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伊丹市伊丹5丁目3有岡公園

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江戸

碑文
奥の細道を慕ふ照顔斉道の記 天は月に遊び地は花に遊ぶをもて風雅の元とす祖翁は奥の細道を尋て五七五の作意をいつ迄もつきせぬ余情定め置かれける己も此道をしたはんとて嘉永元申年弥生の空を待兼道祖神のまねきにあひ三りの灸をすゆるより白川の関を越へ松嶋の月を見んと心そゝろに茂助といふ供をつれ杖をとりて 
道をみや尋る人も千松嶋 
と一句を言ふて三月四日早朝より浪花表へ発足す其頃天遊渓斉糸海に逗留 又 糸海の衆中送別の句々左に  
はたこ町通り過して花すミれ 天遊  
あかぬ日のあかぬ道なりきしの声 渓斉  
風流の賈客君に似たるは稀なり。遠く名迹を指して旅衣を試む。奇貨居くべし松嶋の翠、毫底に収め尽くして嚢を括りて帰ることを試む。 静庵  
松島や雄しまによするしらなみの 立ちかへる日をいつとまたまし 良臣  
松の香をしほりに出よ花の中 太乙  
むつのくのつとの花見や嵐山 ぬか人  
安政2年卯七月 照顔斉
地区
阪神
作者
曲阜( きょくふ )
建立年代/その他
昭和59年(1984)3月 『照顔斉道の記』より
天遊、渓斉、静庵、良臣、太乙、糠人らの句と歌を刻む 自筆
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