午前中に考えておいた“神戸らしいもの”や“神戸の街で見かけるもの”を羊毛フェルトでつくっていきます。
  
型に油性ペンで下書きをして、はさみで切り取ります。何ができあがってくるか楽しみですね。

練習をしておいたので、みなさん作り方はばっちりです。
    
羊毛を少しずつ積み重ねてせっけん水でこすり、細かなところは、ニードルで整えて・・・

スマスイのイルカ、長田の鉄人28号、ファッションの街神戸を表すワンピースに、スイーツ・・・!
      
たくさんの作品ができあがってきました。

脱水機にかけて、水がたれてこないようになったら、地図(?)に飾りましょう〜!

6、発表会
みんなの作品を飾り、自分の作ったものについて、1人ずつ順番に紹介をしてもらいました。

カラフルな海の生き物や、明石海峡大橋、さんふらわあ号、美術館の屋根の上にいる美かえる・・・とってもにぎやかな神戸港ができあがりました!


7、のりちゃん先生からひとこと

昨年度の「のりちゃん先生と織りジナルバッジをつくろう!」に引き続き、のりちゃん先生の専門である染織にちなんだイベント、第二弾となりました。みなと銀行さんのバックアップのおかげで、充実したイベントを開催することができ、アトリエ中が大満足の表情でいっぱいになっていました。ありがとうございました。
今回使った羊毛はもちろん天然素材ですが(漂白と染色をしています)、人は、昔から羊などの動物の毛を分けてもらって、あたたかい衣類や絨毯などをつくり生活を豊かにしてきました。このイベントを通して、保護者の方やボランティアさんからも「羊の毛で形をつくることができるなんてすごい!」「せっけん水やニードルで繊維がくっついていくのがおもしろいなぁ」「思ったより簡単にできた」といったコメントをいただき、わたしの方も嬉しくなりました。人々の残した知恵も、羊毛フェルトの手触りの心地よさやおもしろさも伝えられたと思います。またいつか『フェルティング★フェスティバル』を開催できたらいいなぁ・・・。

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県美プレミアムV 関連 収蔵品によるテーマ展 彫刻大集合 関連 こどものイベント
「彫刻の世界を探検してみよう」
平成29年2月25日(土)10:30〜15:30
県美プレミアムV 収蔵品によるテーマ展 彫刻大集合 関連 こどものイベント 「彫刻の世界を探検してみよう」を開催しました。27名のみなさまに参加・参観していただきました。

1、受付

毎度おなじみ、アトリエ2の出入口で受付です。
今回は、立体的な作品づくりをするので、みんな早くつくりたくってワクワクしている様子が伝わってきました。

2、オリエンテーション
みんながそろったところで、スタッフ紹介をした後、「彫刻大集合」を担当した出原学芸員から、どんな作品が展示してあるかなど、お話をしてもらいました。
 
図工の時間に粘土やダンボールなどで「工作」をしたことがあると思うけど、「彫刻」というのは、立体的に作品をつくること。そのような立体で表した作品も美術館にはたくさん収蔵されています。
「彫刻大集合」では、その名のとおり、展示室にた〜くさんの彫刻作品があって、きっと彫刻作品のおもしろさに気づいてくれると思います。

3、展示室へ鑑賞に出かけよう!
出原学芸員のお話を聞いたら、本物の作品をみるのが楽しみになってきました!
 
こちらのワークシートを持って、みんなで展示室へ行ってみよう!

展示室に入ってすぐの部屋は、「人体彫刻の魅力」をテーマにしていて、人の姿を表した作品もあれば、手だけを作品にしたものもあります。

こちらの写真では、ロダンさんの《オルフェウス》をみんなでお話しながら鑑賞しているところです。写真では後姿なので見えにくいのですが、オルフェウスさんの表情がとっても辛そうな作品なのです・・・

2つ目の部屋のテーマは「抽象の力」。図形のようにかんたんな形、わかりやすい色で表した作品を集めて並べています。

こちらはブランクーシさんの《新生》という作品です。「金色のたまごみたい!」「よく見ると、少しへこみがあったり、でっぱりがあったりしている・・・顔かなぁ?」など、考えたことを自然に交流しています。

3つ目の部屋に入ると、すぐ正面にこんな作品がありました!
内田晴之さんの《静止 82-1》という作品です。磁石の反発作用を利用して、二つの角柱の間に空間ができています。

いつもは触らないように気をつけて鑑賞しているけど、今回は特別に、出原学芸員がこの作品の上側の角柱をそっとゆらしてくれました。ゆらゆらゆれた後、このすき間はいつも同じ幅で止まる=静止するのです。ふしぎ!!

