Permanent Collection

兵庫県立美術館では、現在約7,000点の作品を収蔵し、年に3回実施するコレクション展で順次紹介しています。
今回は特集展示として、兵庫県明石市生まれの造形作家伊藤隆康(いとう・たかやす 1934-1985)の作品をまとまった形で紹介する「伊藤隆康展−絵画から環境へ」を実施します。
また、当館の建物を設計した安藤忠雄建築研究所から平成16年度に寄贈された安藤忠雄(あんどう・ただお 1941- )関連の資料類を、常設展示室5に「安藤忠雄コーナー」を設けて展示します。
その他にも当館が収蔵している作品を、同時期に開催している特別展にちなみ、各展示室に分けてさまざまな角度から展示します。

主催
兵庫県立美術館
会期
2007年12月1日(土)ー2008年3月9日(日)
※ 日本画については展示替えのため、前期は1月14日(月)まで、後期は1月16日(水)から
開館時間
午前10時ー午後6時(特別展開催中の金・土曜日は夜間開館 午後8時まで)
入場はいずれも閉館の30分前まで
休館日
月曜日 ただし月曜日が祝日の場合は開館、翌火曜日休館
年末年始(12月31日、1月1日)
メンテナンス休館日(1月5日ー1月12日)
観覧料
一般500(400)[300]円/大高生400(320)[240]円/中小生250(200)[150]円
※( )内は20名以上の団体割引料金、[ ]内は特別展セット割引料金
※兵庫県内在住・在学の中小生はココロンカードの提示により無料
※兵庫県内の65歳以上の方は一般料金の半額
※障害のある方とその介護の方(1名)は各観覧料金の半額
会場
兵庫県立美術館 展示棟1・2階 常設展示室


関連イベント 参加すれば、もっと楽しい。


伊藤隆康展関連

 ・2月23日(土) 「伊藤隆康展記念対談」
講師:山崎 均氏(神戸芸術工科大学教授 元・当館学芸員)
聞き手:速水 豊(当館学芸員)
伊藤隆康展を企画立案した2人が、展示の見所や作家に対する思いなどを語り合います。
午後2時より レクチャールーム / 無料


学芸員によるコレクション展ギャラリートーク

 ・1月26日(土) 1階常設展示室
・2月2日(土) 伊藤隆康展会場(常設展示室3北)
・3月1日(土) 小磯良平記念室・金山平三記念室
いずれも午後3時30分より(約45分)
エントランスホール集合 / 要観覧券


ミュージアム・ボランティアによるガイドツアー

 ・会期中の金・土・日曜日(年末は除く)
午後1時より(約45分) エントランスホール集合
1階展示室・2階展示室・屋外のいずれかで実施
要観覧券(屋外の場合は不要)


こどものイベント

 ・12月15日(土)午前「KEN-Viアート探検隊 出動編」
定員25名 / いずれも申し込み制 / 要参加費
問い合わせTEL:078-262-0908
キッズ

同時開催の企画展


河口龍夫−見えないものと見えるもの−


開館5周年記念 ムンク展

展示室1
近代日本の洋画
明治以降、戦後に至るまでの洋画作品を流れに沿ってご覧いただきます。

  小坂象堂
《草摘み(摘草)》
1897年頃

  前田寛治
《赤い帽子の少女》
1926年

  飯田操朗
《風景》
1932年

  浅原清隆
《郷愁》
1938年

展示室2
戦後日本の現代美術その1
−1960年代以降の表現 関西編

特別展「河口龍夫−見えないものと見えるもの−」にちなみ、戦後関西を中心に活躍した作家たちによる、1960年代から70年代にかけての多彩な表現を紹介します。

展示室3北特集展示
「伊藤隆康展−絵画から環境へ」

  《作品6-59》
1959年
(c) Lyuta Ito 2007

  《作品 10-61》
1961年
(c) Lyuta Ito 2007

  《無限空間4-62》
1962年
(c) Lyuta Ito 2007

  《負の手》
1968年
(c)Lyuta Ito 2007

  《無限空間1-79》
1979年
(c) Lyuta Ito 2007

展示室5西
近現代の彫刻
国内外の近現代彫刻コレクションをご紹介します。

  オーギュスト・ロダン
《痙攣する大きな手》
1889年

展示室5東
安藤忠雄コーナー
平成16年度に安藤忠雄建築研究所から当館に寄贈された、建築家安藤忠雄(1941- )の手がけた当館並びにその近辺の建築に関連した、建築模型などを展示します。

展示室3南
戦後日本の現代美術その2
−1960年代以降の表現 全国編

「戦後日本の現代美術その2」と称して、「その1」でご紹介した関西の美術活動と同時代の動向を、山村コレクションをはじめとする当館の豊富な現代美術コレクションから選んで展示します。

展示室4
近代の版画と写真
−表現主義/「流氓ユダヤ」/「神戸風景」

特別展「ムンク展」にちなみ、当館が所蔵する版画作品の中から、ドイツ表現主義及びその周辺に位置づけられる作家たちの版画を展示します。
あわせて、ヨーロッパでの迫害を逃れてシベリア経由で日本にやってきたユダヤ人たちの神戸での滞在のようすを撮影した「流氓ユダヤ」のシリーズの写真と、同時代の神戸の風景を撮影した「神戸風景」のシリーズの写真を展示します。

 ケーテ・コルヴィッツ
『農民戦争』 より
《捕らえられたもの》
1908年

展示室6
陶のオブジェ/日本画−秋から冬へ、冬から春へ
陶芸によるオブジェ作品を展開した八木一夫(1918-1979)と荒木高子(1921-2004)の作品を紹介します。
また日本画では、途中展示替えを行い、前期に秋から冬にかけてのテーマ、後期に冬から春にかけてのテーマを描いた作品を紹介します。

  松岡映丘
《春日の祭使》
1935年
(※12月1日より1月14日まで展示)

  三谷十糸子
《雪》
1945-47年
(※1月16日より3月9日まで展示)

小磯良平記念室・金山平三記念室
神戸ゆかりの二人の洋画家、人物画の名手小磯良平(1903-1988)と、風景画の名手金山平三(1883-1964)の代表作をそれぞれ展示します。



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