兵庫県立美術館

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特集展示 展示室1東山嘉事
風刺とユーモア!カジさんのフムフム・ワールドへようこそ2008年11月22日 (土) 〜2009年3月15日 (日)
兵庫県三田市を拠点に、絵画や立体という概念にとどまらない幅広い芸術活動を展開した
東山嘉事(ひがしやま・かじ 1934-2006)の仕事を紹介する公立美術館では初めての回顧展。


2006年12月に72歳で逝去した東山嘉事(ひがしやま・かじ)は、絵画や立体という概念にとどまらない幅広い芸術活動を展開したアーティストです。彼のユニークで批判精神に満ちた活動と温厚な人柄は、多くの美術家や美術愛好家たちを魅了してやみませんでした。この小企画では、没後のアトリエに遺された作品を中心に、貴重な写真や映像も交えて東山嘉事の全貌に迫ります。

 

《十字架》1955年頃
  

《題名不詳》
2004年以前

 

《人間風景No.3 パーティ》1980-90年頃
  

《生体−螺旋》より 1992年

 

「芸術防衛隊」シリーズより 2002年頃
  

「フム・フム・シリーズ」より 1995年以降

 

《曼陀羅を喰う》より 1994-99年頃
  

《聖なる人》1974年
  東山嘉事 略年譜

1934(昭和9) 大阪市で生まれる。
1944(昭和19) 兵庫県三田市藍本へ疎開、有馬郡藍国民学校に入学。
1950(昭和25) 大阪製図学校(現在の大阪工業技術専門学校)機械製図科卒業
1956(昭和31) 中央美術学園油絵科卒業、中央美術協会会員となる
《十字架》で第9回関西行動展マロニエ賞受賞
大阪市浪速区へ転居
1957(昭和32) 白鳳画廊(大阪市)で個展
1958(昭和33) 株式会社日新デザイン課に入社、ディスプレイデザインに従事する
1960(昭和35) 東京へ転勤となり、小金井市へ転居
1961(昭和36) タム・タム芸術集団同人となる
同人雑誌『TAMTAM』、『総合芸術』に漫画を発表
1965(昭和40) 漫画集『鎮魂曲絵巻』(A5版、30ページ)出版
1968(昭和43) 『中央美術』に漫画「ウォー」を1年間連載
三田市藍本へ転居、「フムフムの園」シリーズを開始する。
1971(昭和46) 第1回兵庫県美術祭招待出品(兵庫県立近代美術館、2〜4,8回も)
1975(昭和50) 三田市四ッ辻の正山窯で作陶を始める
1977(昭和52) 兵庫県展に《地の群れA》を出品、近代美術館賞を受賞
1981(昭和56) 第3回ジャパン・エンバ美術コンクール入選(8回も)
三田市立長坂中学校に陶壁画を制作
1983(昭和58) 第7回日本陶芸展前衛部門に入選(10,11回も)
1986(昭和61) 第1回「八木一夫賞」現代陶芸展に《炭化風景シリーズNo.12》を出品、大賞を受賞。
1987(昭和62) 画廊ぶらんしゅ(池田市)で個展(92,94,96年も)
1988(昭和63) 芦屋アートクラフト(芦屋市)で個展「奇妙な人間群像−羅漢七変化」
1989(平成元) 神戸具象彫刻大賞展で市制100周年記念賞を受賞
六甲アイランドCITY彫刻展で優秀賞を受賞
第1回三田市文化賞受賞
1990(平成2) 「'90兵庫の美術家」に出品(兵庫県立近代美術館、99年も)
1991(平成3) 海文堂ギャラリー(神戸市)で個展(94,97年も)
1995(平成7) 「半どんの会」文化功労賞
紙によるフムフム族のオブジェの制作を始める
1998(平成10) 自作詩によるライブを始める
あしゅん(神戸市)で個展(以後2003年まで毎年)
1999(平成11) ほんまち創人村(三田市)で個展
2001(平成13) 『週刊芸術』の発行を始める(2003年まで)
2006(平成18) 兵庫県文化賞受賞、三田市で没。
作品一覧(PDF)
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