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ウィーン美術史美術館は「ヨーロッパ最大の貴族」ハプスブルク家の400年にわたる遺産をもとに1891年に開館した美術館です。そのコレクションは、ハプスブルク家と関わりの深かったオランダ・フランドル地方、スペインをはじめとしてヨーロッパ各地から収集され、世界屈指の質・量を誇ります。そして、2009年は、「日本オーストリア交流年」。この記念すべき年の幕開けに、ウィーンの誇る珠玉の作品が神戸にやってきます。
静物画の黄金期である17世紀の作品を中心に、さまざまな静物画、そして静物が重要な役割を果たしている風俗画や肖像画を展示します。ヤン・ブリューゲル(父)の花、コルネーリス・デ・ヘームの食卓、バスケニスの楽器・・・美術の歴史に残る静物画の名手たちに出会えます。また、ヤン・ステーンのにぎやかな風俗画における雑多な家庭風景や、物の質感を表現するヘーラルト・ダウの超絶技巧をはじめとして、様々な絵画の中で静物の放つ魅力を堪能していただけます。知る人ぞ知る名作・ペレダの《静物:虚栄(ヴァニタス)》も見逃せません。
本展覧会ではあまりにも有名なベラスケスの《薔薇色の衣裳のマルガリータ王女》が日本初公開されます。ハプスブルク家の華麗な歴史を彩った王女の可憐な姿をご覧頂く稀有な機会です。
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ヤン・ブリューゲル(父)
≪青い花瓶の花束≫ 1608年頃
エヴァリスト・バスケニス
≪静物:楽器、地球儀、天球儀≫ 17世紀
ディエゴ・ロドリゲス・シルバ・イ・ベラスケス
≪薔薇色の衣裳のマルガリータ王女≫ 1653/54年頃
ヘーラルト・ダウ ≪医師≫ 1653年
ヤン・ステーン ≪逆さまの世界≫ 1663年
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