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重要なお知らせ12月16日(土) HART TALK 館長といっしょ!Vol.4 映画「手でふれてみる世界」ユニバーサル上映会&トーク「<手でふれてみる>鑑賞とは?」
当館林館長が各界からゲストを招き、兵庫県立美術館の中長期的な課題について一緒に考えるトークセッションシリーズ「HART TALK 館長といっしょ!」
Vol.4は映画「手でふれてみる世界」の上映会とともに、国内外のミュージアムでの「ふれてみる」鑑賞に通じた岡野晃子氏(映画監督、キュレーター)にお話を伺い、視覚にとどまらない感覚による「手でふれてみる世界」について考えます。
イベントの後に、関連企画として「視覚障害者のための触察鑑賞ワークショップ」も開催します(詳細はこちらから)。
日時 令和5年12月16日(土)14:00~16:00(受付:13:30~)
場所 兵庫県立美術館 ミュージアムホール
内容 ①映画「手でふれてみる世界」上映会
ユニバーサル上映(日本語字幕、音声解説付き)
②トークセッション(手話通訳・要約筆記付き)
講 師:岡野 晃子(映画監督、キュレーター)
聞き手:林 洋子(当館館長)
参加費 無料
定員 150名(事前申込制)
申込開始 11月10日(金)10:00~
※定員に達したら受付終了します。
下記の申込みフォームからお申し込みください。
自動返信メールをもって申込み完了となります。
ドメイン @elg-front.jp からのメールを受信するよう設定をお願いします。
万が一、返信がない場合は、電話で確認をしてください。
【参加申込みフォーム】
https://www.e-hyogo.elg-front.jp/hyogo/uketsuke/form.do?id=1697873339200
※関連企画「視覚障害者のための触察鑑賞ワークショップ」についてはこちらから。
※申込みフォームへの入力が困難な場合は、県立美術館担当(電話:078-262-0908)までご連絡ください。
【講師プロフィール】
岡野 晃子 | OKANO Koko
1973年生まれ。バンク・ストリート教育大学博物館教育研究科修士課程修了、
コロンビア大学大学院美術及び美術教育研究科修士課程修了。
ヴァンジ彫刻庭園美術館にて「センス・オブ・ワンダー もうひとつの庭へ」、
「すべてのひとに石がひつよう 目と、手でふれる世界」(日本展示学会賞受賞)
など企画。視覚にとどまらない感覚による美術館教育の可能性を研究。
その一環として、ドキュメンタリー映画「手でふれてみる世界」を制作。
ドキュメンタリー映画特設サイトはこちら(https://le-mani.com/)から
ドキュメンタリー映画『手でふれてみる世界』について
イタリア・マルケ州アンコーナに暮らす、視覚に障害を持つアルド・グラッシーニと妻のダニエラ・ボッテゴニ。芸術を愛し、80カ国以上を旅して、それぞれの文化が生み出してきたもの、自然や生きものに手で触れながら世界と出会ってきた。しかしながら、どの国を訪れても、美術館で作品を鑑賞することだけは困難だった。美術作品を後世に残すため収集、保存、公開する美術館と呼ばれる場所では、ガラスケースや柵越しに作品を見ることに重きをおいた、「視覚優位」の活動が行われているからだ。ならば自分たちで、見える人も見えない人も
、ともに美術作品に手で触れて鑑賞できる美術館をつくろうと、夫妻は自ら行動し、「オメロ触覚美術館」を創設する。1993年にマルケ州の支援によって開館したこの美術館は、1999年にはイタリア議会の承認を受け国立の美術館となり、子どもから大人まで、視覚に障害がある人もない人も訪れる、すべての人に開かれた美術館となった。そこで働く人、訪れる人、かかわる人々は、「美術館とは何か」を静かに語りかけてくる。
日本で長年に渡り美術館運営に携わってきた監督は、オメロ触覚美術館の存在、その活動に心動かされ、この世界の断片を多くの人に伝えたいという思いからカメラを手に取った。「手でふれてみる世界」をテーマに、触れることが困難なコロナ禍の下でイタリアへ通い、見えてきたものとは。
お問い合わせ:Tel 078-262-0908
FAX 078-262-0903
メール harttalk2023(a)artm.pref.hyogo.jp ※(a)の部分を@に変更して送信ください。