3つ目の部屋は「彫刻から立体へ」というテーマで、
こちらのように電気の力で、うねうねうね〜っと不思議な動きをする作品や・・・


みんなの身長よりもも〜っと大きな、器?のような、
こんなの見たことない!という作品がたくさん並んでいます。

自分から進んで作品の「素敵だな」と思ったところをお父さんのカメラにおさめている子もいました。

ちょっと一息ついたところで、新宮晋さんの《花》という作品の前にみなさんを集めて、遊免学芸員からギャラリートークをしてもらいました。

少しの風でふわふわゆれる作品なので、なんだかずぅ〜っとみていられるね。
どんなつくり方をしているかなど、気になるところがいっぱい!

4つ目の部屋に入ると、観覧車が動いています!こちらももちろん作品ですよ。

この部屋のテーマは「ポップと彫刻」。「ポップ」というのは、「ポピュラー」という言葉のことで、「たくさんの人が知っていること」というような意味です。ふむふむ。

最後の部屋は「床への意識」というテーマです。
作品を見る人の目線をわざと床のほうへ向けたり、台座をなくして展示してみたり・・・

こちらの作品も、床へ寝そべるような姿勢でないと細かなところが見られないのですが、接着剤なしでこのバランスを保っている部分がとっても繊細ですごーい!

みんなで見て回った後、展示室を自由に鑑賞して、気になるものをスケッチする時間にしました。
 

 
たくさんの種類の彫刻があったけど、みんな自分の"好み"を自分でわかっているみたいで、すらすらすら〜っとスケッチしていました。

アトリエ2にもどってからは、展覧会の中でどんな作品が気になったかなどを発表してもらいました。
 

4、作品づくりのアイデアを練ろう。
お昼休みに入る前に、自分の作品づくりのテーマやアイデアについて、少し考えておくように伝えました。

今回は、やじろべえのようにゆらゆらゆれる作品をつくるので、左右のおもりをどんな関係性にするか、どんな形にするか、よく考えてアイデアを練るようにしてもらいました。

みんな、お昼ごはんを食べたら、休む間もなく、すぐにアイデアスケッチをしていてビックリ!
 
ものすごい創作意欲です!

みんながアトリエにそろったところで、午後の部開始です。
まずは、釘の土台に、カラー針金をのせて、ちょうど釣り合いのとれるように折り曲げ、バランスのとれる状態をつくってもらいました。
 
釘とカラー針金には接着材を使わないので、これがなかなか難しい・・・!
うまくバランスが取れたときは、とっても嬉しそうです。

その後、おもりになる紙粘土でつくりたいものをつくるため、みんなを一つの机に集めて、紙粘土に色をつける方法を紹介しました。

今回使ったのは、ふわふわで軽い紙粘土です。絵の具を少しずつ混ぜながら練っても良いし、紙粘土で形を作ってから、筆で色を塗っても良いです。

ちなみに、みんなのアイデアスケッチはこんな感じ。
 

 

 

 

 

 

 
「釣り合い」を考えて、いろいろなアイデアが出ました!

5、アイデアをもとに、紙粘土でおもりをつくろう!
ここからが本番!アイデアをもとに、制作を進めていきましょう。


絵の具を溶いたり、混ぜたりして・・・


少しずつ紙粘土に絵の具を混ぜて・・・


アイデアにあわせて形をつくって・・・


だんだんできあがってきました!
   

カラー針金に、できあがったおもりを取りつけて・・・
 
 
か・ん・せ・い!?

6、ギャラリー
 

 

 

 

 

 

 

 

7、みんなで発表会
できあがった作品をひとつの机に集めて、みんなで発表会です。
紙粘土が乾ききっていないので、釘の台に乗せられないものもありましたが、どれも力作ばかりで見ごたえがありますね。
(おうちに帰ってから紙粘土が乾いた後に、改めてボンドでつけてね。)


今回は、釣り合い・バランスのことをそれぞれ自分なりに考えて左右につける形をつくったので、どうしてその組み合わせにしたのか、くわしく紹介してもらいました。
自分の作品にも、他の人の作品にも、大きな拍手を贈って終了です!

8、のりちゃん先生からひとこと
彫刻が大集合!している展覧会。展示してある作品はどれもこれもこどもたちにとって、ものすごく新鮮だったようで、出原学芸員や遊免学芸員との鑑賞をキラキラの目で楽しんでいました。
もし「美術館ってつまらないところなんじゃ?」という気持ちを持っているお友達がいたら、「ぜんぜん違うよ」と伝えてほしいと思います。

今回の作品づくりでは、やじろべえの両端に、どんな関係性でどんな形をつけるのか、みなさんのアイデアが浮かんでくるか少し心配していたのですが、それぞれしっかりと構想を持って作品づくりをしていて、こちらがその発想力におどろかされるばかりでした。描くのも素敵ですが、今回のように「つくる」ことも、より好きになってもらえたのではないかと思います。

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