©Photograph Yoshihiko Ueda

はじまり おわり すすみ もどる 心と象のつくるとつづく

beginning, ending, enhancing, returning, mind and shape, circle of creation goes on...

デザイナーの皆川明(1967-)が設立したブランド、ミナ ペルホネン。流行に左右されず、長年着用できる普遍的な価値を持つ「特別な日常服」をコンセプトとし、日本各地の生地産地と深い関係性を紡ぎながら、オリジナルの生地からプロダクトを生み出す独自のものづくりを続けてきました。

皆川がミナ ペルホネンの前身となる「ミナ」を立ち上げたのは1995年。「せめて100年つづくブランドに」という思いでファッションからスタートした活動は、その後、インテリアや食器など次第に生活全般へと広がり、現在ではデザインの領域を超えてホスピタリティを基盤にした分野へと拡張しています。そのたゆまぬ歩みは、2020年に25周年となります。

本展覧会の「つづく」というタイトルは、文字通りブランドの時間的な継続性を示すものですが、それだけでなく、つながる・連なる・手を組む・循環するなど、モノや人が連鎖し何かを生み出していく生成のエネルギーを想起させる言葉でもあります。 多義的な意味をもつ「つづく」をキーワードに、本展覧会では、生地や衣服、インテリア、食器等のプロダクトに加えて、デザインの原画、映像、印刷物、皆川明の挿絵など創作の背景を浮き彫りにする作品群や資料も併せて展示いたします。

ミナ ペルホネンと皆川明のものづくりとその思考をこれまでにない規模で紹介する本展覧会は、私たちの日常生活やその先にある社会の仕組みについて新たな視点と示唆をもたらすことでしょう。


展示構成:田根剛(Atelier Tsuyoshi Tane Architects)
展示構成補助:阿部真理子(aabbé)
グラフィック・デザイン:葛西薫(sun-ad)

開催情報

特別展 
ミナ ペルホネン / 皆川明 つづく
minä perhonen / minagawa akira TSUZUKU

会期

2020年6月27日[土]-8月16日[日]
2020年7月3日[金]-11月8日[日]
※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、今後会期等が変更になる可能性があります。最新情報は当ウェブサイトにて更新してまいります。

休館日

月曜日
(ただし8月10日[月・祝]は開館、8月11日[火]は休館、9月21日[月・祝]は開館、9月23日[水]は休館)

開館時間

午前10時-午後6時(金・土曜日は午後8時まで)
入場は閉館30分前まで

会場

兵庫県立美術館 企画展示室


観覧料

一般 1,400円
大学生 1,000円
高校生以下 無料
70歳以上 700円
障がいのある方 一般 350円
障がいのある方 大学生 250円
観覧には事前予約をお願いしています。(ご予約はこちらから)
クレジットカード・交通系電子マネー・電子マネーでの支払いが可能です。(ご利用いただける種類はこちらから)
※金額はいずれも消費税込み金額です。
※一般以外の料金には、証明できるものの提示が必要です。
※障がいのある方1名につき、介護の方1 名は無料。
※コレクション展は別途観覧料が必要(本展とあわせて観覧される場合は割引あり)。
※70歳以上、障がいのある方は、会期中、館内券売所でのみ販売。

関連事業

当初予定していた下記イベントにつきましては、新型コロナウイルスの感染拡大防止の観点より、お知らせしていた形での実施は困難であると判断し、中止を決定いたしました。
これにかわるものとして、インターネット上での特別映像の配信を行います。

GALLERY TALK
皆川明が展覧会の会場をご案内します。
展覧会特設サイト上で動画を公開中。

CROSS TALK
皆川明が各界で活躍するクリエイターとトークをします。

中村好文(建築家)
ふたりが共作した「shell house」内でクロストークを行いました。
展覧会特設サイト上で動画を公開中。


ナガオカケンメイ(デザイン活動家)
mina perhonenが6月にオープンした「puukuu 食堂(プークー食堂)」にて「つづく」をテーマにクロストークを行いました。
展覧会特設サイト上で動画を公開中。

TRIPARTITE TALK

皆川明×田中景子×長江青 「ミナ ペルホネンをつくる」
ミナ ペルホネンをともに作ってきた中心メンバー3人によるトークです。
展覧会特設サイト上で動画を公開中。

この他にも会期中に映像が追加になる可能性があります。
詳細が決まりましたら展覧会特設サイト(mina-tsuzuku.jp)でご案内します。