フランス象徴主義を代表する画家、ギュスターヴ・モロー(1826〜1898)。神話や聖書など古典的な物語に主題をとりつつ、そこに自らの内なる感情を表現しようとしたモローは、卓越した想像力で独自の神秘的な絵画世界を編み出しました。宝石のようにきらびやかな色彩でいろどられたその作品は、一世紀以上の時を超えた今もわたしたちを魅了してやみません。
モローの死後パリのアトリエに残された膨大な数の作品は、その建物とともにフランス政府に寄贈され、1903年よりモロー美術館として公開されています。晩年にモロー自身が心血を注ぎ構想したこの美術館のコレクションは、油彩画はもとより、制作過程を生々しく伝える素描なども含み、いわばモローの小宇宙ともいうべき魅力を伝えてくれます。本展はこのモロー美術館の全面的な協力により開催されるもので、《一角獣》《出現》をはじめとする代表的な油彩画48点に、水彩画、素描を加えた計160点により、モローの独創的な絵画世界を紹介いたします。


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6月19日(日)14:00〜ミュージアムホールにて
「モローの《サロメ》と西洋の女性像」
木島俊介氏(群馬県立近代美術館館長)
聴講無料(ただし本展覧会のチケットが必要) |


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6月11日(土)、6月25日(土)、7月9日(土)、7月23日(土)
いずれも18:00〜レクチャールーム 聴講無料 |


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会期中の毎週日曜日、11時から(所要時間約15分)
レクチャールーム 無料
本展開催にあわせ、当館のミュージアムボランティアが展覧会のみどころと主要作品についてスライドを用いてご案内いたします。
※また団体向け解説も行っています。解説を希望される場合は、1週間前までに当館までお申込みください。(予約状況によりご希望に添えない場合もございます。ご了承ください。) |

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6月26日(日)10:30〜16:00
アトリエ2にて 小3〜中3対象 要事前申込(5月26日より電話受付・先着25名) |
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会期:
2005年6月7日(火)〜7月31日(日) |

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開館時間:
10:00〜18:00(金・土曜日は〜20:00)入場は閉館30分前まで |


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休館日:
月曜日 ただし7月18日(月・祝)は開館、翌19日(火)休館 |

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観覧料:
一般1300(1100)円、大・高生900(600)円、中・小生500(300)円
( )内は前売および20名以上の団体料金
※県内在住・在学の中・小生はココロンカードの提示により無料
※障害者の方、県内在住の65歳以上の方は当日料金の半額
※コレクション展の観覧には別途料金が必要(本展とあわせて観覧する場合には割引あり) |


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後援:フランス大使館、財団法人伊藤文化財団、兵庫県、兵庫県教育委員会、神戸市、神戸市教育委員会 |



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